みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
1.《ネタバレ》 10品も入ってるお得なホラー・オムニバス。ただ、思ったよりお化けをハッキリ「見せてゆく」系統の作品が多く、その見せ方も良かったり悪かったりで、粒揃いと言えるレベル、というワケでもなかったかと。どちらかと言うと前半の方が面白いし、怖さも上回る気がする(ただ、一番気に入ったのはラス前の『どろぼう』ですケドね)。 ①追い越し:暢気でコミカルな大部分に比べ、肝心の「追い越し」の場面は中々気味の悪い緊迫感がスウッと盛り上がる。チープなラストの描写もそれなりには不気味だし、掴みとしてはOKだろう。 ②影男:話の内容は在って無いよーなもんだが、音が単純に結構怖いし、10分近くずーっと緊迫感ある状態が続くので、小品ながら「ホラー観た」感がある。こーいう意味不明なのも短編だとそこそこ悪くないすね。 ③尾けてくる:中々奥ゆかしいお化けだし、完全に暗くならないうち、所謂「逢魔が時」に出てくるのも、何故だろうどこか好感が持てるというか。諸々やり過ぎないというのが却って怖い、という良品。 ④一緒に見ていた:こっちは割かしアグレッシブなお化け。瞑目させた、と思ったらギロッと目を見開く、というのが中々秀逸でしたね。他はホラー描写としては比較的月並だけど、別に悪くはない。 ⑤赤い女:今作、悪霊は見た目の面は抜群だが、惜しむらく(多分)予算が無い所為で襲い方は非常に力技かつチープ、で、結局ちょっとコメディ風に仕上げるしかなかった、という感じかと。結果、見た目のワリにあんまし怖くないという。 ⑥空きチャンネル:例えば、スマホだのPCだのからお化けが出てくる、というのはちょっと風情が無いと思ったりするが、ラジオくらいレトロだと今や、まあまあこのお化けセンスが好いな、とも思える。とは言えこの話、クオリティ自体は諸々平凡。 ⑦どこの子:件の赤い少女が柱の影から覗いてる最初のシーンのその笑顔には中々悍ましい怖さがあったが、その他の描写はつくりもの感満載で色々とイマイチ。特にラストの特殊メイクとか、意味分からん。 ⑧続きをしよう:妖怪ばなしの類だろうが、確かに狐につままれてるかの様な不思議な雰囲気がある。ただ、子供が結構派手に流血してるサマは単純に痛々しい。音も「グシャァッ!」とか心地悪いし。 ⑨どろぼう:イイですね~こーいうのが結局一番気味悪いっすよね。陰口を叩く田舎な感じも嫌らしいし、あの奥さんの表情も実に不気味でした。本オムニバスでは一番好きですね。 ⑩密閉:ラストはエライ突拍子も無いモンスター系。正直驚かし系なだけで全く怖くないし、意味も分からん。ただ、ラストで「地獄に堕ちろ…」と呟く女の子がほのかにイイ風味を醸してたかと。 【Yuki2Invy】さん [インターネット(字幕)] 5点(2020-12-18 00:18:48)(良:1票)
【点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS