みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
15.《ネタバレ》 「その深さ30cm」 見終わった後の率直な感想です。 この深さは物語の深度のことです。 何か脚本がいい、仏陀の教えが入ることによってグッと良くなっている・・・等々のレビューが散見します。 そのようなレビューを読んで、観たからか、とても浅薄な感じを受けてしまいました。 何がそうさせたのかというと、それは「結末」です。 「無間道」「インファナル・アフェア」という題材を扱ってしまったところが、まさに「無間道」にハマってしまっている・・・ 釈尊は「無間道」ということを本質的にどう、説いていたのでしょうか?! そして、それを元に、どう生きるべきなのかを、問いていたのでしょうか?! ついつい、そこに思いを及ばせてしまいます。 確かに「生きる」ということは「地獄」なのかもしれなません。 しかし、釈尊は天国はどこにあるのかということを、どこでもなく、その人の中にあるとも説いています。 つまり、その人の思考や、行動で天国にも、地獄にもなるということです。 最後に生き残ったラウは、生きることに執着しました。 仕えていた、ボスを殺し、助けてくれた仲間も殺し、そして生き残ったのです。 改心したかに見えましたが、心根は「生きる」ことを何よりも優先した人物です。 その人物が生き残ったところで「無間道」と言われても腑に落ちない。 具体的に言うと、あのエンディングを見て、 「なるほど、そうか、そういうことだよな」 とはならなかったということです。 先に書きましたが、その人が生き様を地獄とするのか、天国にするのかは、その人自身によると釈尊は説いています。 ラウはそれだけ、生きることに執着をしていました。 生き残った段階で、ラウから「シメシメ」というフィールングが伝わって来るわけです。 むしろ、ヤンが生き残れば、なにか「生きる」ことへの葛藤が伝わって来たなぁ・・・と率直に感じました。 なので、とっても浅薄で、その深さ30cmぐらいかなぁと感じたわけです。 釈尊好きなので、なおさらそう感じてしまったのかもしれません。 釈尊の哲学というか、真理とでも言うべき教えは、3000年経った今でも生き続けています。 これは、成熟させ、洗練させるには、10年や20年ではどうにもならない深遠さがあるわけです。 いわば、シンプルでありながら、底が見えない深さがあるわけです。 それを何か、片鱗でも伝えられるメッセージを感じれれば、奥深さを感じたのではと思います。 しかし、ラウが生き残った時点で、それで「無間道」を伝えたの? という映画自体のテーマに、疑問を持つわけです。 サムの犬という時点で、生粋の悪なわけで、少々改心したようなパフォーマンスをしてみせたところで、説得力はありません。 出家して、仏門にでも入るという展開なら、また違ってましたが、人は口では、色々言えますからね。 まして、人殺ししちゃう人が何言っても、説得力はないわけです。 何か下心ありありで「チャンスをくれないか」という時点で、だめでしょ。 本当に改心する気があるなら、ヤンが言ったように「法廷」でしかるべきジャッジを受けるべきです。 その覚悟があれば、なるほど「改心」する気があるだ・・・ということが伝わってきます。 その「法廷」を逃れようとした段階で、深さ30cmになるわけです。 生きることに執着して、最後に生き残って「無間道」と言われてもね・・・ということです。 刑務所入って「無間道」となれば、別ですけど、堂々と警官として存在しているわけですから、それはラウにとって「天国」ですよ。 あのエンディングは、ラウにとって、最高のハッピーエンドであって、見てる方にとっては、なんとも釈然としない気持ちにさせるのではと思いました。 ヤンは、堅気に戻りたかったわけです。 そして、唯一自分の存在を証明出来る、ウォン警視を失います。 その中で、心の葛藤を持ちながら生きるのは、ヤンだとばっかり思っていました。 どちらかが死ぬのではなく、どっちも生きれば「無間道」になったかもしれませんね。 物語自体は、引き込まれるし、展開もいいし、サスペンスの緊張感もあるので、もったいないです。 しかし、釈尊の「教え」を中途半端に取り入れてしまったところが、残念さを倍増させていると感じました。 【レスポーラー】さん [DVD(吹替)] 5点(2021-01-07 13:33:31) 14.《ネタバレ》 誰かトニー・レオンにマナーモードのボタン教えてやれよ、と思いました。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-09-25 22:59:55) 13.潜入捜査官やマフィアのスパイが蔓延しているというシチュエーションはスリルがあった。主演二人が邦画の若手にはあまり見かけないタイプの俳優で飽きずに見れた。続編を前提にした、飛び飛びの脚本は、勢いがあるものの、やや粗く感じる 【よいしょ】さん [CS・衛星(吹替)] 5点(2013-09-21 16:05:57) 12.《ネタバレ》 なんだかな~~、結局悪いやつが過去をじょーずに処分して終わり、っつう事でしょ? というかバレちゃった彼女(婚約者?)はその後どうなったんでしょうねぇ…。まぁ設定としてすごく面白いし、ドキドキする展開はよく出来てます。それだけにラストがなぁ~あんな嘘っぽい敬礼されてもなぁ~~(残念) なんのかんのいいつつ主演2人の男臭さはカッコイイとオモイマシタデス 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-01-10 11:07:29) 11.ハリウッドでリメイクされるだけはあるなと思えたが、途中途中に入るとってつけたような恋愛描写がいらない。また、ところどころテレビドラマを思わせる安っぽい演出があり、そこも残念。エンディングロールでの訳のわからない歌にも閉口。 【峠のわが家】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-01-05 01:08:38) 10.「ディパーテッド」を先に見たがあまりよく覚えていない。なんか結末が違うような気がしたがどうなんでしょう? いずれにしろ「ディパーテッド」もこちらも個人的にはイマイチでした。すみません。 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-08-23 00:01:58) 9.《ネタバレ》 この手の映画は好きなはずですが、いまいち肌に合わなかったようだ。醸し出すほどの緊張感が序盤になく、個人的にはノレなかった。まぁ無駄なく描いているのだろうが、もう少し二人に集中して描写して欲しかった。でもトニー・レオンの男臭さは凄かった。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-06-22 23:04:51) 8.最後がちょっと、しっくり来なかったな~! 【Dr.Tea】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-08-06 00:47:47) 7.第1印象は淡白。悪である組織がまったく恐ろしくなく、正体がばれたらヤバイという緊張感がまったく伝わってこない。致命的なのは、成人した潜入捜査官が貧相で情けないということ。この時点で勝負あり、てな感じ。 【リニア】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-04-29 18:46:11) 6.香港ノワールの独特のニヒリズムが発する臭さを継承しつつも、その臭さをぎりぎりのところで抑え、より洗練されたドラマに仕上げたストーリーが好評を得ているのだと思うが、個人的にはもっとドンパチが見たかった。臭いドンパチが見たかった。モールス信号は無理があるけど面白い。若き日の姿はもうちょっとなんとかならなかったのか。それからケイタイはマナーモードにしましょう。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-02-06 13:12:42) 5.ポイントは個々人にとって色々あるだろうが、自分はラウの人生は本当に無間地獄なのかという点に注目してみた。 冒頭に触れられていたが、無間地獄とは絶え間なく責め苦にあうという意味だが、ラウの人生は果たしてそうだったのか? 最初の見所である内通者合戦からラウは命懸けでボスを守ろうとしている。はっきり言って悪の道を必死にやっているようにしか見えない。 つまりラウという人間が本当は善人であり、善人なのに苦しみながら悪事に手を染めているようには見えないのである。彼の行動は全て自分自身のことしか考えていないように見える。 ラウの苦しみが描かれていないからイマイチ感情移入できないのである。一方、ヤンの方は安心して眠れる場所はただ一つ、ケリーチャンの椅子だけであり彼の苦しみ、地獄は感じ取れた。 チャンが次は見た夢を教えてと精神科医として言った時に、「夢で会おう」と語ったセリフはカッコ良かった。 ラストももう一工夫欲しかったと思う。 自分なら、善人の道を歩みたいと嘆いたラウに対して、潜入の苦しみを知っているヤンはこの地獄から抜け出させるために手を差し伸べるようにすると思う。 そのやっと掴んだ自分の道を一歩、歩もうとした時にもう一匹のイヌが出てくる方がいいだろう。 イヌはヤンを殺し、証拠をネタにラウを再び悪人の道に引きずり込む。それが無間地獄というモノだろう。 ラストの歌にもあるようにやっと見つけた自分の道が、自分の人生を変えることも許されずに、振り出しに戻る、それが地獄というもの。 イヌを殺したら地獄でも何でもない。少しLAコンフィデンシャルに似ているのもマイナスかと思う。 【六本木ソルジャー】さん 5点(2004-09-19 00:35:17) 4.非常におもしろいストーリー。でも香港映画ってやっぱりなんかバタ臭い。 【ドレミダーン】さん 5点(2004-07-11 18:08:42) 3.この手の映画は、私には合わないようです。 【よしふみ】さん 5点(2004-05-29 13:06:23) 2.なんでここまで評判がいいのかよく分からない。確かに主役二人はなかなか魅力があったけど…。なんちゅうか引っ張るだけ引っ張ったのに少々あっけない。それとケリーちゃんをもっと出せー。 【ぷりんぐるしゅ】さん 5点(2004-04-05 23:03:35) 1.異様に評判が良い本作ですが、元々「マフィア・ヤクザ・チンピラ」モノが好みでないこともあって個人的には今一。いつもの劉徳華作品風タイトル・バックに一瞬「風雲ストームライダーズ」が頭を過ぎりましたが、後は本格ハードボイルド。これからラウ警視(何で役名が同じなの?)は一人秘密を背負って無間道を生きていく…。総集編風の導入部もあって、肝心の主人公二人がどっちがどっちか判らなくなってしまうのは「風雲~」同様大きなマイナス。一番面白く感じたのは序盤のスパイ二人による情報のリーク合戦。全編あの調子なら個人的にもっと楽しめたと思います、5点献上。 【sayzin】さん 5点(2004-02-07 14:17:52)
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