みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(5点検索)】
3.《ネタバレ》 いずみたく先生の主題歌。だもんで、音楽が妙に明るく、妙に陽気。いきなり宇宙に飛び出したはいいけれど、UFOを目撃しても誰も慌てず騒がず驚かず、宇宙で入浴とか、どうでもいいシーンばかりが登場し、一向に怪獣が出てこない。もしかして、こんなタイトルだけど、これは怪獣が出てこない映画なんじゃないか、と諦めかけたその時。 さんざん待たせて、ようやく出てきたのがオマエかよ。 とは言いたくなるものの、まあ確かにこの造形、宇宙っぽいっちゃあ、宇宙っぽい。 特撮の方も、最初はどうかと心配させられるものの、以外に頑張ってる。松竹にも作れちゃうのが、怪獣映画。 怪獣が暴れ出すと、あんなに陽気だった音楽が一転、ひたすら単調で地味なテーマに。まるで盛り上がらない。 で、せっかく大暴れしてた怪獣も、例によって、ツマラナイ弱点があり、結局は塩をかけられたナメクジのごとき最期を迎えて。 対象年齢不明の映画でした。 【鱗歌】さん [インターネット(邦画)] 5点(2021-03-11 23:31:00) 2.《ネタバレ》 子供の頃、夏休みになると大映や松竹の特撮映画を放送していて、本作も毎年のように見ていました。それ以来ですから本当に数十年ぶりの鑑賞。みごとに忘れています。というか、序盤はもしかして放送していなかったんじゃないかと思うくらい記憶にありません。そもそも、話の流れからすると月面基地に立ち寄るエピソードは必要ないはず。どうもこれは、当時子供向けの雑誌や書籍によく載っていた「未来の予想」を映画化したような感じではないかと思います。それで、月面でも野菜が採れるし、水もあって風呂にも入れると。大阪万博の3年前、未来は明るかったんですね。 それ以外にもシナリオは酷い。隊員同士の三角関係というのも、大人の観客を意識したのかもしれませんが面白くない。半分くらいの長さで終わりそうなプロットを、あれやこれやで無理矢理引き延ばしたように思えます。それと、特撮ものは本編と特撮とのコンビネーションが重要だと思うのですが、そのあたりがボロボロ。特撮のみならまだ見られるのですが、人物と合成のカットは全然ダメ。いかに東宝の本多・円谷コンビが優れていたかを再認識しました。ただ、ギララのデザインはけっこう好きなので、おまけで+1点。 余談ですが、WOWOWに加入して最初に見た映画がこれでした。なんか情けないぞ。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-01-09 19:39:24) 1.松竹が怪獣ブームの煽りを受けて製作した唯一の特撮怪獣映画。スタッフ&キャストも”地味”の一言であり、東宝と違って「取り敢えずついでに作ってみました~」的な投げ遣りさとやる気の無さが随所に滲み出る怪作としか言い様がない。主題歌を倍賞千恵子ってのも何とも場違いで浮きまくり。後に「男はつらいよ/寅次郎真実一路」の冒頭にギララ出現シーンが使い回され、ソレで本作の存在を知った方も少なくないかも。もうソレくらいマイナー。日活の「大巨獣ガッパ」は親子3匹登場するからまだマシだったが、コイツは一匹だけしか出ない上にゴジラみたいな無敵さを誇るでもなく弱いし、迫力も今イチだし。しかし!この手のマニアは酒の席で話題に乗り遅れない為にも必見と言えよう。 【へちょちょ】さん 5点(2004-01-15 11:10:23)(良:1票)
【点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS