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グランド・ホテル

Grand Hotel
1932年【米】 上映時間:112分
ドラマモノクロ映画戯曲(舞台劇)の映画化
[グランドホテル]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2017-05-26)【イニシャルK】さん
公開開始日(1933-10-05)


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監督エドマンド・グールディング
キャストグレタ・ガルボ(女優)グルジンスカヤ
ジョン・バリモア(男優)ガイゲルン男爵
ジョーン・クロフォード(女優)フレムヘン
ウォーレス・ビアリー(男優)プライジング
ライオネル・バリモア(男優)クリンゲライン
ジーン・ハーショルト(男優)ゼンフ
フランク・コンロイ(男優)ローナ
ルイス・ストーン(男優)オッテルンシュラーク医師
ハーバート・エヴァンス(男優)従業員(ノンクレジット)
エドマンド・グールディング(男優)(ノンクレジット)
落合弘治ガイゲルン男爵(日本語吹き替え版【PDDVD】)
村松康雄プライジング(日本語吹き替え版【PDDVD】)
高宮俊介クリンゲライン(日本語吹き替え版【PDDVD】)
原作ヴィッキー・バウム
音楽ウィリアム・アクスト(ノンクレジット)
ハーバート・ストサート(ノンクレジット)
作曲ヨハン・シュトラウス2世「美しく青きドナウ」「ウィーンの森の物語」
撮影ウィリアム・H・ダニエルズ
製作アーヴィング・サルバーグ(ノンクレジット)
MGM
美術セドリック・ギボンズ(美術監督)
録音ダグラス・シアラー
あらすじ
ベルリンのグランド・ホテル。そこは毎日虚栄心に満ちた人々が宿泊し、遊び、働き、訪れては去っていく場所。隣人の素顔はお互いに知らず、必要以上に関わり合いを持たない。踊りと人気に翳りが見え始め、自殺を考えるロシア人バレリーナ。放蕩の挙句、金策に窮し、ホテル泥棒に落ちぶれた男爵。経営不振を他社との合併で立て直そうとする会社社長。美しいが野心家で実利主義の速記者。死の宣告を受け、最期の人生を謳歌しに来た老会社員。5人の人間模様を中心に、ホテルは万華鏡のように人生が転回していく様を映し出す。

くなくな】さん(2004-06-19)
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【クチコミ・感想(6点検索)】

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15.《ネタバレ》 “Grand Hotel”とは、欧米において、その地域の最上級ホテルを指す…みたいです。日本では最上級=グランドとは限らないけど、まぁ、その地域の『格が高めなホテル』には違いなさそうです。 主要登場人物の5人は、たまたま同じ日々をこのホテルで過ごし、その後の人生が変わってゆく。今でこそもっともっと複雑な人間関係が絡む映画も出来ているが、90年以上も昔の映画だけにシンプル。当時斬新な作品として世に登場したこの群像劇は、今の目では目新しさはあまり感じられないけれど、それは後年、色んな作品で散々弄り倒さ(パクら)れたスタイルだからだろう。 この映画のキモとなるところは、登場したときには思いもしなかったカタチで、ホテルを後にするところ。そして全員がハッピーエンドじゃないところ。グルジンスカヤの希望からの絶望は描かれることがないけど、真相や結末はホテルを出てから、エンディングのその先の話となる。 私はこの映画のような格式高いホテルに連泊したことがないので解らないけど、泊まり客同士で、あんなに交流を持つものなんだろうか? みんな富裕層なので、同族意識のようなものがあるのだろうか? 温泉大浴場にて ??「こんにちわ!」私「あ、こんにちゎ…」 ??「地元の方ですか?」私「え?はぁ…まぁ…へへへ」 ??「私、大阪から来たんですよぉ」私「え?あ。へ、へえぇ~~・・・おおさか・・・」 大阪人「・・・」私「・・・」 大阪人「さって、先に上がりますね~じゃ!」私「あ、どうも・・・」 う~ん…ここ10年でも挨拶程度しか記憶がない。私が人見知りすぎるのかな?…恐るべし富裕層のコミュ力。 そんな私からすると、やはり庶民の代表のようなクリンゲラインが共感を得やすかった。死ぬ前の豪遊。クリンゲライン目線で、今まで見上げるだけだった富裕層と同じ目線で同じ景色を観て、ゲームや酒に興じる。その先に待つ第二の人生。 彼の寿命が伸びるとは思えないけど、残りの人生に良い変化をもたらせた一人だろう。 じゃあ、クリンゲラインが手に入れたものって?グルジンスカヤが一転して希望に溢れた理由は? 人生の価値の有る無しを感じる基準って、結局“金”と“異性”なのかなぁ…?いやあと“時間”も大事。絶対。 K&Kさん [DVD(字幕)] 6点(2024-01-19 22:29:59)

14.ホテルを中心に色々な人の物語が同時に繰り広げられていく展開は当時としては斬新だったのでしょうね。ストーリーもそれなりに面白い映画でした。 ProPaceさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-08-26 20:10:53)

13.《ネタバレ》 群像劇の元祖だそうですね。面子がそれぞれ印象強烈なメンバーを揃えてきてます。覚えるのに苦労しない、これすごく大事なことなのかもしれないなあ。金欠の速記者に余命わずかの帳簿係、社長に詐欺師に詰んでるプリマ、ここに狂言回しの医師が淡々と状況を整理解説と、この配役の妙。展開するドラマはいたって地味で、まあ殺人事件は起こるけれどもそれだってさしてドラマチックにならず、やがて夜が明けて人々はチェックアウトして三々五々散ってゆく。一人訳が分からず残されたガルボもまた車に乗せられて、後に残るはいつもの日常業務に勤しむホテル従業員。と、ここで例の医師がぼそりとまとめに入る。人生こんなもの、色々あったり無かったりと達観したようなこの話、実は意外と深いのかも。 tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-09-26 00:09:26)

12.《ネタバレ》 グランドホテルに宿泊する人々の悲喜こもごもの人生。オチが弱いですが、当時としては画期的なシチュエーション・ドラマ。「グランドホテル形式」確立の米アカデミー作品賞受賞作。 獅子-平常心さん [DVD(字幕)] 6点(2012-09-12 00:56:43)

11.この時代の映画が、今の時代に残っていて、鑑賞に堪えうること自体がすごい(逆にこれを70年後にサルまねして、下らない映画しか作れないのは、相当、痛い)。 みんな嫌いさん [DVD(字幕)] 6点(2008-08-31 18:00:50)(良:1票)

10.人物の個性や背景の見せ方の作りは中々上手。エピソードのいくつかに魅力は感じるものの、正直期待以上の面白味は感じません。期待が高すぎました。終盤の急展開は流れ的に無理をしすぎかと。 MARK25さん [DVD(字幕)] 6点(2007-02-03 21:44:44)

9.《ネタバレ》  様々な人間ドラマが折り重なりながら展開していきながらも、「グランドホテル 人が来ては去り行く 何もなかったように」というセリフのとおり最後は何もなかったかのように終わっていきます。  正直、ストーリー的にはそこまで惹かれなかったんですが、グレダ・ガルボとジョーン・クロフォードの美しさはよかったですね。 TMさん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-01-03 22:43:51)

8.いわゆる「群像劇」の元祖とされる第五回アカデミー作品賞受賞作ですけど、ここから70回以上の歴史を重ねてから同賞を受けた最新の群像劇「クラッシュ」等と比べれば、当たり前ですが、非常にシンプルで小ぢんまりした印象の作品になってます。「ハイ・ソサエティ」(アメリカ人の大好物)の象徴・高級ホテルに集うセレブ達の実情を描いていく物語には、悲哀と共に皮肉も込められていたんでしょうか。しかしホテルは我関せず。彼らは去り、また新たな宿泊客達がそれぞれのドラマを開演していく。このラスト・シーンは結構クールでしたね。ところで、オープニングのフロントでの長回しや、部屋の内と外での登場人物達の違い(表の顔と裏の顔)等には、他のどの群像劇よりも、私はロバート・アルトマンを感じました、6点献上。 sayzinさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-04-22 00:01:22)

7.グランドホテル形式という用語として今も使われるくらいだから群像劇としてのパイオニア的価値は大いに高いのだろう。登場する者全てがグランドホテルを介して運命を大きく動かされるという物語もさることながら、映画会社の壁を超えたオールキャストは当時の観客を存分に魅了したことだろう。今観ると、人気の度合いによって映る度合いも考慮されているような窮屈感も感じなくはないが、当時としては主演に配された花形スター以外に光が当たることもそうはなかったわけで、じゅうぶん前衛的だといえる。また、そういった商業主義的な妥協も含めて大衆娯楽としての責務を十二分に発揮した作品だとも思う。 R&Aさん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-03-28 18:53:47)

6.沢山の人間がホテルという環境の中で見せる人間模様をグランドホテル形式で見せるこの映画、役者の豪華さと演技の上手さは素晴らしいと思うものの、如何せん、話的にあまり面白味が感じられないまま終わってしまったという印象!それなりに楽しめはするものの、期待以上の出来ではなかった気がする。人、それぞれの人間模様を映し出す時のカメラワーク、構図とでも言いますか?は見るべきものがあるとは思いました。よって、点数を付けるとすると、そんなに悪くはないし、けしてつまらない訳でもなかっのでこの点数です。 青観さん [DVD(字幕)] 6点(2006-02-25 17:36:24)

5.スターが集まると焦点がぼやける映画がちですがそれを逆手にとって上手くまとめたのがグランドホテルスタイルなんでしょうね。でもやっぱり絡まない人間同士がいるためストーリーにおいてのサスペンスもロマンスも希薄さを生んでしまっている。こんなに沢山の人間が出ているんだからもっと複雑に絡み合うストーリーに出来れば文句なしの映画だったと思う。 亜流派 十五郎さん [DVD(字幕)] 6点(2006-01-26 22:03:24)

4.《ネタバレ》 医師の言葉に象徴されるように、去る者あれば来る者があり、死に行く者があれば生まれる者がある。一人一人になにかが起きても世界は続きます。それでもやっぱり印象に残ったのはお金に関すること。死んだ男爵を悲しむ友人のクリンゲライン、男爵に恋していたフレムフェン。二人は男爵の死を嘆きながらも、クリンゲラインはお金の力でフレムフェンを誘い、それに乗り幸せそうにホテルを出て行く二人。男爵の死がお金によってもたらされた不幸であるのに対し、クリンゲラインはお金によって幸せを手にするという強烈な皮肉を感じずにはいられませんでした。 アンダルシアさん [DVD(字幕)] 6点(2006-01-22 23:22:11)(良:1票)

3.MGMスター勢揃いの豪華キャストで贈るグランド・ホテル形式というモノまで生み出した一箇所にたまたま集まった人間による群像劇。主に主題として描かれているのは個々の人生観だが、様々な伏線を張り巡らせ、最終的に1本の線へと集約し全ての物語を昇華させるという現在のグランド・ホテル形式映画の基本がまだ確立されていないのは、まだこの形式が珍しかった当時を考えると仕方がないか。個々の物語がAとBのストーリー、CとDのストーリー、AとCのストーリーというように最後まで別々に展開し、そのストーリーの間につながりが欠けている。また他のキャストも豪華にすることで薄らげようとしているが、ジョン・バリモアとグレタ・ガルボという二大スターのラブストーリーが強烈すぎて脚本を食ってしまい、他の物語が霞んでしまっている。一つの形式を創った古典だということは評価できるがストーリー自体はそれほど面白くはなかった。 Arufuさん [DVD(字幕)] 6点(2005-08-26 11:42:03)

2.《ネタバレ》 当時の豪華スター競演の話題性で、鳴り物入りで公開されたみたいですが、どうも今一つの感がぬぐえません。そもそも、おばあちゃん以前の時代の映画ですから、説明映像とかがないと、スターはガルボとクロフォードとジョン・バリモアの3人だけだと思っちゃいますよ。え、あの無能な社長もスターなの?って感じで。それともうひとつ、今一つに感じる理由は、スターに遠慮して、ガルボとクロフォードが直接競演しなかった結果、話の掘り下げが浅くなってしまったことです。ドラマとしてはいっそ、スターなんか使わない方が5人の主役を絡めてもっと面白い展開に出来たと思います。でもそれだと、看板のオールスター・キャストが消えちゃいますから、難しいところですね。 ただ、この映画が後の時代に与えた影響は大きいです。グランド・ホテルは今やシティ・ホテルと化して、世界中に散らばっているし、映画としても、オールスター・キャストと「グランド・ホテル形式」を確立した雛型ムービーになってます。ここまでになったのは、話題だけの薄っぺらな駄作にならずに、見せ場や構成を考えて、全体を品良くまとめたからだと思います。俳優はスター性は関係なく、バリモア兄弟とクロフォードがなかなかの好演でした。脇役のスゼットやシノヴィッツがいい味で、あとはやっぱり出て来るだけで、空気が一変してしまうグレタ・ガルボの美しさが特筆ものでしょう。ただ演技は少々オーバーアクションですが。 くなくなさん [DVD(字幕)] 6点(2004-06-19 12:46:32)

1. 出木松博士さん 6点(2001-01-15 19:39:11)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 61人
平均点数 7.00点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
446.56% line
534.92% line
61524.59% line
71829.51% line
81219.67% line
969.84% line
1034.92% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.75点 Review4人
2 ストーリー評価 7.14点 Review7人
3 鑑賞後の後味 7.57点 Review7人
4 音楽評価 6.80点 Review5人
5 感泣評価 5.00点 Review3人

【アカデミー賞 情報】

1932年 5回
作品賞 受賞 

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