みんなのシネマレビュー

さや侍

Scabbard Samurai
2011年【日】 上映時間:103分
ドラマコメディ時代劇
[サヤザムライ]
新規登録(2011-06-04)【+】さん
タイトル情報更新(2016-09-03)【イニシャルK】さん
公開開始日(2011-06-11)


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監督松本人志
演出ほっしゃん。(うどん鼻すすり指導)
諸鍛冶裕太(アクションコーディネーター)
キャスト野見隆明(男優)野見勘十郎
熊田聖亜(女優)たえ
板尾創路(男優)見張り役の門番・倉之助
柄本時生(男優)見張り役の門番・平吉
りょう(女優)三味線のお竜
腹筋善之介(男優)骨殺死 ゴリゴリ
伊武雅刀(男優)家老
國村隼(男優)変わり者のお殿様
寺十吾(男優)
松本人志(男優)(ノンクレジット)
竹原ピストル(男優)
脚本松本人志
板尾創路(脚本協力)
撮影近藤龍人
製作吉本興業
製作総指揮白岩久弥
プロデューサー鎌田賢一(ラインプロデューサー)
制作ファントム・フィルム(制作プロダクション)
よしもとクリエイティブ・エージェンシー(制作プロダクション)
配給松竹
特撮長谷川靖(VFXスーパーバイザー)
衣装宮本まさ江
ヘアメイク豊川京子
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【クチコミ・感想(6点検索)】

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4.《ネタバレ》 最初、斬られても撃たれてもクビ折られても、死なない主人公に、「そういうの面白く思えって価値観?」と、ちょっと心配になった。途中の30日の業自体も、ギャグがスベっている感満載だったので、ますますその思いが募る。コレ、本気でこの「業」の部分を笑えって思ってるんなら、勘違いも甚だしいだろう。 途中で、業が公開されるようになってから、「コレは、お笑い興行の話なのか!」と感じた。出演者と作家、観客が一体となって創りだす、興行の世界。そういうの描こうと思っている? と、思っっていたら、最後、「追い詰められ、最中を押され」た侍が、失った刀を取り戻しただけではなく、以って娘に闘う者の誇りと生命の連綿を教えたのだと、気付いた時には、感動した。 ちょっと、ギャグがつまらないけど、なかなかヤルじゃん、松本。今まで食わず嫌いで申し訳ない。 …それにしても、「うどんすすり指導 ほっしゃん。」なんて映画のクレジット、初めて見たぞ。…そこもギャグ? Tolbieさん [DVD(邦画)] 6点(2011-11-08 13:25:11)

3.《ネタバレ》 門番のふたり。娘。殿様。家老。脇を固める役者がみなとてもうまく、いい味をだしている。松っちゃんは、今回の映画ではじめて役者を信用し、助けられはじめたと思う。映画は総合力だと思うので、とてもいい傾向だと感じた。大枠のアイデアもすばらしい。松っちゃんの才能がうまく使える構造をみつけたと思った。テンポもよかった。でも、残念ながらシナリオには釈然としない部分がやはりけっこうあった。父親を見捨てたり反発したりするのは、もうちょっと歳が上の娘なんじゃないかなぁ。違和感。大がかりなセットも、たかが罪人のために誰がどうやって作ったのか。期待した野見さんの素人感もあんまり効いてない。あと、最後、切腹しなくてもいいんじゃないかとか、歌わなくてもいいんじゃないかとか。つめが甘い印象がありました。ただ、すごく好きなシーンもあって、さや侍と娘がはじめて手をつなぐシーンはよかった。子役の女の子がすごくいい笑顔。嬉しくてたまらないといった様子で、見ていて心があたたかくなった。こういう絵がとれるんだから、松っちゃんは一回ギャグ忘れてみるのもいいんじゃないかと。 コダマさん [映画館(邦画)] 6点(2011-06-19 03:17:05)(良:1票)

2.《ネタバレ》 今日、渋谷に見に行ったら、たまたま主演のおっちゃんの挨拶&お見送りなんてのをやっておりまして、映画が終わった後、握手して一緒に写真撮って貰いました。だけど、このおっちゃん、何者やの? さて、映画のナカミですが、万人に判って貰う映画を作ろうとする意識と、松ちゃんの笑いのオリジナリティとは何ぞや?って追及とが具体的なカタチになって表れて、そしてその葛藤のままに作品になったような感じがしました。これまでの作品よりも、マトモな映画に見えて、それは逆にちょっと居心地の悪い感じ。意識が映画から離れてゆかない分だけ、これまでよりも格段に見易くなっているんですよね。ある意味、快適。だけど、これまでの松ちゃんの映画から考えたら、その快適さってのは、なんだか気味が悪いぞ、って感じで。30日の期限の間に繰り広げられるネタの数々はコント集風で、それが映画的な物語の流れになっていて、徐々に盛り上がって行って、ってここら辺で妙に媚びている感じに思えて、だからラストのあの選択で黙らせちゃう、あそこでそれまでのノリをガクッと落としてしまう、そこに松ちゃんの、ちょっと意地の悪い意図が隠されているような気がしなくもなく。そういう、通俗的な表現を一貫させながら、最後に冷や水を浴びせる作りは多分、計算されたものなんでしょう。だけど、じゃあ、それが望まれたカタチなのかなぁ?と。映画だの映画じゃないだのって煩い連中の言葉なんぞ聞く事なんてなくて、ただ裸の松本人志ってのを突き進んでいいんじゃね?みたいに思うんですよ。イソップの『ろばをかついだ親子』である必要はないでしょ。今回は「映画」を意識し過ぎた感じかな。 あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 6点(2011-06-17 20:37:17)(良:1票)

1.《ネタバレ》 野見さんはカモフラージュ。本作は松本人志の強烈な心の訴え。松ちゃんの考える所の「芸人とは」「今、芸人として壁にぶち当ってます」という気持ちがそのままストーリーに。まず、さや侍とは「笑わす力が衰えた芸人。でも人を笑わす気持ちは捨ててない」という人物。さや侍=松ちゃん。娘のたえは「松ちゃんのファン」。松ちゃんの活躍を注目してはいるが、つまらない笑いだったら必要ないから、っていう愛憎一体のファンだ。殿様の息子、これはファンよりも下層の人、要は松ちゃんに関心のない人達。松ちゃんから見るとこの人達に自分の笑いを理解して欲しいんだろう。門番2人は、松ちゃんの良き理解者でアドバイスをくれる人。高須光聖や倉本美津留ってとこか。「野見さんの罪状は何?」っていう疑問に対し、理由付けが無い。要は「なぜ芸人の道を選んだか、そんな理由は必要ない」ってことだろう。野見さんは3人の殺し屋に殺されかけるけど死なず。でも自害は可能。これって「自分の芸人の道(運命)は自分で決める!」という強い意志の表れ。殿様の息子を30日以内に笑わせるっていう「30日」は、芸人で言うと「生涯の芸歴」の縮図。まとめると「30日間で殿様の息子を笑わすことが出来るか?」→「生涯の芸歴をかけていかに自分(松ちゃん)の笑いを理解できない人を笑わすことが出来るか?」ってこと。ストーリーを順に追ってみる。まず「芸人の道は先行き不安(野見親子放浪)」→「でもお笑い諦めない(暗殺でも死なず)」→「芸人の道を貫くことを決意(逮捕)」→「生涯をかけて人を笑わすことに懸ける(30日間の刑)」→「良き理解者、ファンに支えられ芸を磨くものの(門番や娘)」→「人は笑ってくれない(殿様の息子笑わず)」→「人が好きそうなネタを作っても駄目(風車を用意)」→「世間から情けをかけられる(切腹保留)」→「重要なのはお金じゃないんだ!(トウモロコシ嬉しくない)」→「芸人の意地。同情で笑ってくれるくらいなら芸人辞める(切腹)」→「こんな芸人の生き様ってどう?(坊主が遺書読む)」→「松ちゃんファンは感動(娘泣く)」→「今まで自分の笑いを理解してくれない人も笑ってくれた(殿様の息子笑う)」→「時代が流れると誰も自分の事なんて忘れるよね(野見さんの墓石)」。松ちゃんは自分の笑いを理解してくれない人への苛立ちが強く、そして自惚れ屋さんですね~。最後に殿様の息子が笑ったシーンを入れる所が、まさに(笑) VNTSさん [映画館(邦画)] 6点(2011-06-17 15:33:57)(良:4票)

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【点数情報】

Review人数 53人
平均点数 4.60点
059.43% line
123.77% line
211.89% line
3916.98% line
4611.32% line
51324.53% line
647.55% line
7713.21% line
847.55% line
911.89% line
1011.89% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.60点 Review5人
2 ストーリー評価 2.50点 Review6人
3 鑑賞後の後味 2.16点 Review6人
4 音楽評価 3.60点 Review5人
5 感泣評価 2.16点 Review6人

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