みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
9.《ネタバレ》 面白かったです。 いわゆる「変な人」を扱った映画のひとつ。あんなことをしながら「治安を守るため」に働いていると本人は本気で思っていたようです。道警の予算で銃器を買い取り、摘発や押収扱いにして点数を稼ぐ。市井に流通する銃器数が減るのは確かだけど、密輸密売組織を肥えさせる見識はありません。登場人物たちの本気ぶりが滑稽に映る作品は、コメディとして上質です。 序盤、刑事部屋に「努力目標」のタイトルで映される摘発の点数表は興味深かった(ホンモノかどうかは分かりませんが…)。傷害にしろ過失にしろ強姦にしろ、人が死んでいる案件は一律18点。公然わいせつは1点。あれが組織内の出世の目安なら、ストーカーなどに身の危険を覚えて通報してもスルーされる理由が理解できます。 余談。30年ほど昔の話ですが、スピード違反で免停・罰金8万円を払わされたことがあります。そのとき、板橋警察署の交通課巡査がやったことを記しておきます。首都高速5号線の下の道路を走っていたときでした。ニッサン・スカイラインがバックミラーで急拡大しバンパーぎりぎりまで接近されました。気持ち悪くてアクセルを踏んで逃げました。すると再びぎりぎりまで接近されました。さらにアクセルと踏んだところでサイレンが鳴り、そこで初めて覆面パトカーだったことが分かりました。その場でも抗議はしましたが、アクセルを踏んだ私が悪いと決めつける態度で違反切符を切る太った巡査がもの凄く憎らしかったです。あれって、今なら完璧な「アオリ運転」として逆に提訴できる行為です。その当時で私と同年齢くらいの巡査だったので、もしかしたら組織内でそれなりに出世しているかもしれませんね。もしそうなら、自宅を突き止めてピンポンダッシュしてやりたいです。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-01-08 20:20:59)(良:1票) 8.ピエール瀧がクスリじゃなくて淫行で逮捕されたので、実話じゃないような気がした。 中盤まではコメディタッチで面白かったけど、終盤は気が滅入る展開で切なくなりました。 登場する人たちは良い人ではないけど、一番悪いというほどでもなかった。 少なくとも人殺しはしてなかったので、二番目くらいの悪さでしょうか。 あと、どうでもいいことだけど、一番エロい女は婦人警官だった。 【もとや】さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-11-20 00:18:37) 7.綾野剛はちょっと無理してる感があって、柔道チャンピオンにも見えないしミスキャストかと。警察もノルマで大変だな。 【noji】さん [インターネット(邦画)] 6点(2019-06-17 00:54:47) 6.最後まで飽きずに楽しめました。 なんかもっと悪いやつが他にいっぱいいそうな気がします。悪いというよりセコイ感じです。 【紫電】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2019-05-02 18:16:34) 5.《ネタバレ》 タイトルと、ポスターと、キャスティングで、少々失敗した模様。 一番悪い奴は誰なのか? ← この疑問符があれば意味は通じるが それでもダサい 柔道のチャンピオンに見えないし、ポスターもコメディなのかドキュメンタリなのか意味不明。 ただ、この最低野郎を演じられる俳優って、人気俳優では少ないので綾野君は偉いとも思う。 で、中身はというと、スポーツ優遇で警察に入ったものの、仕事も出来ずオロオロしてたら 悪徳刑事の舎弟になり、悪の道へ。師匠が逮捕されて、代わって悪徳刑事のアタマになり、 更に道を外れて行く。廻りの刑事も上司も、そんな諸星を利用して点数稼ぎするから、もはや 歯止めは効かず、ついに協力者に裏切られ、大金持ち逃げされて一大事へ・・もうグチャグチャの展開へ 「銃器の取り締まりで成果を出せ」と責められた道警の面々、「普通に捜査したって、1丁も出ないよ」は 本音なんだろうな。別件でガサ入れで偶然発見とかならまだしも、後は命がけの潜入か、スパイを使うしか・・。 それでも結果出さないと、立場がヤバいとの理由で、「警察官が銃を買って来て押収した事にする」という 「ヤラセ・捏造」が横行していくという、本末転倒な警察組織への変貌。 銃を買う金が足りないからと、麻薬の販売で資金調達に至っては、もはや魑魅魍魎の組織へ・・ 最後は、自分も麻薬常習者になり、逮捕されてしまうが、回りや上司の多くは逃げ切ってしまう。 恐ろしいのは、破綻のキッカケになった自首したスパイが、留置所で自殺した事になってる件。 警察内部のヤミの力で、口封じされたとしか思えないトコ。ここは背筋が寒くなった。 まあ、元が実話なのでストーリーはさておき、端々のコメディ調の音楽がどーなのか? 女性との 性行為のシーンがしつこい。Vシネマかと思った。 それでも諸星がダークサイドへ転落する動機や 「軽率な判断力の持ち主」を象徴した音楽だったのかも。 良く「事件が起きてからしか役に立たない」と警察は言われるけど 「事件が起きる前の捜査」は非常に難しいという事を、考えさせられる映画だった。 【グルコサミンS】さん [インターネット(邦画)] 6点(2019-03-01 13:22:19) 4.諸星がころぶの早かった。まぁいいけど。 【センブリーヌ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2018-10-23 10:30:32) 3.《ネタバレ》 確かに悪い奴らではあるが、本当に一番悪い奴らであるのかは疑問。悪いやつは必ず生まれてくるってところが人間という種族の本質を表しているような気がします。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-08-28 01:47:35) 2.こち亀の両さんが模範警官に見えてきた。 【タケノコ】さん [映画館(邦画)] 6点(2017-04-19 21:56:56) 1.《ネタバレ》 「凶悪」とは一転してのコメディ色が強い本作。 それもこれも映画内で綾野剛がほぼ全てのシーンに出続け、常に主人公視点で話が進むため、綾野剛の人物描写がそのまま作品の性質となるからだろう。 ただそれが一本調子、緊張感の欠如にも繋がる。 銃の取り締まりの潜入捜査から、事が次第に大きくなり、状況としては緊迫していく。 しかし、作品全体の空気が緊迫するかと思えば、どこか緊張感を欠いたまま話しは進む。 幼児性を持ち純粋な存在である綾野剛が、緊迫化に歯止めをかけているからだろうし、それは意図的なものと取れる。 それに加え、アクションで魅せるでも、殺人描写があるわけでもない為、物語はアンチカタルシスの構造を保ち続ける。 そして銃が中心の物語であるにも関わらず、終始銃が道具として機能せず役割を失ったままで終わる。 機能しない事で不在の中心であり続ける銃、アンチカタルシスな物語が、煮え切らない居心地の悪さを生み出す。 その居心地の悪さこそがこの事件の本質であり、機能しない銃は良くも悪くも古くからあった男性性の消失を象徴しているのだろう。 そしてそれがドラマではない現実ということ。 終盤の、馬が走る→人が走る→自殺という、より動的なものから究極の静的なものへのスムーズな移行。 映画の観客=一般市民に向けられた挑発ともとれる、綾野剛の逮捕場面でカメラにぶつけられるペットボトル。 そのような細かい描写も魅力的だった。 【ちゃじじ】さん [映画館(邦画)] 6点(2016-06-26 01:37:04)(良:1票)
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