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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(6点検索)】
5.《ネタバレ》 俳優のタイプがガラッと変わったなあ、というのがまず思ったこと。
そして映像が素晴らしい。
夕日があたってると思われるシーンが多かったけど、この部屋は元見世物小屋で
西日の強い部屋なんですね、西日って色も感触も匂いも朝日とは別物で夕暮れを鑑賞するのとも違って、西日のきつい部屋っていうのはそれだけで憂鬱になります。この部屋の状態が鋭いなと感心します。
そして目の前の観覧車。この観覧車って単純に1周するだけじゃなくて左右にも移動するの?
そんなふうに動いてるシーンがあったと思う。結構怖い観覧車なんじゃない?
およそ人が生活する家には見えない家で家族らしさも無い家族、気が滅入る。
ケイト・ウィンスレットの熱演を見ていたら「レボリューショナリー・ロード」「ブルー・ジャスミン」が浮かびました。
割と自己評価が高く、意識があるのか無いのかわからないけど前夫を死に追いやったことへの罪悪感で精神のバランスが崩れているようにも見えます。で、またやっちゃうんですよね。
必死にもがいて這い上がろうとするけど、ミッキーは去り、相変わらずハンプティは釣りに誘い、息子は火をつけ、義理の娘は消える。
這い上がるのはいいけどその手段が他力本願なのね、それに不倫してるうちは幸運な運命のめぐり合わせもないのがこの世の法則だと思うのよね、私。
ラストのジニーのアップを見て「この人たぶん死ぬ」なんて思いました、偶然の事故とかでいつものアレン作品のようにあっけなく。そんなふうに思えてしまうほどジニーの痛さをジワジワ感じます。
アレン作品にしては皮肉なコミカルさは薄いかな?そこだけちょっと不満です。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-02-26 13:45:52)
4.《ネタバレ》 ヒロインの女性、元3流舞台女優という設定だが、そこがすごくウマイと思う。
芸術に関わる人間っていうのは、人間として魅力的だが、同時に”わがまま”で、”自己中心的”で、”感情的”で、そして、”倫理観に乏しい”。
でも、それが実は魅力でもある。
芸術家たちに破天荒なひとが多く、同時に異性のエピソードが多いのはそのせいだろう。
(ピカソとか、ゴーギャンとか、クリムトとか、・・・)
ヒロインは、最初の結婚時に、不倫をして、夫を悲しませて子連れシングルマザーとなった。
釣りなんて興味なんてないのに、今の夫と結婚するために興味あるふりをして再婚した。
そのようなムリのある結婚がうまくいくわけもなく、彼女は海のライフセーバーの男が劇作家志望だと知って、あっというまに年下男に打ち解けて、将来の再婚相手とさえ妄想に走ってしまう。
夫への罪悪感なし。
ライフセーバーが夫の娘に気があるのを知ると、彼女に嫉妬の炎を燃え上がらせる。
彼との再婚を望む気持ちが前のめりになり、高価な誕生日プレゼントを渡して引かれてしまえば彼の前でブチギレる。
息子の放火グセを治そうとカウンセリングに通わせるが、そのお金は夫のお金を盗んで使う。
ライフセーバーとのデートの約束優先で、息子をひとりでカウンセリングへ行かせちゃって、息子は二の次に。
こうして整理してみれば、この映画の中でヒロインはどうしようもないほどのクズっぷりであるが、なんだろう、この女性像の悲壮感。
これだけダメダメ女房なのに、ケンカしたあとに自分から折れてやった夫は彼女に「今度釣り一緒いくか?」と声をかける。
彼女は、いろいろもがいてきたけど結局このパっとしない話しも合わない中年夫とうまくやっていくのが残された唯一の道なんだと悟って「YES」と答えるのかと思いきや、それでも「NO」とつきつけて、この映画は幕を閉じる。
「あぁ、こうして彼女はこの狭い土地の中で、これからもずっと、話しの合う若い男性と出会って不毛な関係を結んでは、また相手を失って偏頭痛とお酒とヒステリーを繰り返すんだな・・・」と、なんともいえない閉塞感。
でも、とても現実的な話で、彼女の家の前で来る日も来る日もグルグルと回る観覧車のように、こういう出会いと別れのパターンをグルグルと回り続ける無限ループに囚われもがき続ける人たちはこの世界にたくさんいるのだろう。(特に芸術家タイプ)
だからからこそ、このような作品が生み出され、共感する人も多いのだと思う。
ウッディ・アレンのリアル恋愛劇は、いつもヒリヒリさせる。 【フィンセント】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-02-10 18:32:24)(良:1票)
3.《ネタバレ》 ケイトウインスレットが出るアレン映画。ヒロインが変わっただけで、いつもの恋愛グダグダ映画。いつもの感想。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 6点(2019-01-18 07:20:30)
2.《ネタバレ》 はい、だいたいこういうお話ってわかっていました。だってアレン監督ですから(笑) 今回、最大の見どころは美しい大観覧車です。そして、懐かしいコニー・アイランドのビーチ。その最高にロマンチックなロケーションで、どうでもいいような、男と女のラブゲーム。お互いの尻を追いかけては、回り続ける女たち男たち。そのお姿はちっともロマンチックじゃありません。ホント、笑っちゃう。でもなぜだろう? 喜劇的でありながら、恋する者たちはみな美しくて。 (もちろんヴィットリオ・ストラーロによる映像美の力もあるだろう) それにしてもK・ウィンスレットよ、肉食系熟女の役が板についてきましたね。そしてアレン監督、一向に衰えませんね。何はともあれ、また次回も恋愛至上主義、期待してお待ちしております。 【タケノコ】さん [映画館(字幕)] 6点(2018-10-27 23:52:50)
1.《ネタバレ》 アレンが好きな、そう遠くない過去のアメリカを舞台にした人間模様。
1950年代、寂れつつある夏の海辺の行楽地コニーアイランド。
こんな作品の舞台にアレン映画独特の色合いと、前作と同じくストラーロの撮影が絶妙にマッチしています。
登場する全ての人物が、それぞれの繋がりの中で何かしらの後ろめたさを感じながら日々を過ごす人間模様。
そんな中、気だるいようで、時に鬼気迫る熱演を見せるケイト・ウィンスレットの存在が最大の見どころです。
かつては女優だった華やかな日々と、今の空しい日々。
そんな日々を彼なら変えてくれるかもしれない。彼女にとっては救世主のように現れた彼もただの人間。
再婚した夫と、ギャングから命を狙われている再婚相手の娘と、放火癖のあるまだ幼い自分の息子と・・・。
何も解決していない、誰も幸せになっていない、彼女を突き放すようなエンディング。
出ていきたくても引越す金も無く出ていけない寂れゆく夏の行楽地という設定が虚しさに拍車をかけます。
それでも、人間は生きていかなければならないということか。
ご主人が気の毒な役回りですが、演じるコメディアン、ジム・ベルーシが十分にらしさを見せてくれます。
お話の方は既視感のあるソープオペラ的ストーリーではありますが、
アレンらしい色調と音楽を背景に描かれる、コメディと並んでアレンが好むほろ苦くシリアスな人間ドラマです。 【とらや】さん [映画館(字幕)] 6点(2018-07-13 16:03:08)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
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★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
8人 |
平均点数 |
6.38点 |
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6 | 5 | 62.50% |
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7 | 3 | 37.50% |
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8 | 0 | 0.00% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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