みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
9.《ネタバレ》 あのグリコ森永事件で子供の声が犯人によって使われたことは知っていたが、その子の人生を想像してストーリーを膨らませた作品。 犯人の想像はいろんな人によって巡らされてきたが、その子の人生を考えたことはなかった。 確かにあの事件の影がその子の人生に今も重くのしかかっているかもしれない。 【飛鳥】さん [インターネット(邦画)] 6点(2024-06-27 11:12:05) 8.《ネタバレ》 6点・7点・8点、どれにしようか考えましたが、好みではなかったシーンが2つあったので6点としました。 1:犯人Aが逮捕されなかった たとえ創作であったとしても、納得のいかない決着。 2:姉の死を自分の責任と悔いるシーンが少ないのでは 原作は未読ですが、撮影こそすれカットされたのかなぁ、と。 丁寧に作られた作品だと思うからこそ、残念です。 【hyam】さん [インターネット(邦画)] 6点(2023-03-07 20:11:25) 7.《ネタバレ》 昭和の大事件や未解決事件を題材、モチーフにした社会派サスペンス映画は好きだ。 戦後の高度成長期を経て貧富の格差が大きくなるに連れ浮き彫りになる社会の病理と、それに伴って巻き起こった数々の大事件は、現代社会向けて警鐘を鳴らし続けていて、その歪がふとしたはずみで裂けて顕になっているように感じる。そこには、多様な時代的転換と、人間ドラマを孕んでいる。 本作も、物語の題材になっているのは、1984年から1985年にかけて発生した「グリコ・森永事件」であり、実在する企業名こそ架空のものに差し替えられているが、その他諸々の要素は比較的多く用いられている。 私自身は、事件当時3歳で、当然ながら事件についての記憶はほぼ無いが、青酸ソーダが混入されたというグリコ社のお菓子もよく食べていた年頃だろうから、自身の記憶以上に身近な事件だったのかもしれない。 また本作のキーポイントとなる“声の主”の登場人物らとはほぼ同世代であり、彼らが辿った人生模様や、時代感は想像しやすく、感情移入しやすかったことも間違いない。 特に、妻子を持つ身として、星野源演じる曽根俊也に突きつけられた衝撃の事実と陥った苦悩と葛藤は如実に伝わってきた。 「グリコ・森永事件」という事実に着想を得て、フィクションを肉付け、展開していったストーリーテリングも巧みで引き込まれた。 過ぎ去った時間と真相に翻弄されつつも、現代を生きる当人たちが、かつて「闘争」という名目において掲げられた「正義」の浅はかさと、それが取り返しのつかない不幸を生み出したという事実を突き付ける帰着はとても良かったと思う。 非常に重厚な物語構造であり、ぜひ原作小説も読んでみたいと思った。 ただ、ストーリーの重厚さを認める一方で、映画的はどこかあっさりとした印象も否めない。 一つ一つの演技や演出が稚拙だったとは決して思わないし、それぞれが適切なパフォーマンスを見せていたとは思うのだが、この物語に相応しくない“軽さ”を感じてしまった。 その理由として考えられる要素が二つ。 一つは、土井裕泰監督がどちらかと言うとテレビ畑寄りの作り手なので、良い意味でも悪い意味でもテレビドラマ的なライトさが垣間見えてしまっているのかもしれない。 もう一つは、主演俳優の存在感の軽さ。 主演の小栗旬は、決して悪くなく、役柄に合った役作りで真っ当な演技をしていたと思う。しかしながら、演じた阿久津英士というキャラクターに深みを感じることができなかった。 バックボーンを映し出す描写がないことなど、そもそもキャラクター描写が薄かったこともあるが、いずれにしても主人公としての厚みが足りなかったように感じる。 ラストシーンで、テーラーの曽根俊也が、阿久津の着ていた背広のサイズが合っていないことをずっと気にしていたと言う。確かに、劇中小栗旬の容姿がいつもと比べて何か格好悪いなという違和感は付きまとっていた。 でも、もっと存在感が“重い”俳優であれば、サイズの合わない背広を着ていてそれが不格好に見えたとしても、その不格好さも含めて“役に似合わせる”ことができるのではないかと思う。 そういう実在感が、本作の小栗旬には表現しきれていなかったように思った。 星野源の配役がマッチしていただけに、小栗旬の役に対する適性が余計に際立ってしまっているのかもしれない。 最後に、配役という点で言うと、過去の復讐心を思い出す曽根俊也の母親役に梶芽衣子をキャスティングしているのはナイスだと思った。「修羅雪姫」の主題歌が聴こえてきそうだった。 【鉄腕麗人】さん [インターネット(邦画)] 6点(2022-12-24 17:53:18)(良:1票) 6.《ネタバレ》 中盤までは星野源と小栗旬がそれぞれで過去の出来事を追っていく展開で、淡々と進んでいくためやや単調に感じてしまった。 二人がともに行動をはじめ出してからは真相へと近付いていく感じが高まっていくので、グイグイと引き込まれていった。 この作品、小栗旬の記者もなかなか良かったのですが、個人的には星野源の何とも言えぬ心のやりどころのなさがたまらなく響きました。特にラスト、さんざん不幸な境遇にあってきたもう一人の声の主があなたはどうだったんですか?と問われた時の何とも言えぬ表情がとても素晴らしかったです。 大人たちの勝手な「正義」のために犠牲となってしまった子供が可哀想すぎる。でもよくよく考えてみるとなんで過激派だったとはいえ堅気だった人間が、ヤクザと手を組んだりしたのかがちょっとだけ理解できなかった。とても賢くて周到に事を実行していくタイプの人間(宇崎竜童)が、いつ何をしでかすかわからないようなヤクザを仲間にしたのか、原作を読んでいないのでその辺りが私的にはどうしても理解しきれなかったです。だってヤクザが仲間にいなければあそこまで不幸にはならなかったかも、て思えちゃって。すいません、水を差すようなこと言っちゃって。 まあ結局は最後の星野源のおじさんに宛てた言葉、この先なにがあろうとも社会に不満を抱いてもあなたのようにはならない、これが全てでしょう。 あと日本映画でいつも思うのは、モゴモゴと喋られると台詞が聞き取りづらくて辛いです。字幕つけて~。 【Dream kerokero】さん [インターネット(邦画)] 6点(2022-12-07 19:45:58) 5.グリコ・森永の頃はもう大学生でしたから、よく覚えています。 当時の雰囲気がよく再現されていました。 なんだか、悲しい時代ですね。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-04-03 11:10:36) 4.《ネタバレ》 自分の声が知らない間に犯罪に利用されていたら、どれぐらい罪の意識を持つだろうか?そんなことを考えながら観ていたが、同じく声を利用された人のその後の人生との対比にさらに罪悪感を覚えてしまう。しっかり練られた心理描写だと思った。犯人グループの人物関係の説明も最低限で分かりやすく、バランスが良かった。伯父と母の動機については、世代的にピンとこない人も多いでしょう。 【ラグ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-11-14 12:58:48) 3.グリコ・森永事件がモチーフになっていますが,小学校の時だったので詳しい経緯は知りません. 真相は闇の中なのでわかりませんが,真実っぽい雰囲気を感じました. 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 6点(2021-08-31 21:30:16) 2.《ネタバレ》 実話を元にしたフィクションと役者陣の演技のおかげでグイグイと引き込まれました。確かにそこに事件があり、犯人がいたことは事実で、きっとそこには自らの意思とは関係なく人生を狂わされた人たちはたくさんいるのでしょう。いつの日か真実が明るみになることを願います。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-08-22 22:49:01) 1.ゾクッとするシーンがいくつもあり、下手なホラーより怖かった。142分とやや長めではあるが、そう感じなかったのは出来が良い証拠かな。引き込まれた。とくに生島の子である望と総一郎は曽根俊也とは比べ物にならないほど事件にガッツリ巻き込まれていて、この二人だけで一本の映画になるだろうというくらい壮絶。42歳の総一郎を演じた宇野祥平がこの年の賞レースを賑わせていたのも納得だ。ただ、事件の真相が明らかになっていくにつれどうも尻すぼみ感が…。あと、これは自分自身の問題だが、モデルとなったグリコ・森永事件をもう少し頭に入れてから観るべきだったかな、と少々反省もあり。ともあれ、こういう社会派映画がヒットしたのは良いことだと思う。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-08-10 17:34:59)
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