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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(6点検索)】
4.《ネタバレ》 昔から何回も見ている映画であるが、今回配信でじっくり見た。何回も止められるのは面白いね。
この映画、Wikiでも掲載されているが、映画製作に時の政府(ドゴール大統領の一派)が脚本とかいろんな箇所に口出しをしている。
そのくせナチス旗(戦争当時はドイツの国旗)の掲揚を許可しないので白黒撮影になったとされているが、そうじゃなかったと思うけどね。でないとラストのカラー撮影の意味がない。あ、もしかして撮影終了後に撮り足したのかな?
自由フランス、共産党系のレジスタンス、また別のレジスタンス。そいつらの残党が映画制作時にも生き残ってるので、ドゴールは”英雄”をたくさん作りたくなかったのだろうな。
それと、レジスタンスの国内、国外の連中、自由フランスもドゴールも嘘つきばかり。停戦合意も連合軍に来てもらいために大ウソついているのは記録されてますね。
英米軍は「パリに寄る事の意味がない」と最初からはねつけていたからな。
それが急遽パリ進軍となっちまってる。みんな”栄光”に目がくらんだんだな。
自由フランス軍も史実は映画のように活発な動きではない。
”パリ解放”は多分に政治的な活動だったのだ。市街戦で亡くなった市民の数は正確には報告されていない。軍の戦死者は報告されているんだけどね。二千人以下。
25日に正規軍がパリに入り、26日に早くもドゴールがパレードをしているけど、これも主導権争いのためのパフォーマンス。
すぐにパリ市民のドイツ関係者狩りが始まる。これで死んだ市民のほうが多いという報告もあるよ。
映画に映らないほんとのパリ解放。それも見聞きしておくと、この映画の”重要度”がわかるようになる。
さて、映画の後半部に「マテョニヨン」が出てきますが、当時のパリでの認識は、”内閣評議会議長公邸→フランス首相の公邸”でした。
公邸、庭園、どれも素晴らしいものなんですが、3年間パリの大学に留学した友人に寄れば「一般開放されてないから中見れないよ」と言ってました。(現在も公邸で首相がお住まいです)だからほんとにここで撮影したのかどうかは私らにはよくわかりません。
似たような宮殿はパリにはたくさんありますからね。それに使い勝手のいい所なら、先に独軍が使ってるのですからね。
これはあるレジスタンス一派の行動であり、「解放時のエピソードの一つ」なんですけどね。戦闘も起こってないし。
活動中のフランス共産党系のレジスタンスたちは「意味のないことをして!」だったのだろうな。
当時のパリ市民なら、「そんなトコより、テュルイーは?ムーリスは?」だったのだろうね。ま、そこは映画にも出てるけど。
「焼かれるのを阻止した!」のは実際にはドイツ軍の将軍だ。彼は戦後のインタビューでその時の気持ちを語っている。彼一人だけの考えではないし、(スウェーデン総領事もね)もし焼いたのであれば独軍も相当な被害を被るしな(独軍側の死者は三千人あまり、1万6千が捕虜。捕虜の数字が多いのはこの将軍の動きに関連するだろう)
そもそもが、8月15日からの各地のストライキから始まる10日間のお話。別にウソだ!というつもりはないが、
第二次大戦では”最重要な戦闘”と見るべきではないでしょう。が、まあ、一生懸命頑張った人の記録の一部と思ってみてくださいな。
主人公は、コルティッツ将軍であり、こすっからいレジスタンスの内部争い。それに巻き込まれる市民と、上司に言われてきた軍人たち。私はそう見る。
この解放後パリの女性の性暴力被害が結構な数になっていると歴史は示しています。それも歴史の一部です。 【亜輪蔵】さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-04-23 10:41:28)
3.《ネタバレ》 映画の鑑賞前は必ず監督やキャストなどの情報はある程度頭に入れて臨むのですが、ズラリと並んだ豪華キャストの面々に、どんだけ人間ドラマ熱いんだと、期待してしまいましたが、この映画に関してはそこは期待すべきではない作品のようです。
自宅のテレビでの鑑賞なので時計も見ながらでしたが、ジャン=ポール・ベルモンドが登場するまで50分も待たされましたからね(笑)。
監督のルネ・クレマンがフランス人という事もあり、起用したキャストのほとんどがフランス人俳優で、また言うまでもなく、フランス側の視点でカメラを回していたのが特徴的です。
ドイツ兵に「美しい街だ」と言わせたり、市街戦でもドイツ軍を迎え撃つシーンが多かったりするなど、終盤にかけては言わずもがな。
また、昔の記録映像を織り交ぜながら語る手法は、映画のストーリーが史実に基づいたものだという事を表現していて、リアルに迫った説得力のある語り口として捉えることができると思います。
映画中盤辺り、ピエール・バネックはアメリカ軍へ、ベルモンドはフランス軍へそれぞれ掛け合い、ナチスドイツを退けようという動きが高まってきたところでインターミッションが入る構成も良く出来ているなという印象です。
ドイツ軍司令官のゲルト・フレーベ扮するコルティッツ将軍が上からのミッションに徹することができず、軍が人を統率することの難しさも描かれていて、映画を観終わった今、ウクライナに侵攻しているロシア軍もいろいろと上手くいかないことが多いのではとか考えを巡らせてみたりもしました。 【もっつぁれら】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-10-14 02:41:38)
2.全体的には「フランス万歳」のオメデタイ出来事として描かれているため少々薄味。この件は詳しくなかったので、歴史の勉強程度には役立った。もっとフランス側の権力闘争とか、ドイツに魂を売った裏切り者の話が見たかったが、自国でそれを製作するのは無理があるのかな。パリはメデタク開放されたが、東京は空襲で焼野原で、10万人以上が殺されてるし、占領されてもオトナシクしてたし、この支配・被支配の違いは何なのだろう?と考え込んでしまう作品でもある。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-06-08 13:01:02)
1.《ネタバレ》 文化国家フランスの首都パリ。まさに文化を守る戦い。そこにオールキャストで挑んだ戦争大作。まさにオールキャスト。今回うれしかったのは、「わが青春のマリアンヌ」のピエールヴァネックに気づいたこと。やはり「太陽がいっぱい」のルネクレマンは、見せ方をよく知ってる。それぞれのエピソードが映画的で面白い。 【トント】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-05-24 12:46:59)
マーク説明 |
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《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
18人 |
平均点数 |
6.22点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 2 | 11.11% |
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5 | 4 | 22.22% |
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6 | 4 | 22.22% |
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7 | 5 | 27.78% |
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8 | 2 | 11.11% |
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9 | 1 | 5.56% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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