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【クチコミ・感想(6点検索)】
4.《ネタバレ》 原作通りだけど、巌流島までのお膳立てが長く感じました。武蔵が農作業に従事する必然が感じられないからだと思います。又八やお杉婆さんらの物語を強引に、しかもコンビニエンスにまとめたこともマイナスポイントです。
「武蔵」の物語のクライマックスは巌流島と決められているので、これを見ないと終われない訳ですが、私には殊更に見どころがある作品ではありませんでした。前作で丸裸にされたように見えた武蔵の心情が、本作では表層をなぞる程度にしか感じられなかったからです。
巌流島から離れる船上で、武蔵は自身を回想します。「人間として己を高めるため」と考えた剣の道だったけど、果たして武蔵は「剣禅一如」の境地へたどり着いたのか? 傍らから見ている私には「否」と映ります。その場を凌ぐために自分を納得させる言葉を色々と用意しているけど、彼の「兵法」が潔いものと思えないのです。現代の剣道は竹刀を合わせてから試合が始まりますが、武蔵の闘いはその前にどれだけ自分を有利に出来るかに執心しているようで、見ていて心地良くありません。監督も同じように思っていたのではなかろうか…。
個人的には作品ごとの評価がばらけましたが、見応えのある5部作だったと思っています。ホント。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-02-17 23:57:49)
3.片岡千恵蔵が特別出演しているのは、戦後の大友柳太朗の『丹下左膳』に大河内伝次郎がゲスト出演していたようなもので、戦前の武蔵役者に対する敬意の表明だろう。うるわしい。本作を一本の映画として見ると、いささか散らかっていて弱いが、あくまで大長編の結末として見るのが礼儀(歌舞伎で「仮名手本忠臣蔵」の通しを上演するとき、芝居として見どころがないのは分かっていても最後に討ち入りの幕を入れないと落ち着かないようなものか)。第三部で五条の大橋に主要人物たちが集まってくるのにはけっこうワクワクさせられたものだが、今回おばば・又八・朱実・おつうらが、都合よく出会うのは、さすがにもうワクワクとはいかなかった。解散の前に全員集合させられている遠足の児童のよう。ドラマ決着の前に厄介払いしているようで、これまで全国をあちこち回らされていた彼らが可哀想。そもそも彼らが必要だったのは序盤だけで、すぐに厄介ものにされてしまっていた。新聞連載小説の原作ものの難しいところだろう。石仏を刻んでいた盲目の河原崎長一郎だけ、筋を通してもらえた。武蔵の精神主義に疑問を呈するエンディングになっているのが、吐夢さんの筋を通したところ。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-07-07 08:48:55)(良:1票)
2.'10.10/9鑑賞。内田吐夢監督「宮本武蔵」5作連続鑑賞予定の第5作、最終編。豪華俳優陣の割りに巌流島の決斗シーン以外印象、見所少ない。
足掛け5年を掛けた超大作。まだまだの若き三国連太郎、高倉健、田村高廣、里見浩太郎、平幹二朗、江原真二郎、佐藤慶等々・・。中学時代に数学の先生から「宮本武蔵」の講談を胸躍らされ聴き入ったことを思い出した。私たちの徳川夢声でした。
【ご自由さん】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-10-09 18:08:36)
1.《ネタバレ》 武蔵と小次郎の対決。
有名な、武蔵の「小次郎、敗れたり」のセリフがカッコ良い。
でも、ラストに至るまでの前置きが長すぎる。
結局、武蔵と小次郎の対決を描いた完結篇なのだから早くラストが観たい・・・と思ってしまい、イライラしてしまった。
にしても、片岡千恵蔵はやっぱり微妙だ。
長谷川一夫もそうだけど、腕が華奢すぎる。
特に、弓を射るシーンでの左腕の露出に、悲壮感さえ感じてしまった。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-06-14 05:00:15)
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【点数情報】
Review人数 |
12人 |
平均点数 |
7.17点 |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 4 | 33.33% |
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7 | 3 | 25.00% |
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8 | 4 | 33.33% |
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9 | 1 | 8.33% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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