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【クチコミ・感想(6点検索)】
1.子供の頃、テレビでやってたのを夢中で見たという記憶はあるのですが、細部は忘れてしまって、だけどどういう訳か一部のシーンは気味が悪いほど鮮明に脳裏に焼き付いてて。見てから経った年月と、その映像の記憶の鮮明さとが余りに釣り合わず、何か他の作品の記憶が混在してるんじゃないかと、自分でも疑わしくなるのですが、後に原作の黎明編を読んでみると、確かにそこには記憶に似たシーンが存在していて。
で、今回、この映画版を40年ぶり(?)くらいに、見てみると。
おお、鉄の矢が岩を砕くシーンも、あの残酷な目潰しのシーンも、穴の底に生えたわずかな草をむさぼるシーンも、記憶通りそこにあるじゃないか!
と言いたいところですが、正直、それぞれ少しずつ、実際よりも立派なシーンへと脳内変換されてたようです。ハイ。素顔のウズメがこんな由美かおる顔だとも思ってなかったし。
たぶん、子供の頃の私には、今と違ったものが見えてたんだと思う。
しかし今みると、ムダに説明じみたセリフの多さが気になってしまいますね。脚本は谷川俊太郎さん。きっとイイ人なんだろう、とか思っちゃうのは元々の氏のイメージにもよるのですが、ちょっと原作に配慮し過ぎかな、と。こういうのは、「手塚治虫がナンボのもんじゃい」というぐらいの人がやった方がいいと思う。
ただ一人、市川崑監督だけが、手塚治虫と横溝正史との区別がついていないようですが。
何にせよ、この原作のイメージを残しつつ実写化する、という困難を、アニメとの合成という大胆な手段で乗り越え、さらにはコミックだからこそ許される誇張やギャグまで、そのノリを取り込んじゃおうという、無謀な挑戦。
一方では、奇跡と言ってよいほど原作イメージ通りの、草刈・仲代両名の存在もあって。
失敗作といえばそうだろうけど、それだけで終わらせては、ちょっと勿体ないですね。 【鱗歌】さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-03-28 11:48:12)(良:1票)
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【点数情報】
Review人数 |
5人 |
平均点数 |
3.40点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 1 | 20.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 2 | 40.00% |
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4 | 1 | 20.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 1 | 20.00% |
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7 | 0 | 0.00% |
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8 | 0 | 0.00% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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