みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
8.奈良の騒音おばさんを覚えているでしょうか?本来は登場人物数名程度の小さな近隣トラブルだったはずが、これを面白がったテレビ局によって連日全国放送で取り上げられ、さらにはバラエティ番組のネタにされるなど異常とも言える大騒ぎとなった一件ですが、この事件には報道されていない後日談があります。病気の夫の看病や娘の死など、このおばさんには同情すべき点が多分にあったということや、近隣トラブルの原因を作ったのは騒音被害者とされていた隣人の方であったということが裁判の過程で明らかになったのですが、マスコミはこの事実を一切報道しませんでした。一人の女性をさんざんオモチャにして弄んだ挙句に、報道する側の手落ちが発覚すると一言の謝罪も訂正もなしにだんまりを決め込む。これは酷すぎではありませんか。。。 本作は、そんな報道の体たらくを皮肉ったブラック・コメディです。この映画にも直接のモチーフとなった事件があります。武装したカルト教団が51日間もの籠城を行った末に81名の死者(うち25名が子供)を出したブランチ・ダビディアン事件がそれなのですが、この事件においてもマスコミ報道のあり方が議論の的となりました。籠城期間が長期に渡ったため、ネタに困ったマスコミが憶測やデマ、完全なウソまでを平気で垂れ流すようになり、それが事態を致命的に悪化させる原因となったのです。真実を伝えるという役割を担うはずのマスコミが「真実などはどうでもいい。面白いことが重要だ」とひたすらセンセーショナルな方向へと流れていった時、現実世界で何が起こるのか?アメリカ国民がそれを垣間見た事件だったというわけです。。。 本作の主演はダスティン・ホフマン。かつて『大統領の陰謀』でジャーナリズムの崇高さを謳ったホフマンがメディア批判の映画に出演しているという点が非常に象徴的です。頭の弱い小市民を演じるトラボルタとの相性は意外にも良く、芸達者なホフマンが不器用なトラボルタを導いてやっているという構図が二重の意味で笑わせます。残念だったのは演出が一本調子だったことで、同じことの繰り返しなので後半になるとさすがに飽きてしまいます。テーマも役者も良かっただけに、監督の手抜きぶりが残念で仕方ありません。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-08-10 01:46:01) 7.《ネタバレ》 ダスティン・ホフマンの演技は申し分無く良いのですが、彼の演じるリポーターがいつトラボルタの演じる男に同情して、彼の味方になったのかがイマイチ分かり辛かったです。 でもマスコミが人を簡単に殺して仕舞う、加害者は大人数なので誰も裁く事すら出来ない、といった社会の闇を正攻法で描いたのは十年前の映画にしては凄いと思いました。 ダスティン・ホフマンが映画冒頭で新人にリポーターのイロハを教えましたが、その新人が最後には喜々として立てこもり犯の死を報道しているのは結構怖かった。 【民朗】さん [地上波(吹替)] 6点(2008-09-04 10:11:39) 6.最後可哀想。 【ジダン】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-27 06:36:57) 5.地?トラボルタのはまり役、不運を背負い込んだ中年の雰囲気は演じてるとは思えないくらいリアル。博物館長が割り切りすぎてていじめっ子に見えた。 【スルフィスタ】さん 6点(2004-04-29 03:21:54) 4.うん。いろいろ考えさせられた。 【あしたかこ】さん 6点(2004-03-10 01:19:21) 3.ジョン・トラボルタ切ない 【ドン・パンキナス】さん 6点(2003-06-23 23:18:02) 2.銃があるから狂気沙汰に見えるけど、実はテーマ自体はもの凄く普遍的なジレンマ、という気がしました。だから淡々としたストーリー展開に感じたのかな!? 【stoke on trent】さん 6点(2002-10-06 17:31:10) 1.うーん、難しいなぁ。題材は悪くなかったと思うんですよ。でも話の展開の仕方が急ぎすぎているのかだらだらしているのか、テンポが悪いと言う感じがありました。撮り方の問題なのかなぁ。ああいう場合、ネゴシエーターが出てくる筈なんだけど、ダスティン・ホフマンが代理と言う事なのかな。それにしては見事な検閲ぶりを発揮していましたが・・・ 【奥州亭三景】さん 6点(2001-09-25 12:59:02)
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