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妖怪百物語

1968年【日】 上映時間:79分
ホラーファンタジー時代劇シリーズもの特撮もの
[ヨウカイヒャクモノガタリ]
新規登録(2003-12-25)【光りやまねこ】さん
タイトル情報更新(2023-07-16)【イニシャルK】さん


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監督安田公義
キャスト藤巻潤(男優)大木安太郎
神田隆(男優)但馬屋利右衛門
高田美和(女優)おきく
坪内ミキ子(女優)お仙
五味龍太郎(男優)堀田豊前守
浜村純(男優)伍平
吉田義夫(男優)重助
平泉征(男優)太吉
伊達三郎(男優)浪人
荒木忍(男優)老僧
毛利郁子(女優)浪人の妻
水原浩一(男優)藤兵衛
南部彰三(男優)町年寄
玉置一恵(男優)名主
近江輝子(女優)お寅
小柳圭子(女優)大首
松田剛武(男優)
杉山昌三九(男優)茨木伴内
越川一(男優)
久本延子(女優)
山本一郎〔俳優〕(男優)浪人
内藤武敏語り手
脚本吉田哲郎
音楽渡辺宙明
撮影竹村康和
企画八尋大和
配給大映
KADOKAWA(2021年リバイバル)
特撮黒田義之(特撮監督)
美術西岡善信
加藤茂(美術/美術助手)
編集菅沼完二
録音大角正夫
照明伊藤貞一
美間博(照明助手)
その他IMAGICA(現像)
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【クチコミ・感想(6点検索)】

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5.《ネタバレ》 なるほど、大映の怪談もの時代劇なのですね。年代的に少し前にあたる新東宝のそーいうヤツに比べても、尺自体はコンパクトですが全く手を抜いていない・つくり込みのしっかりした作品に見えますね(予想外に面白かったです)。怪奇描写にしても中々のクオリティですし種類も多彩で、かつまずまず怖い(少なくとも怖がらせようとしてしっかり不気味につくられてる)という感じにも思われました。妖怪もの…というコトで多少は子ども・ファミリー対象な雰囲気もありますが、本筋が比較的ハードな時代劇で人死に・陰惨なシーンもあるので、その意味でも怖さや凄みはしっかりみっちりとしてるかと。また、時代劇としても同様にしっかりとつくり込まれていて、藤巻潤なんかかなりカッコ好かったですよね!重ねて、コンパクトな尺で観易いですが、色々と多様な美味しさを楽しめる良作かと。 Yuki2Invyさん [インターネット(邦画)] 6点(2023-04-07 15:11:31)(良:1票)

4.《ネタバレ》 “大映京都の妖怪三部作”の第一作目。当時は水木しげるがブレイクして鬼太郎ブームの真最中、水木漫画に登場する妖怪たちを勧善懲悪の時代劇にぶっこんだいわば『大魔神』のモチーフをそのまま流用したような感じ。この1968年から69年にかけての大映京都撮影所はどうかしちゃったんじゃないかと思うほどのペースで『大魔神』シリーズ三作とこの妖怪三部作を立て続けにリリース、思えば時代劇が青息吐息の中での大映京都が放った最後の煌めきだったのかもしれません。『大魔神』が暗い基調のお話しだったのに、怪談噺ながらも唐笠お化けの件などユーモアを交えての語り口が対照的です。『大魔神』のような大掛かりな舞台設定ではないので特撮自体は地味です、それでも毛利郁子のろくろ首なんかは今観てもインパクトは大で、子供にはトラウマものでしょう。若き日の藤巻潤は痺れるほどカッコよいし高田美和は相変わらず可憐で五味龍太郎はふてぶてしいほど悪辣で、子供向けとは思わせないアダルトな撮り方も大映京都らしいところです。そして怪談映画の音楽ならこの人しかいない、第一人者である渡辺宙明もイイ仕事をしています。ラストのお約束の百鬼夜行もなんか雰囲気があってシュールでした。 この映画は『ガメラ対宇宙怪獣バイラス』と二本立てで公開されています。ガメラ・シリーズは大映東京撮影所の製作ですけど、手間のかかる特撮映画を二本立てで興行できたというのは大したもので、やはり今は亡き大映は凄い映画会社だったんですね。 S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-04-29 22:13:49)(良:1票)

3.《ネタバレ》 50年以上前の映画と思うと凄い技術だったと思います。 ろくろっ首の姉さんはリアルだったし、被り物の妖怪以外は特殊メイクもしっかりしていて これは子供の頃に見たらなかなかのトラウマレベルだと思います。 そしてそして藤巻潤さんがめちゃイケメン! movie海馬さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-04-28 21:42:53)

2.《ネタバレ》 劇中の噺家が初代林家正蔵の晩年と仮定すれば、時は天保年間ということになる。また悪役が覚書を交わした若年寄の「本庄安芸守」は、実在の大名で美濃高富1万石の本庄道貫と名前だけは一致している。堀田豊前守というのはさすがに実在しないだろうが、寺社奉行というからには大名であり、かつ幕政の出世株だったと思われる。 それで映画の内容は、特撮とかいうよりほとんど完全に時代劇である。大人としては、子どもが見る映画にふさわしくない要素が出ると気になるわけで、町娘が悪役の屋敷に奉公に上がる意味は子どもにはわからないだろうが、実際の屋敷の場面で少々微妙なところがあって(人払いしたように見えた直後に場面転換)、これは本当に手篭めにされてしまったのではないかと一瞬心配になった。しかし危ういところでちゃんと助けが入ったのは、予定通りなのだがホッとした。子ども向けの妖怪映画でそんなことを心配している自分が馬鹿みたいである。そのほか長屋のお仙(坪内ミキ子氏)が、主人公の男に寄せる想いを表情に出していたのがちょっと見どころかと思う。 一方、妖怪映画としては大人が見るとほとんど怖くなく、百物語で始まったはずがなぜか最後は百鬼夜行になり、一度に大勢出るのでユーモラスで賑やかな印象が強くなっている。ただ置いてけ堀の話は、ちゃんと和風情緒ただよう怪談としてまとまっており、もとの本所七不思議の話より怖くなっていた。また“再度の怪”に脅かされた男が、口に出してしまったら同じことが起こる、と考えていたのも面白く、伝統的な感覚を生かした正統派の妖怪映画という面を持っているのは間違いない。 それから、最後に悪人が滅ぶ勧善懲悪的なストーリーではあるが、寺社奉行を大目付組下の武士が摘発し、町人の方を妖怪が制裁したのが連携プレーではなく全く別行動だったというのは、人間と妖怪に慣れ合いなどない、という基本線を守ろうとしていたように感じられた。 なお劇中の噺家の語り口は本格的で興味深いが(本物なので当然)、この人の「言い伝えというものはそれだけの謂れがあって…」という台詞は、現代ではもう聞くことのできない名言と思う。俗信などあまり気にしてもキリがないわけだが、それでも無視して後悔するよりは、とりあえず従っておいた方が無難、という程度の感覚は持っていてもいい。 かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 6点(2012-11-12 22:02:11)(良:1票)

1.「大魔神」の流れを汲む大映特撮時代劇の新シリーズ第一弾。基本は、悪徳商人と悪代官に苦しむ貧しい町人達に、悪事の内偵を進める隠密の活躍を絡めるという、「水戸黄門」の様に解り易いオーソドックスな時代劇となってます。従って妖怪達の活躍も後半まで待たされますが、「大魔神」に同じく妖怪登場まで、充分本格時代劇として楽しめます。勧善懲悪も徹底して、鑑賞後に親が子供に向かって「悪いことをするとお化けが来るよ」と諭せる仕掛けにもなっている優良映画でもあります。しかも大人も納得のクォリティを保持。これこそ親子での鑑賞をお薦めします、6点献上。 sayzinさん 6点(2004-11-09 00:09:47)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 14人
平均点数 6.36点
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417.14% line
5214.29% line
6535.71% line
7321.43% line
8321.43% line
900.00% line
1000.00% line

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