みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
24.こういう映画を観ると、自分は映画という娯楽に根本的な部分では「精巧な虚構」を求めているのだなと思う。 ザラつく画面に映し出されるリアルな息づかい、決してトントン拍子には運ばない物事の顛末、そして正義を司る者が常に「完勝」するなんてことはあり得ないという現実感。 その唐突な映画の終焉に対して「え、終わり?」と不満を禁じ得なかった自分は、この作品の持つ価値を感じつつも、どうしても最終的に「面白かった」とは思えなかった。 非常にどっちつかずな言い方になるが、それはイコールこの映画が「面白くなかった」ということではない。 ブルックリンの刑事たちの生々しい姿が延々と描き出される映画世界に対して、終始惹き付けられたことは間違いない。 怒濤のカーチェイスシーンから、映画史に残る有名な“背後からの射殺”シーンと、見所と見応えは枚挙に暇がない映画であった。 では何が自分自身の好みに沿わなかったのか。それは即ち、この映画の最大の売りである“リアリズム”に他ならないように思える。 この映画のモデルは実在の刑事であり、その元刑事の生き様を描き出したノンフィクションが原作である。 そして監督は、リアリティを徹底しドキュメンタリー的手法でこの映画を構築していったという。 その徹底したリアリズムが、個人的にキツかったのかもしれない。 それは、あまりに生々しい描写の連続で観るに耐えないというような分かりやすいキツさではない。 ありとあらゆる情報網が張り巡らされ、別に知りたくもない現実が次々に明るみになる現代社会に生きる者として、映画の世界にまで"現実感”を求めることに疲れたという表現が正しいように思う。 このハードボイルドな刑事映画に描かれていることとその方法は、圧倒的に正しいのだろう。 ただ、楽しくはない。とどのつまりそういうことだ。 奇しくもこの映画の公開と同じ年、もう一つのハードボイルド映画の中でもう一人の刑事が登場した。 今作のポパイ刑事と同様に、正義の名の下に問答無用に悪を葬るその刑事の通称は“ダーティ・ハリー”。 この二人のアウトロー刑事のスタンスは極めて似通ってはいる。 しかし、同じ丸腰の悪党に対してでも、背後から撃ち殺すポパイよりも、正面から堂々と撃ち殺すハリーの方が、やっぱり格好良い。 【鉄腕麗人】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-11-11 20:32:16)(良:1票) 23.昔ならではの実録系のシブイ映画。多少の緊張感はあるものの、今となってはやや地味か。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-07-22 10:56:10) 22.《ネタバレ》 犯人を追い詰めるまでの過程を楽しめました。 特に電車を車で追いかけるシーン。 ここは迫力満点でした。 尾行のシーンも渋くて面白いです。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-11-25 19:44:55) 21.古き良きハードボイルド。 ポパイの何が何でもホシをあげてやるという麻薬警察の執念は良かった。 ただ、まじめな堅いストーリー過ぎて刺激が少々足らない。 【mighty guard】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-03-08 14:13:39) 20.ロケーションが良かった。今となっては懐かしさも感じた。現代のNY映像では考えられない猥雑な画。ポパイ刑事も良い意味で品がないんだよね。爽快感とかすっきり感の真逆。男臭さをたっぷり感じる作品。 【タッチッチ】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2016-10-12 15:36:50) 19.粗暴な警官が緻密な尾行捜査を行うというギャップがいい。ドキュメンタリー出身監督らしい臨場感溢れる撮影と編集も高評価。BGMをあまり使わず、手持ち撮影を駆使することで尾行・張り込みの緊張感が醸しだされている。尾行シーンと有名なカーチェイスはゲリラ撮影だったとのこと。カースタントのプロが日常に飛び込むとああいう映像が撮影できるのだ。 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-03-14 02:11:56) 18.《ネタバレ》 地下鉄を下から追いかけるシーンは、今のCG満載の漫画チックなカーチェイスとは違う緊張感・迫力がある。 ただ、最後は取引が成立した時点で踏み込んで、一網打尽にすれば簡単だったのではないか、という疑問が残る。首謀者やFBIを遠慮なく撃ち殺しているような展開でよいのであればなおさら。橋の向こうで待っている必要なないだろう。警察車両がズラッと並んでいるシーンを撮りたかったのだとすると、リアルから離れている気がする。 【マー君】さん [DVD(吹替)] 6点(2016-02-20 11:39:56) 17.《ネタバレ》 泥臭く地べたを這いつくばるような刑事物。張り込み。空振り。がさ入れ。ともかく地味な操作が目立ちますが、実際はこんな感じなんだろうなぁと想像が出来るリアルさ。ドブのにおいすら漂ってきそうな雰囲気は見事。この空気は貴重だと思えます。 【kirie】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-09-21 11:42:55) 16.《ネタバレ》 ラスト、シャルニエを取り逃がしたと分かったとき!!思わず「まじか」と言ってしまった。 【わんたん】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-03-22 00:47:42) 15.ジーン・ハックマン、いい暴れっぷり。張り込みのシーンとか雰囲気出ていて良かったです。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-02-04 18:43:04) 14.「ダーティーハリー」に通ずる刑事アクションものだけど、 実在の麻薬課の刑事二人をベースにしたお話ということで、娯楽映画でありながらも、 正統派刑事物という印象が強い。犯人との攻防や本格的なカーアクションに見応えがあるが、 主役二人のキャラも見所。強烈な個性でアクの強さを見せてくれるジーン・ハックマン、 相棒役のロイ・シャイダーも渋くてよかった。男臭さがムンムンに漂ってくるような作品。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-01-26 03:03:26) 13.《ネタバレ》 麻薬組織大捜査線。メインエヴェントはやはり高架下のカーチェイス。70年代前半の技術とは思えない、まるで自分が運転してしているかのように見せる臨場感抜群のカメラワーク。素晴らしいですね。真上の鉄道ジャックと同時進行で描写されていてスリリングでした。ジーン・ハックマンとロイ・シャイダー、ハードボイルドなタフガイ刑事コンビを熱演。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-10-22 00:55:04) 12.ジーンハックマンとロイシャイダーという、今考えると贅沢な二人組み。ニューシネマのあの見終わった後の寂しさもまたいい。映画が好きになった時、まず、かじったのがニューシネマでした。ホントは正統派の映画を観て、それからニューシネマを観れば、骨太のストーリーを好む、健全なおっさんになったろうに、ニューシネマから入ったものだから、映画の中で人が死んだりするのが何でもなく感じられるオタッキ-なおっさんになってしまった。でもジーンハックマンって絵になるよなあ。余談ですが、悪徳保安官のハックマンとこの映画と同時期に創られた「ダーティハリー」のイーストウッドがたたかう映画「許されざる者」がアカデミーを獲ったのは面白い。 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-12-20 00:52:50) 11.リアルタイムで見てれば、もっと高い点数だっただろう。 【フッと猿死体】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-10-08 09:47:51) 10.ポパイが金まわりのいい男にムカついて尾行する冒頭がおもろかった。あと街の雰囲気と音楽がいい。 【しっぽり】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-06-09 15:20:26) 9.カーアクションもなかなかだったが、それよりも駅での乗ったり降りたりとか、車を解体して麻薬を調べるとかいうような単純な設定を引っ張っての緊迫感の方が印象的だった。全体的に、無駄な装飾を一切排したことで、逆に制作者のテンションの高さを感じることができる。ラストのあっけなさも潔い。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-06-04 03:20:04) 8.高架下で繰り広げられるカーチェイスは緊迫感が満ちていました。 しかし、それ以外の場面は忘れてしまいました。 【しまうまん】さん 6点(2004-06-19 21:16:03) 7.身内(正確には違いますが)を誤射して終わりというのが、どうにも……。それにしても、車で電車を追いかけるシーンは、怒濤の迫力でした。他の部分が地味だっただけに、ここの印象があまりにも鮮烈でした。 【K】さん 6点(2004-04-24 14:42:32) 6.ドキュメンタリー・タッチとあって、特に前半は地味で淡々と進む印象。人間関係やストーリーのつながりを追うのに苦労した。繰り返し見るともっと良さが分かってくるのかな。高架鉄道でのカーチェイスはなるほど、一見の価値あり。 【きりんのめ】さん 6点(2003-12-25 11:05:41) 5.ジーン・ハックマンの執念の追いかけはかっこいいです。これと張るのは「逃亡者」のトミー・リーくらいかな。応援しながらも、こういう輩に追っかけられたら怖いなあと思ってみてました。 【omut】さん 6点(2003-08-04 07:44:07)
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