みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
8.一方に20世紀末の世間を騒がせた事件史があり、一方に無名の夫婦の歴史がある。でもこうして裁判所での事件を並べてみると、個性的に見えたそれぞれが同じ「社会からの逃走」という病いの別の症状の現われに見えてくる。また、妻の母に認められるまでの夫婦史を眺めていると、世の夫婦というものは同じようでいてそれぞれの特殊を生きてるんだな、と思わされる。普遍と特殊がスルリスルリと交替しあっているような世界観。それらを貫いているのは「人生から逃げない」ということ。別に歯を食いしばって抗うことでなく、柔軟に、しかし逃げないということの大切さ、そんなテーマの周辺を回っていたような気がする。「とにかく面倒なことからは逃げよ」という人生訓を守って生きてきた者にとっては、粛然とさせられる。法廷スケッチという一日だけ有効な絵と、寺の天井画という永く残る絵、でもそれらが等価に支えあって夫婦になっており、また社会が成り立っている、そんなことを見ながら考えていた。夫婦のいさかいなど、長回しで場の雰囲気をそっくり捉えるところが、うまさ。ただ親戚連中は、時代の変化を見せるために動員されたような感じで薄っぺらい。それと天井画ってのがやや唐突だったような。 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-05-29 12:07:23)(良:1票) 7.《ネタバレ》 この映画の登場人物の中には、あまり気持ちのいい人が存在しない。日常を切り取ったようなそれぞれのシーンがどうも自然を装いすぎて不自然で、違和感を感じた。木村多江が演じる女にイライラした。 【なこちん】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-02-13 02:58:13) 6.みてて胃が痛くなりました。監督の微熱と子の喪失は符号するのかと…。 ただ法廷画家という職業を描くという観点からは視るべきものがあり。 【かれく】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-12-26 12:16:11) 5.鬱になってしまう性格の妻を木村さんがうまく演じていたと思う。いろんな法廷のシーンが出てきたが、加瀬くんの演技が抜群に印象的だった。違う作品も観たい。リリーフランキーは演技か素か微妙な味わいが魅力だと思う。 全体としては、一人で生きていくよりも、二人で一緒に歩いて行ける幸せを教えていただける後味であった。 それは相手探しが第一の関門である自分にとっては手に届かない幸せのようにも感じた。 【おっちょ】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-01-07 22:43:11) 4.評価が高い本作..微妙でしたね.. 木村多江演ずる、翔子の言動に共感できなかった..病んでしまう過程をもう少し綿密に描かないと、観ている方は置いてけぼりに.. 作中のエピソード、小ネタの、等身大のリアルさは、評価に値するけどね... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-08-03 10:36:01) 3.まあまあ。飽きずには見れた。「猫背は情に厚い」ってのは本当かな? 【すたーちゃいるど】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-07-25 20:49:25) 2.だんなの優しさがどんな薬よりも精神状態を安定させるということが よくわかる。しかし法廷画家で食べていけるほど日常的に新聞等に 絵がのっているとは思えないのだけど...。あと旦那がつらい状態から 自発的に脱した人に「逃げた」と断言するシーンがたびたび出てくるので そういう状況下になりつつある人も含めて見る人を選ぶ映画だと思う。 【K2N2M2】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-05-23 05:22:37) 1.リリーさんの自然体の演技と木村さんの迫真の演技は、マッチしてたと思う。やっぱり奥さんは元気な方がいい。夫婦が本当の意味で夫婦になる過程を観させていただきました。 【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-03-31 01:45:49)
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