みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
11.《ネタバレ》 (結局、ヴィッキーとクリスティーナどっちが主役なの?)とヤキモチしたりもしたのですが、終わってみれば良いバランスだったように思えますね。 どちらかといえばクリスティーナの出番が少なめで、影が薄く無個性になってしまいそうなところなのに「欲しくないものは分かるけど、何が欲しいかは分からない」などの台詞によって、彼女というキャラクターを的確に表している辺りも上手い。 この手の恋愛映画ではお約束の「現実的な女性」「ロマンスを求める女性」という組み合わせな二人だったけれど、実は前者の方が内心ではロマンスを求めており、後者の方が意外と根っこの部分は現実的という対比も面白かったです。 序盤にて「彼はありがちなタイプじゃない」というクリスティーナの言葉に対し「ありがちなタイプって、ダグの事を言っているの?」と喧嘩腰に反論するヴィッキーという場面を描く事により「実はヴィッキーは婚約者のダグに物足りなさを感じている」と、観客に自然と覚らせるのも良かったですね。 こういう描写で、わざとらしさや押し付けがましさを感じさせず、すんなり理解させてくれるのって、凄い事だと思います。 「翻訳で失われるものは多い」という、字幕や吹き替えに頼っている身には耳の痛い言葉が劇中で飛び出す辺りも印象的。 この映画に限っても、字幕では「成就しない愛はロマンチックだ」と表示される台詞が、吹き替えでは「成就しない愛だけが本当にロマンティックだ」という台詞になっていたりするんですよね。 どちらかといえば、後者の言い回しの方が好み。 確かに色々と失われているかも知れないけど、翻訳によって生み出されているものも多そうだなぁ……と感じました。 ラストには「非現実」を求めた二人がそれに失望し「現実」に戻っていくオチとなる訳だけど、そんな二人が、実に味わい深い表情を浮かべていた辺りも良かったです。 安易な表現になってしまいますが「大人になった」というか、憧れていたロマンスさえも結局は下らないものだったと知ってしまった虚しさというか、そういうものを感じさせてくれました。 しかしまぁ、あれだけの事を「つかの間の恋」の一言で済ませ、婚約者には真実を告げないまま夫婦になるという辺り、女性は強かというか、怖い存在だなぁ……と再認識。 主人公の女性達に関しては、どうも感情移入出来なかったというか、最後まで距離を感じていた気がしますね。 それと、劇中では基本的に「退屈な男」とされている婚約者のダグが優しくて良い奴であり、作中の美女達にモテまくるファンの方が薄っぺらで魅力が無いように思えた辺りも興味深い。 これって作り手側も意図的にそうしたのかどうか、気になるところです。 観客もバルセロナを旅行した気分になれるという、バカンス映画に必要な要素がしっかり詰まっている辺りは、好印象。 途中出場にも拘らず、大いに存在感を発揮してくれたペネロペ・クルスも、忘れ難い味がありましたね。 ウディ・アレン監督作とは肌が合わない事も多かったりするのですが、これは中々楽しめた一品でした。 【ゆき】さん [DVD(吹替)] 6点(2017-03-22 05:24:17)(良:1票) 10.ペネロペ・クルスの魅力爆発。 【Yu】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-03-18 15:55:44)(良:1票) 9.《ネタバレ》 ウディ・アレン。もう70歳代も半ばですよね。その人がバリバリの現役で今もハイペースで常に自らが脚本を手掛け、こんなに軽妙な語り口で情熱的な映画を作っている事がまずは凄いと思う。1人の男をめぐる3人の女、中でもアカデミー賞に輝いたペネロペ・クルスの情熱的な存在感がひと際輝いていました。新しいアレン映画の顔となりつつあるスカーレット・ヨハンソンの伸び伸びとした演技も楽しかったです。ウディ・アレンにはまだまだ現役で、できれば自らも映画に出てくれて、これからもずっと楽しい映画を作り続けてもらいたいものです。 【とらや】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-07-11 03:56:02)(良:1票) 8.《ネタバレ》 ここ数年ヨーロッパの各都市を舞台にしているアレン監督。それぞれの街への監督の解釈が反映されてるようで、どの作品も「その都市ならでは」な趣があります。 今作はバルセロナ。スペインは情熱の国、代表女優はペネロペ・クルス。ペネロペといえば”ハモンハモン”、あの突き抜けた色情模様にアレン監督もアテられたのでしょうか。枠の無い自由奔放な感情のほとばしりは、件のスペイン映画に通じるものがあるような。 南欧の熱情に翻弄されたアメリカ女子二人。結果一人は自らの結婚に納得できない心を抱え、もう一人は完結せぬ自分探しを継続中、と帰途に就く二人の表情は冴えない。このへんのシニカルな結び方は、アレンらしい。 あと、女優らがとても綺麗に撮られています。女性大好きな監督の手腕のほどがうかがえます。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-05-22 23:31:54) 7.《ネタバレ》 自動録画されていたので鑑賞、そこそこ面白かったけど、結局のところだから何?て感じ、ウッディアレンとは相性が良くないみたいです。最近ペネロペ出演作品に出くわすことが多いな、モテモテ男は007/スカイフォールの敵役の人だったんですね。 【ないとれいん】さん [地上波(吹替)] 6点(2013-04-26 15:55:59) 6.《ネタバレ》 複雑に絡んで広がりまとまらないと思ったけど最後はきれいに収まりすぎです。モテテモテテ仕方なし、両手に花どころではありません。心地いいスペイン風のテーマ曲。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-08-02 00:56:57) 5.日本語吹き替え版が良いですね。ナレーションがほんわかしてて。ストーリーとしては、イメージしたまんまのアメリカ人とスペイン人(そしてアーティスト)って感じ。それにしてもあんなに自由な思考なのかな。スカーレット・ヨハンソンも綺麗だけど、やっぱりぺネロペが綺麗・・。台詞にも「彼女の若い時の美しさといったら~」みたいな表現があったけど、きっとその通りの、若くて美しくて天才的に才能あふれて・・でも紙一重で情緒不安定(これも典型?)だったんだろうなぁって思った。 【ネフェルタリ】さん [DVD(吹替)] 6点(2012-04-05 09:47:22) 4.例のごとく、登場人物たちはふらつく。一つのキャラクターからはみ出そうと、反発と親和を織りなしていく。いつもだとそれがなんらかの着地点を見いだすのだが、今回はそのまま人間関係を広げていって、茫漠とした霧になって終わる。南欧的と言えば南欧的。アルモドバル的暖色が満ちる。ただひとつ残るのは、自分が「望まないもの」だけ、という話。ステレオタイプなスペイン人の描写は、ニューヨーカーの凡庸さの背景として意図したものかもしれない。観光名所的なロケとあいまって、誇張の効果。アメリカ人の会話にはうんざりだが、スペイン人のホットさにはついていけない、って。そのふらついていく一瞬一瞬には皮肉な面白さがあるのだが、一本の作品としては、とりとめなさの印象のほうが強くなってしまった。主要人物4ないし5人に、脇系の人が中途半端に絡んでくるのが、おい、本舞台に出るのか出ないのかはっきりしろ、といらつかされる。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-04-07 11:59:07) 3.いかにもスペイン。 【たいがー】さん [インターネット(字幕)] 6点(2010-02-13 14:49:34) 2.ウッディ・アレンの映画は久しぶりだったので調べてみたら、「誘惑のアフロディーテ」以来だったので、10年以上のご無沙汰でした。この映画を見ようと思ったのは、出演者に惹かれたからで、期待どおりの魅力を発揮してくれました。台詞に出てくる、説得力のなさそうな誘惑の言葉などは、スクリーンから見聞きしていると、不思議な説得力を持つのです。演技と演出の力というのは恐ろしいものです。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-07-18 00:20:04) 1.《ネタバレ》 バルデムうらやましいぞ!あんなタイプの違った美女二人と一緒に住むなんて! 【ギニュー】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-07-06 19:33:47)
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