みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
3.のちにNHKの「プロジェクトX」でも取り上げられた富士山頂への2年間に渡る台風観測のための気象レーダーの設置工事を当時実際に気象庁に勤務していた新田次郎の小説をもとに映画化した作品。主演の裕次郎がプロデューサーも担当しており、「黒部の太陽」などと同じくビデオ・DVD未発売ということで、取りあえず今回の放送を見てみた。裕次郎と勝新の共演など、大作映画らしく出演者は豪華で、それなりに見ごたえもあるものの全体としては淡々としていてそれでいて大味な部分もありドラマとしての盛り上がりがあまりなく見終わってもそんなに印象に残らない感じ。でも、裕次郎と勝新の共演は同年の「待ち伏せ」より本作のほうがしっくり来ていると思うし、日活映画で裕次郎と共演することの多い芦田伸介、宇野重吉といった名優たちも良かった。渡哲也はあまり出演作見てないが、本作よりもっと後のほうがいいような気がする。勝新の本作での役名が「朝吉」で、これだけ聞くと「悪名」しか思い浮かばない。映画の評価としては本当は5点でもいいのだけど、おそらく今回のような機会でもなければ見れない映画だと思うのでおまけで1点プラス。予告編だけ見たことあるが、「黒部の太陽」がいつか見てみたい。 【イニシャルK】さん [地上波(邦画)] 6点(2009-07-22 18:57:24) 2.《ネタバレ》 石原裕次郎のイベントの告知としてテレビで放映されたが、そういった機会がなければ触れることができなかった作品だと個人的には思う。 若き日(?)の勝新太郎、田中邦衛、山崎努、渡哲也などの俳優陣が見られただけでも面白かった。タイトルだけから受けた印象では、何かサスペンス的な展開があるのかと思ったが、観てみると富士山頂の気象観測レーダー設置に尽力した人々の功績を知らしめるための作品で、現代だとテレビのドキュメンタリー番組や、特別ドラマでも成立しそうな感じもする。 が、現代にも通ずる官僚の問題が、当時から何も変わっていないことが確認できたり、日本初の仕事を成し遂げることによって、会社の名を上げて業界の主導権を取りたいという野心が見えたり、馬荷方が機械化に方向転換するきっかけになる、など色々な面が描かれていて、全体の感想としては観ることが出来て良かったと思う。 【しゃもん】さん [地上波(邦画)] 6点(2009-07-05 21:22:15) 1.台風の観測のため、富士山頂に1964年、気象レーダーが設置された。 その難工事の様子を描いた映画。 富士山レーダー設置には、平地より20度低いという寒さや悪天候、高山病、 大量の資材を運び上げることの難しさなど、多くの困難があった。 ということを説明しているのだけど、それだけにしては長くて、内容が薄く感じた。 富士山には登るし工事もするけど、思いのほか絵的に地味で、 本当は淡々としていたかもしれないものを無理にドラマ仕立てにしているようにも見えて、 どこまで本当なんだろうと思ってしまった。 富士山の頂上に観測所があって、困難の末にレーダーが作られたという事実を 知るきっかけにはなるけど、それ以上のものではないという気がした。 ちなみに気象衛星の発達により、富士山レーダーは現在ではすでに廃止されているそうな。 【且】さん [地上波(邦画)] 6点(2009-07-05 01:19:50)
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