みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
3.《ネタバレ》 これまでのシャマラン作品は全て、彼自身のオリジナルな脚本であったのに対し、本作はアメリカの人気TVアニメの実写化ということで、これまでと毛色が違う。ファンタジーで子供向けでストーリーにも深みはなく、そしてなによりも全編に渡ってCGが使われている点が一番の相違かもしれない。オリエンタルな世界観でありながらも、はっきりとした「中国風・タイ風、チベット風」ではなく、なんともあいまいな一つの世界を作り上げている。いずれにせよ、この妙なオリエンタルに違和感を感じてしまうのは僕だけではないはず。主人公アン演じるノア・リンガーの早熟っぷりや動きの綺麗には感心するし、火や水を使ったその戦いの様にはエレガントさを感じ見応えがあるのだが、心揺さぶるものがどうにも乏しい。主役の一休さん、、、、じゃなかった、アンも、額の矢印と目が光るだけが唯一の感情表現で、もっとこう表に出るものが欲しいと感じた。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2010-12-09 21:32:41)(良:1票) 2.《ネタバレ》 シックスセンスのMナイトシャマラン監督もロードオブザリングやハリーポッターのようなファンタジー映画を作ってみたかったのですね。 青いパッケージとアバターというキーワードが、映画アバターと商業的に上手く被さってるなぁ、なんてそんな気がしてしまいましたがそれって妄想ですか。 Mナイトシャマラン監督は霊的な、または神秘的な世界を描くことを得意としたスピリチュアル監督ですが、この映画でも気の力やエレメントの世界が面白く描かれてます(原作がそうなんでしょうけど)。 拳法の舞と気の力の使い方が見事にマッチして美しいです。 ちょっと前に多量生産され気味だったファンタジーの世界を東洋風に描くことで他のファンタジーとはまた違う幻想性があります。 坊主の少年の額のタトゥーは美しいですが、矢印の形が好きじゃないです。 矢印って我が強い印象があるのに、この少年はそういう感じじゃないですし。 神秘性はありますが、CGを大々的に使ったファンタジーはアニメやゲームとほぼ変わらず、 美しい乙女が湖面に身をささげる場面はFFじゃないでしょうか? 変な白いドラゴンみたいな幻獣も、あれってファルコンから来てますかね。 エレメントがいきているファンタジーの世界が好きです。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(吹替)] 6点(2012-09-20 00:07:36) 1.《ネタバレ》 シャマランはこの映画で何をしたいのか。 そもそも彼は登場人物に感情移入させるとかいう映画において最もどーでもいいようなことには勿論興味はないし、なんなら物語自体にもそんなに興味を持っていない。彼は物語をどう描くかってことを深く考えているだけだ。 台詞やモノローグ、ショットまでも、すべてが説明であり、説明の構築だけでこの映画は成り立っているかのように見える。どことどこの国が喧嘩して今こーいう状況で、だからこの人たちはこーしますよ、っていう説明をやっていくのだけど、それは物語だから興味なくて、ないというかそれが一番描きたいものじゃなくて、この映画で描きたいのは、あくまで一度逃げ出したアンがもう逃げ出さずに運命を受け入れるということを物語を通して描きたいわけだ。その描き方に集中している。だからその周りで起こっている出来事なんぞなんだっていい、と言うと語弊があるかもしれないが、まぁなんだっていいんだろう。 だからそこだけは説明じゃない、ちゃんと連鎖してる。 アンは仮面を被った火の国の王に助けてもらうわけだが、アンは一度は彼を置いて飛び立とうとする。しかしアンは一度逃げ出したということを深く後悔しているのだ。だから踵を返し、彼を援護する。この時のカット割りとそのテンポは実に巧妙で、この時この映画は飛躍する。それまでの説明がその瞬間に集約されそこで大きく開花するってことだ。アンはもう逃げ出さない。 これは最後の海の壁を聳え立たせるシーンでも言える。何かを犠牲にして運命を受け入れるという困難さの克服、その克服の瞬間に集約される大きなアクションとしての巨大な海の壁、これが映画としての起伏だと思う。 まぁシャマランにしてみれば、説明を重ねることによって、最も描きたい部分への布石となるならば、そのための説明で何が悪いんだってとこだろう。 【すぺるま】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-07-23 23:42:18)
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