みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
2.淡々と、楽しくも切ない日々を描く日常系アニメというジャンルだと思います。 とはいえ、ワンクールの連続アニメの構成を映画として持ち込んでしまったのは失敗。ぶつ切りのエピソードの羅列となってしまい、物語に大きな柱が存在しないので、え、これで終わり?と何とも拍子抜け。このストーリー展開であれば、物語の折々で触れられていた父の影から脱却。自分なりの絵の模索、自立、嫁入り、出戻りと結局ダメ人間の父を捨てきれない娘としての葛藤が柱となり得るとも思うのですが。 さらに、この音楽。なんでこんな音楽にしてしまったのかが解らない。普段は淡々と静かな音楽なのに、突然現代風のギターが鳴り始めても興ざめなばかり。いくら印象的なシーンだけに使われているとは言え、唐突感でいらっとしてしまいました。 雰囲気は良いので、もう少し構成と音楽に気を遣って欲しかったです。 【kirie】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2017-01-04 20:49:29) 1.《ネタバレ》 キャラクターの図柄はシンプルな描線のうえ表情変化にも乏しいが 朝陽、夕焼け、宵の口、雨天それぞれの状況に合わせて 衣服の色彩や影、そのコントラストを微妙に変化させることで季節感や 時刻、立体感を良く表現している。 アニメーション映画としてはやはり ヒロインが全力で駆け出すクライマックスの全作画カットが白眉だろう。 屋内から路地へと飛び出しての韋駄天走り。それを追いかけ回り込みながら フォローするカメラの動きをダイナミックに描いている。 茶屋の軒先で少女が雪遊びするシーンの情緒も忘れがたい。 惜しいのは、この少女を最初に紹介するヒロインのモノローグである。 彼女の目が不自由であることをいきなり説明してしまう。 それは二人のやり取りの中から自ずと明らかになることであるのに。 それから、音楽にはもっと統一感が欲しい。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 6点(2015-05-10 18:53:36)
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