みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
8.《ネタバレ》 単なるスリラーで終わってくれれば普通に怖くて面白い出来。 しかし、「ゲットアウト」で脚本が評価された事から大分ハードルが上がったに違いない、社会風刺などを絡めた壮大なテーマ性は逆にリアリティを損なう結果となっていた。 どんでん返しをやりたいばかりに観客置いてきぼりな演出を繰り出して来るのも独りよがり感が漂い、気持ち良くサスペンスを堪能出来ない。 ただ、主人公家族が恐怖のどん底に叩きつけられながらも、たまにユーモラスな行動とかで観客を笑わせに来るのは良かった。車を誰が運転するかのくだりで、殺した敵の数を競い合い、より多い方が運転したりとか。 敵のヘンテコな動きも不気味で良い感じ。 【ヴレア】さん [映画館(字幕)] 6点(2019-09-08 08:51:03)(良:1票) 7.《ネタバレ》 社会風刺的な側面も容易に汲み取れるものの、お話としては正直大したモンではないと思うし(全体的に整合性もやや微妙)何よりちょっと「古臭い」のだよね(昔の『世にも奇妙な』とかで如何にもやってそーなお話…とゆーか)。だとすると、このテンポの重さ+尺の長さはちょっと「無駄に」という感じがまずはしてしまうのですよ。それに、ジェイソンが自身のドッペルゲンガーと対峙するシーンとあとオーラスには多少は仕掛け(トリック)が在ったかとも思うのだけど、シナリオの他の部分は相当にシンプルなスリラー的展開に留まってもいる…とも思ってしまうのですね。結論的には選択肢は2つ、もう少しだけお話にアイデア(=ヒネり)を効かせるか、それが無理なら出来の悪くないショック描写を活かしてよりシンプルに90分で駆け抜けた方が好かった…のではないかと思いましたね。 ただ一点、肝心のドッペルゲンガー達は中々高度に異常性を醸していてその雰囲気自体、つまりはソレを表現する役者の演技は全然悪くなかった(むしろ見応えが大いに在った)とも思うのですよ。特に女性陣、ルピタ・ニョンゴとエリザベス・モスはどちらも非常に好かったと思いますね。ソコに1点加点して、この評価とさせて頂きますです。 【Yuki2Invy】さん [DVD(字幕)] 6点(2022-04-12 22:22:44) 6.《ネタバレ》 多くの皆さんが書いていらっしゃるように、分身が登場するまでの展開は、先読み出来そうな雰囲気ではあるもののホラー作品として十分に恐い演出です。 自分たちの分身が突如として現れ、動かず物言わず立ち並ぶ。逆光でその表情は判らないまでも、間違いなくそれは自分たちであり、間違いなくそこに居る訳です。これは心理的に相当恐いですね。見た目が自分なだけに見ず知らずの幽霊より恐い。自らの存在の足元がぐらついてしまう。 でも、分身が言葉を発し物理的に接触し、まして刃物を振りかざして襲って来るとなると恐さの種類は一変します。幽霊に対しての恐怖と、殺人鬼に対しての恐怖との違いと言ったところでしょうか。分身は話し声も話し方も、そして動きまでもが奇妙です。所謂ドッペルゲンガーとは異なり、思考や感情的には本体と同一ではないようです。ならば、その恐さはあくまでも現実的な恐さであって、分身たちは単純に生きるか死ぬかの殺し合いの対象となって来る訳です。 そして、挙句の果てに分身たちは科学的に創造されたクローンだなどと種明かしされてしまうと、これはホラー・サスペンスではなくSFスリラー、いや、社会派SFスリラーのカテゴリーの作品と、自分の中での理解の仕方が大いに変わってきます。 その上で改めて考察してみると、次々と生み出されたクローンが何故か出入り自由でウサギだらけの遊園地の地下の秘密施設で育てられ、ついに自分たちの待遇改善を図るべく一斉蜂起。人間、いやクローンの鎖を成して地上の世界を制覇していくという遠大な物語は、ホラーの範疇から大きく離れ、かと言ってSF作品としてはさほど目新しくもないようにも思えてしまいます。 ラストシーンで、ヒロインは実は自分の方が分身だったと思い出した、などと言われても、遡って新たな矛盾を感じるばかりでどうにも釈然としない結末でした。なので、作品としては、未見の同監督作品である「ゲットアウト」に期待したいと思います。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-03-16 22:17:44) 5.《ネタバレ》 スコアの印象だったり、不気味な人が家の前にいる、とか、ドッペルゲンガーが次々に人を殺す、という展開などなかなか見応えがあったし実際雰囲気も好きなのだけど、「ゲット・アウト」同様好きな部類のテーマか?と聞かれるとそれほどピンとくるものではなかった。 【クリムゾン・キング】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-02-02 17:55:44) 4.《ネタバレ》 find yourself 86年のドッペルショックから、ずっと心に闇を抱えた主人公は二人の子供の母親となり、その日を迎える。 いやー理不尽なぶっ飛び設定で、なかなか楽しかったけど、ハサミを振りかざしはじめたら、なんだかね。 家族単位で、おまえはおれか?を引っ張って欲しかったなぁ。 いちばん怖かったのはやっぱり不審者として手を繋いで登場したところだと思うと、やはりなんだかわからないものに対する恐怖という和テイストすら思わせる趣が良かったね。 主人公も家族を守るため覚醒してからは、幼い頃の恐怖心はどこ吹く風、ランボーばりにサバイバルしてるし。 積年の恨みを語っていた割には、もう入れ替わっとったんかい的なオチは、どーなの?って別な意味で理不尽を感じで終了。 ま、面白かったから、べつにいいけど。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-01-06 05:09:54) 3.《ネタバレ》 その日、アデレードは憂鬱な気分で車に揺られていた。夫と二人の子供たちとともに久々に家族水入らずで過ごすバカンスなのに、彼女の気分は一向に晴れることはなかった。何故なら訪れたリゾート地が、サンタクルーズだったから――。彼女は子供のころに、この地でとても恐ろしい経験をしたことを未だに覚えていたからだ。人気のないお化け屋敷の中で、なんと彼女は、自分と瓜二つの姿をした少女に出会ってしまったのだ。しばらく言葉も発せられなくなるほど、そのことがトラウマとなったアデレード。今すぐにでも家に帰りたかったが、夫も子供たちも楽しんでおり、とても言い出せるような雰囲気ではなかった。そして迎えた最初の夜、アデレードの予感は的中することに。いつの間にか立っていた、別荘の外の四人の人影。夫婦とその二人の子供と思しき家族たち。夫の警告も空しく、無言で近づいてくるその影。家の明かりの中で彼らの姿を見たアデレードは再び恐怖のどん底に突き落とされる。なんとそこに居たのは、自分たち家族とそっくり同じ姿をした者どもだったのだ。果たしてこいつらは何者なのか?恐怖と謎に満ちた壮絶な一夜が今、幕をあける……。前作『ゲットアウト』でアカデミー賞の栄誉に輝いたジョーダン・ピール監督の最新作は、そんなミステリアスな雰囲気が濃厚に漂うモダンホラーでした。前作同様、不穏な音楽と充分に間を取った禍々しいホラー描写とで、なんともいや~~~な感じのホラーに仕上がってましたね、これ。もう人の神経を逆撫でするような嫌なエピソードのてんこ盛り。この家族のいわゆるドッペルゲンガーたちが手を繋いでただ突っ立っているという登場シーンから、もう嫌なことしか起こらないことは目に見えていますし。ただ、全編に渡ってここまでたっぷり間を取っちゃうと、必然的にお話の方が単純になっちゃうのは至極当然。前作ではそのシンプルさが巧くいっていてなかなか完成度の高い秀作となっていたのだけど、本作ではどうなんでしょうね。途中まではこの謎が謎を呼ぶミステリアスなお話にぐいぐい引き込まれて観ていたんですけど、ことの真相が明らかにされた辺りでさすがに僕は冷めちゃいましたわ。いや、この真相はさすがに無理があり過ぎるっしょ(笑)。ダメ押しするようなあの大オチに至っては、あまりに無理やりすぎて思わず苦笑しちゃいました。この全編を覆う禍々しい世界観は嫌いじゃなかっただけに、残念! 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2020-10-02 23:08:57) 2.《ネタバレ》 ホラーということだったので多少身構えて鑑賞したが、怖い場面は特になかった。 前半は、父親の能天気さについ笑っちゃうような場面もあったが、後半はちょっとだれたかな。ゲットアウトのほいが好みでした。 【おとばん】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-07-24 11:59:02) 1.《ネタバレ》 鏡の部屋でドッペルゲンガーに出会ったときに、オチの想像がついてしまった。無念。気づかずラストに到達した方が面白いって思えたはず。返す返す無念。みなさん、深読みのしすぎはほどほどに。 【センブリーヌ】さん [映画館(字幕)] 6点(2019-09-08 00:46:18)
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