みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
2.《ネタバレ》 中年の危機に直面した男性教諭4人がかつての輝きを取り戻そうと、 ほろ酔い状態を保てば最良のパフォーマンスが発揮できるという実験に生真面目に挑む可笑しさが滲み出る。 当然ながら酒の量が増え、結果的に家庭や職場に不和を及ぼす事態に陥る。 監督もそれは分かっていたはずで、論理的な実験と言いながら逃げているだけだった男4人の陰影を生々しく映す。 未来溢れる若者と対比して、多くのものを失った経験を持つ男たちはその喪失感と己の弱さに向き合う。 もう失点を取り返せないかもしれない、それも引っ括めて、己の人生も他者も肯定していく。 マッツ・ミケルセンのキレのあるダンスが、人生の眩しさと翳り、喜びと悲苦を全身で表現する。 本作を避けては通れない、象徴すると言っても良いエンディング。 ディカプリオがハリウッドリメイク権を獲得したが、彼のダンスを再現できるのだろうか? 【Cinecdocke】さん [インターネット(字幕)] 6点(2023-02-23 22:31:25) 1.《ネタバレ》 「血中のアルコール濃度を常に0.05%に保つと生活や仕事の効率が高まる」という説を実際に実行した4人の男たちの顛末をほろ苦いユーモアを交えて描いたヒューマンドラマ。この監督の前作『偽りなき者』が印象深かったのとアカデミー外国語映画賞に輝いたということで今回鑑賞してみました。確かに、こんな地味な登場人物たちが織りなす地味な物語でテーマだって地味なのに最後まで淡々と見せ切る演出は巧み。マッツ・ミケルセン演じる主人公が酒の力を借りて次第に生きる活力を取り戻してゆく姿はリアリティ抜群で、彼が調子に乗ってどんどんと酒の量を増やしてゆくところはアルコール中毒者の生成過程を見ているようでひやひやさせられちゃいますね。ただ、観終わってこの作品の描きたかったテーマが「お酒は楽しく適量を」くらいしか伝わってこず、自分はそこまで得るものはなかったです。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2023-01-27 11:07:43)
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