みんなのシネマレビュー |
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
12.《ネタバレ》 『時計仕掛けのオレンジ』を観た人なら分かると思いますが、『時計仕掛け…』の中でアレックス達のやってた“恐怖のお宅訪問”という困った“遊び”あの部分を一本の映画にしたような感じ。 でも全体の雰囲気なんかはフランソワ・オゾン監督の『海をみる』にかなり近かったように思いました。 【ケムマキ】さん 6点(2003-07-09 11:17:30)(良:2票) 11.《ネタバレ》 どこまでも嫌な話でしかないことは明らかなのに、導入から終盤まで一気に見せきってしまう無駄な脚本の巧さに腹が立つ。肝心の部分は一瞬で済ませて結果だけを見せる、犯人逃走後の10分以上の定点長回し、など、演出がやたら冴えているのにも腹が立つ。それで最後は、観客を強制的に引きずり込むメタ構成によって、「この話を最後まで進めたのはアンタなんだよ」という強制宣告(ちなみに、例の巻き戻しの場面、見る側が犯人よりも先にコントローラーをつかんで素早く再生を終わらせれば、この作品はハッピーエンドで終了なのである。そういう意味だよね?)。単に悪意の形を提示するだけではなく、底板を外して見る側を落下させないと気が済まないというような、そういう作品。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-10-25 23:45:00)(良:1票) 10.《ネタバレ》 アメリカのホラーやサスペンスが、怖いとは思っても精神的負担が少なくて済むのは、そこに確固たるフィクションの壁が存在しているからだと思います。BGMや効果音を入れることで、場の空気を盛り上げると同時に、フィクションの世界と現実とを明確に区別してくれている気がするのです。それは作成者側のサービス精神であると同時に、良心の表れとも見てとれます。『これはあくまで映画だからね!』って。 そんで、その良心をとっぱらってしまうと、こーゆー作品ができてしまうのではないかと思います。 また、もっとも凄惨な場面は悲鳴と声だけにとどめ、結果のみを映像に映すという手法はこの作品において絶大な効果を発揮していると思います。不条理さと絶望感がより際立ってくるんです。今作において、子供が撃ち殺され呆然とする夫婦、ラストで湖に沈められる奥さん、この2つのシーンが個人的には特に凄まじい、衝撃的なシーンでした。 ただこの映画は、せっかく作り上げられたノンフィクションのような世界観を、『カメラ目線』『問いかけ』『巻き戻し』という反則技を駆使して、台無しにしちゃっています。完成された世界観を自ら壊しにかかる暴挙ともとれる行動。いったいどういうことなのか、・・・謎です。 確かに、この映画でしか感じることのできない何かを感じることができる作品ですね。 ただし、上記の目的がわからないことと、序盤、あまりにも無抵抗な奥さんに不自然さを感じてしまうことで、本筋とは関係ない部分でイライラさせられた点は大きくマイナスです。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-05-18 23:59:24)(良:1票) 9.先にリメイク版の方(ファニーゲームU.S.A.)を観ていたのだが、これキャストが違うだけで全く同じ内容なんですね。 相変わらず不快な内容だったし、犯人の2人組の男がとにかく腹立たしい。 「虚構は現実よりも現実らしい」という台詞が出てくるが、それがこの映画の本質なのだろう。 これは嘘ですよ、虚構ですよというギミックが堂々と展開されているのに、真剣になって不快だ!不条理だ!等と叫んでも意味がないのだ。これはそういう実験的な映画なんだなと理解すれば大分気楽に見られるのだから。 【ヴレア】さん [DVD(字幕)] 6点(2020-02-13 21:52:32) 8.凄いよこれ。劇中に入っていってこいつらをぶち殺したいと思った映画は初めてだ。 【TAKI】さん [DVD(吹替)] 6点(2013-06-10 01:12:12) 7.結局、彼らのファニーなゲームに、我々も観客として付き合わされていた…ってこと? 【チャップリ君】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-07-17 18:01:31) 6.《ネタバレ》 TSUTAYAにて「一番後味の悪い映画!」ってあったからレンタルしたわけですが、確かに。 白い手袋君が「卵くれ」って冒頭では「失敗したかなぁ・・・」と思ったわけですが、まさか巻き戻しされるとは。 救われない映画ですが、たまに見たくなる不思議な映画。アメリカでリメイクされたそうで、見たいもんです。 【悲喜こもごも】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-07-26 00:37:50) 5.《ネタバレ》 先に救いがないって聞いていたからな~、そう聞いて観ちゃうともっとスゴイものを想像しちゃうんだよね~。なんとなく犯人役がアントニオ・バンデラスにちょっと似てるとか、親父役がケビン・スペイシーにちょっと似てるとか、どうでもいいようなことを考えながら観てしまった。とにかく救いがない映画っていうイメージが頭の中にこびりついてしまって、好転しない状況にも「そうだろう、そうだろう、救いがないんだから」って感じでね。だからこそ一瞬好転するのか!?と思わせておいてのリモコン逆戻しの演出にはちょっと笑っちゃったけどね。ラストの次の獲物のところへ行くのも想像していたけど全てバレてて即射殺とか(笑)結構こういうラストでも良かったんじゃないのかな~。 【眼力王】さん 6点(2004-05-30 21:49:47) 4.イライラさせんのが上手い。後味も悪い悪い。監督はこれを狙ってたのか、見事。 【チロル】さん 6点(2003-11-12 15:55:27) 3.都合の良いハリウッド映画もあればこんなのも当然あるよなぁ…。「これが現実だ」って思いたくないけど世の中、不条理な結末に遭遇する人間はごまんといるはず…。 【猫パンチ!】さん 6点(2003-01-06 01:30:47) 2.「ピアニスト」で純情おぼこの初恋をパロディにしたミヒャエル・ハネケが、その前に作ったサスペンス映画のパロディ。ヒロイズムやヒューマニズム、そして都合のいい幸運等、この手の映画の約束事を文字通り「あからさまに」排除した展開。ここまであからさまだと作りすぎとの印象も持ってしまいますが、これこそが犯罪被害者にとっての現実感というものなのでしょうか。しかしラスト、ヨット上での説明的な台詞はいらない。鬼才だか何だか知らんが観客を馬鹿にしすぎ。おちゃらけないで、もっと不気味に作れ! これからご覧の方へ。粗筋を読んでハリウッド的なサイコ・スリラーを期待したら酷い目に遭います。体調を整え、腹を据えて鑑賞することをお薦めします。つーことで、6点献上。 【sayzin】さん 6点(2002-08-10 19:28:13) 1.ありがちなサイコ・スリラーっぽいけど、不条理極まりなく善なるものを完全否定するストーリーに少なからず不快感を覚える人も多いかも。ただ観せ方はうまく、恐怖をはじめとする感情をうまく引き出すセンスはあると思う。 【びでおや】さん 6点(2002-05-23 00:23:50)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS