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【クチコミ・感想(6点検索)】
3.《ネタバレ》 狂気とエゴとの戦い。 狂気は、誰もが持っている不安をことさら大げさに考えるもので本当に狂気なのかどうか判らない、むしろ、家族を思う気持ちが強いゆえの狂気。 エゴも、誰もが持っている現状満足を壊されたくないという些細なエゴで、他人を不幸にしようという意思はない。 最後は、狂気が負けて本当に狂人になってしまうが、誰も喜んでいない、とても後味の悪い作品。
三船敏郎の老け役を筆頭に、すべての役者の演技も見事、画面作りや、テンポよく見せる手法は、さすが黒澤監督なのだが、問題提起をして、見る者にひたすら考えさせて、ぐっと盛り上げる場面、娯楽的な場面、感動を呼ぶ場面などは全くなく、淡々と話を進めて後は勝手に解釈してくれというようなストーリーは、黒澤作品としては異色かも。 【nobo7】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-09-12 00:50:48)
2.水爆がどうのとか言いながら、実は他に理由があるのか?とか思ってたら、本当にそれだけだったとは・・・。狂って終わりってのは、今となってはありきたりで新鮮味も無いが、過程はそこそこ楽しめたような気がする。 【のほほん息子】さん 6点(2003-10-31 03:23:35)
1.原爆の恐怖で狂わんばかりに叫び続ける老人を三船が演じた異色作。この老人の気持ちは監督の気持ちでもあったのだろう。晩年の八月のメモワールでも、オムニバス映画の夢の一話でも原爆の恐ろしさを訴えている。黒澤監督は娯楽作以外ではメッセージ性の強い作品も作っている。晩年にその傾向が強いが、この時期には珍しい。第五福竜丸事件がこの頃だったか?それがきっかけかもしれない。 【キリコ】さん 6点(2003-05-31 16:39:37)
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【点数情報】
Review人数 |
36人 |
平均点数 |
6.64点 |
0 | 1 | 2.78% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 1 | 2.78% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 9 | 25.00% |
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6 | 3 | 8.33% |
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7 | 9 | 25.00% |
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8 | 8 | 22.22% |
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9 | 4 | 11.11% |
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10 | 1 | 2.78% |
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【その他点数情報】
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