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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(6点検索)】
2.《ネタバレ》 内容は完全にナチス批判、これをまだヒトラーが生きてる時に作っていたということに、まず驚き。
戦争という極めて異常な状態でのレジスタントとゲシュタポの駆け引きをサスペンスドラマとして非常にうまく纏めてある。
が、戦争そのものを悪としておらず、ナチスを徹底的に非人道的に描きプラハ市民の命を惜しまない抵抗を賛美することでプロパガンダ映画になるという側面もあり、映画としての面白さだけで考えられたシナリオではないと思うと、単純に素晴らしいと言い切れないのも事実。
チャップリンの独裁者と時代背景、ナチス批判という意味では共通しているが、チャップリンは背景に戦争そのものに対する大きな怒りがこめられているため、非常に思いが伝わってくるのに対し、こちらは抵抗を賛美していることで思い入れしにくい部分がある。
もしかしたら、抵抗を賛美しているように見せつつ、結局いくら抵抗しても結局犠牲者を増やすだけということを描くことで、より深く戦争批判をしようとしているのかもしれない。しかし、見ている最中の感覚は命を張った抵抗を賛美しているようにしか感じられなかった。
当時の映画としては、非常に出来のよい映画であるとは思うが、なんとも、背景に重く暗いものを感じつつ見るのは、やっぱりちょっと辛い。 【nobo7】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-05-08 18:51:37)
1.『メトロポリス』→『M』→『死刑執行人もまた死す』と見続けた時、「フリッツ・ラングって本気で群集心理の恐ろしさに警鐘を鳴らしてたんかいな」と疑問に思えてくる。ていうか本作でズッコケる。思いっきり集団暴力の話やんこれ(まあ彼の作品らしくノンビリと折り目正しく仕上がっていますが)。そこで気付くのが、コミックリリーフとして絶妙な役どころだったゲシュタポの警部のコト。書き割りと言いたくなるくらいに潔癖で一面的なチェコ人に比べ、敵役の彼を、なんで官僚としてはあそこまで人間臭く、刑事としてはコロンボ並に鋭く、多面的に描いたんだろう(まあこれはナチに擦り寄ったチャカにも言えますが)。これほど敵に愛情を注いだプロパガンダ映画なんてないと思う…ラングさん、あなたって人が時々わからなくなるよ。あなたの心の襞には、どれだけの矛盾した想いがつまってるんですか。いまだにあなたの映画の見方がわかりません。もしかしてあなたは、自分の中に根付いた弱さ、ファシズム礼賛のドイツ人魂に気付いていたんじゃないんですか。この映画はとても一面的に見る事ができない、見た目よりも深く、思ったよりも重い「反プロパガンダ」のような気がしてます。 【エスねこ】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-04-21 14:01:53)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
26人 |
平均点数 |
7.77点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 2 | 7.69% |
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7 | 12 | 46.15% |
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8 | 4 | 15.38% |
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9 | 6 | 23.08% |
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10 | 2 | 7.69% |
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【その他点数情報】
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