みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
7.《ネタバレ》 風俗映画としてはまあよくできていると思いますが、人物の描き方が薄いので、夫が自殺を図ったり息子に拒絶されておかしくなるというのが、唐突であまり説得力がないところが残念。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-04-05 08:41:35) 6.戦後の高度成長期前の苦しい生活を想像すると、当時の価値観に共感はしませんが違和感も感じません。時代とともに法だけでなく倫理観も変っていくことが実感できる映画です。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-06-05 23:34:31) 5.《ネタバレ》 「職業に貴賤はないが生き方に貴賤がある」と誰かが言ってたのを思い出した。苦手な群像劇で物語に深みはないんだが、5人各々の生き方の違いは際立っていたし、メッセージ性は強かった。法律施行前の不安・混乱状況は伝わってきたが、結局現代でも職業としては存在している事を考えると、この混乱はなんだったんだろうという貴重な記録映画的な側面もある。 風俗産業がセーフティーネットとして機能しているのは現代も変わらないし、簡単に稼げる事から抜けきれない人もいるだろう(主婦でコキ使われるのが嫌で戻ってきた女性が印象的)。人間が逞しく生きていこうとする限り、そして肉体労働で効率よく稼ぎたいという人がいなくならない限り永久になくならない職業なのだろう。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-05-13 12:45:31) 4.当時の売春街、売春婦の様子、とても興味深かった。かなり売る方も買う方も表面上はずいぶんあっけらかんとしてたんだな。 【noji】さん [地上波(邦画)] 6点(2013-05-06 14:04:44) 3.溝口監督の視点から、赤線地帯で働く女性たちの姿と生き様を余すことなく描いた作品。 売春防止法が制定された年の作品ということで、リアルタイムの題材が非常に興味深い。 これといった主役のいない中で、様々な女優たちが娼婦役を演じているが、勝ち気な性格の若尾文子と、いかにも能天気な京マチ子のキャラはやはり存在感あり。 他の女性たちが女の弱さを描写していたのに対し、二人にはどんな逆境にも負けない逞しく生きようとする姿が垣間みれた。そのあたりが本作のテーマか……? 女を描かせたら日本一、溝口監督の遺作です。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-03-02 06:29:43) 2.《ネタバレ》 溝口健二監督作品の中で、現存するものは全て鑑賞してきた。 そして、最後に私が観ることにしたのが、溝口健二の遺作である本作だ。 溝口健二の過去の重厚な作品に比べると、軽い仕上がり。 現代劇ゆえか、晩年からくる衰えゆえか、はたまた意図的なものか。 原因たるは知る由もない。 京マチ子、若尾文子、木暮実千代らが名を連ね、実に豪華キャスト。 脇役陣も層が厚い。 しかしながら、群像劇的というか、それぞれの登場人物達の掘り下げが浅いというか、やや散漫な印象を受ける。 そんな中、浦辺粂子は意外なほどの存在感。 沢村貞子や進藤英太郎もベテランの味を十二分に発揮していた。 東京最強の赤線地帯、吉原をリアルタイムで描いたという点で、貴重な作品だ。 それも「売春禁止法」が制定される直前、まさに吉原が風前の灯火な状態であり、そこで生計を立てている人々の混乱が、実にリアルに繊細に描かれている。 実際に吉原で遊んでいたか、よっぽど吉原について入念に取材しない限り、描けなかったのでは?と思うほどの、リアルな描写とセリフの数々。 吉原という街の全盛期を知る上でも、この上なく興味深い内容となっている。 個人的に「売春禁止法」に関して言及すれば、制定されたことは実に残念なことである。 放置すれば、勿論、社会の悪がはびこってしまうことは勿論分かっている。 しかし、こうした規制法がどんどん増えていき、日本は時代が進むにつれ、面白くなくなっていった。 こうした規制をかけることは、社会的に言えば正論であるが、一方で、日本をつまらなくする。 私は批判を覚悟で、「売春禁止法」に断固、反対する! いや、もうとっくのとうに遅い話だが。 現代で言えば、監視社会がそのテーマに該当する。 街のいたる処に監視カメラが設置され、人々の暮らしは常に監視下におかれ、つまり、「何も悪さのできないつまらない社会生活」が日に日に構築されている。 これを正論一言で、「犯罪抑止に役立つから素晴らしい!」と言ってしまえば簡単である。 だが、本当にそれでいいのだろうか? こうした命題を本作は歴史を超えて、観る者に訴えかけている。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-12-23 22:32:58) 1.女優陣の見事な演技(特に木暮実千代と京マチ子)があり、無駄なシーンをあげるのが難しいような密度の濃い構成があり、数々の印象に残るセリフがあり、そしてそれらすべてをぶち壊しにしかねないほど映像と乖離した怪談映画みたいな音楽があり、と自分としては評価の難しい作品でした。 【KYPA】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-02-14 22:02:18)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS