みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
5.フィクションの時代劇はあまり興味ない方ですがそこそこに面白い作品でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-08-31 12:26:45) 4.《ネタバレ》 戦後の丹下左膳ってのはいっぱいあって、松竹で阪妻、大映で大河内伝次郎、日活で水島道太郎なんてのもある。東映では60年代に錦ちゃんも撮ってるが、その前に大友柳太朗が本作以下5本続いた。本作を見てみようと思ったのは「こけ猿の壷」のそもそもの話はどういうのか、という興味からだったが、どうもこれオールスターキャストの要請でかなり自由に脚色しているようで(原作者はとっくに山中版が作られた年に死んでいる)、途中からその豪華さのほうに目がいった。時代劇のオールスターキャストというと「忠臣蔵」が各社しのぎを削ったが、こういう作品でもやってたのか。次々大きな顔が現われてくるワクワク気分は、なかなかいいものである。女優の役が少ないのがちょっと弱いが、当時のひばりは一人でも大きかったんだろう。最初の金魚籤の場では、琴の合奏のBGMに不思議な効果があった。言語不明瞭ぶりで有名な新旧の左膳役者、大友と客演の大河内が怒鳴り合う場は当然セリフを理解するのが困難だが、やがて嵐のような風も吹き出し、異様な高揚が画面に満ち感動した。エンディングも時代劇の正しいラストシーンという感じで、旅の駕籠、曲がって続く街道、その路上で「とんびピーヒャララ、おかごはエッサカホイ」とのどかに歌う新妻のひばり、それを見送る左膳にお藤の長谷川裕見子(涙をこらえてる)、脇で朗らかに手を振る大河内御大にコソ泥の多々良純、駕籠から実はご落胤だったチョビ安の松島トモ子が振り返れば、見てるこちらも日本晴れだ。(気になって原作「丹下左膳・こけ猿の巻 正・続)を読みかけているが、左膳はよく「大菩薩峠」の机龍之助と並ぶニヒルな剣客と評されてるけど、そう陰々滅々でなく、いかにもモダニズム時代の軽快な文体で綴られ、山中版はけっこう原作の軽みを生かしてたんじゃないか) 【なんのかんの】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-01-28 10:29:19) 3.丹下左膳は大河内傳次郎を初め多くの俳優が演じたが、私の子ども時代の左膳は何と言っても大友柳太郎、その奔放な振る舞いがピッタリだったと思う。映画は東映時代劇スターが勢揃いする華やかさ、その中に美空ひばりまでもが刀を振るう。そしてまたちょび安を松島トモ子が演じているのが良い。こけ猿の壷にからめて、大岡越前、柳生但馬守も登場し、歌有りチャンバラ有りの豪華映画だった。 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 6点(2013-01-07 17:27:22) 2.《ネタバレ》 丹下左膳が主人公と言われても、納得できかねる感じ。 どう見ても話の中心にいるのは、柳生源三郎だし、なにしろ、左膳にカッコいい見せ場が殆ど無い。斬り合いのシーンは幾つかあるけど、圧倒的に強いシーン、たとえば敵の中で最も強いであろう、峰丹波との一騎打ちをやるとか。 彼が隻眼隻腕である理由は、おそらく新版大岡政談を見ると判るんだろうが、ここから初めて見る人にも判るようにしておいてほしいものだ。そう考えると、毎回小っちゃくなった説明をするコナンは、親切なのかも知れん。 近いうちに、これの前の物語を探して見てみたいものだ。 あ、それと、いつもいつも女優が綺麗と書くのもバカっぽいが、お藤の人、こういうタイプの人最近見ないけど、いいな。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-11-26 23:24:39) 1.いきなり大岡越前と吉宗の密談という、たいそうな人たちが登場し大作感をかもしながらも笑いがあって色恋に歌もあり、いかにもな悪党がいて、もちろんチャンバラもありの軽快な娯楽時代劇に仕上がっている。主軸は左膳と源三郎。孤児ちょび安と源三郎の新妻萩乃 が二人のヒーローたちの弱みとして存在する。このメインキャストだけでも豪華なのだが、このうえに歴代左膳役者たちのゲスト出演とくる。お祭りだ。こんなのがバンバン作られてたってのが凄い。この作品の楽しみ方のひとつとして豪華な役者陣を楽しむというのが絶対あると思うので同時代の映画をたくさん見れば面白さは倍増すること間違いなし。 【R&A】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-03-02 16:05:10)
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