みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
6.この映画はスパイ映画的ではあるが、主眼は諜報戦によるサスペンスではない。人を欺くことを生業とするスパイが、そのうちに必然的にはらむ狂気を描いた作品ではないか。市川雷蔵のもつ陰影が、内に秘めた狂気にマッチしていて雰囲気のある作品になっている。したがって、痛快なスパイ映画を期待すると肩透かしを食らう。市川雷蔵演じるは、大佐の人格に魅せられ、その心意気にうたれたがために、自らの社会的人生を捨てて冷酷なスパイになることを決心する若者。日本が戦争をしていたころに、どれだけたくさんの「立派な人格」が、迷える若者を戦争に駆り立てたのだろうか。考えさせられる作品である。 【wunderlich】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-07-27 18:51:41)(良:1票) 5.期待して見に行ったので、少し肩すかし。スパイ映画とすれば、今の感覚からすると、牧歌的な雰囲気。シニカルな感じも少しあるが、甘い。ただ、小川真由美は素晴らしい。sexyで、綺麗で一見の価値あり 【にけ】さん [映画館(邦画)] 6点(2018-12-23 22:05:59) 4.《ネタバレ》 陸軍中野学校では女の悦ばせ方まで教えていたって、史実なんですかね? もうこのシーンだけは爆笑するべきなんでしょうけど、マネキン使って講義してるところなんかは教える方も教わる方も大真面目なんでちょっとシュールな世界です。ちゃんとその後で芸者をあげて実習させるところなんか、さすが中野学校です(笑)。 この映画の雷蔵はもうクールで冷酷無比、時代劇で活躍した雷蔵ですが彼の数少ない現代劇を観るとほんとはこっちの方が向いていたんじゃないかと思うぐらいです。この『中野学校』シリーズのキャラは『ある殺し屋』の正体不明の主人公に通じるものがあり、実は『ある殺し屋』の塩沢は椎名次郎の戦後の姿だったという解釈もできますね。 すでにご指摘の方もいらっしゃいますが、私もヒロインは若尾文子の方が良かったと思います。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-10-20 18:50:49) 3.《ネタバレ》 実在したスパイ養成学校のお話。授業の内容とか、面白かったです。市川雷蔵さんの映画ってあまり見ていないのだけど、クールな感じが魅力的でした。でも、それ以上に魅力的だったのが小川真由美さんの色っぽさ。大した露出も無いのに、匂い立つ色香が堪りません。 主人公たちはスパイになるための教育を受ける訳ですが、最後は人間性を捨てて真のスパイが出来あがる。その辺りの葛藤を描いた作品だったと思います。卒業試験は婚約者の暗殺で、前述の小川真由美さんが犠牲になります。勿体ないです。 柳広司の「ジョーカー・ゲーム」を読んだ流れで鑑賞しました。本作のモチーフがいくつも転用されています。この映画をリスペクトしつつ、さらにスパイの内面に切り込んだ作品だったことが分かりました。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-10-14 12:49:27) 2.《ネタバレ》 市川雷蔵は相変わらずクールで、卑劣な男を淡々と演じているし、またそういう男が本当に似合う。婚約者であろうと、おかまいなしに毒殺する。増村保造監督はここでもやはり変態性をあの教育における現場でのやりとり、裸の女性の人形まで使っての女性を抱く講習なんて、他の監督にはない変態性が見られる。そんな一方で見ていて違和感が残る。最も違和感が残るのは加東大介の中佐、どうにもこうにも見ていて「社長」シリーズの延長のようにしか思えない。あれだけ厳しい環境の中でも義理に厚く情け深いのも変な気がする。小川真由美のあの役もこれは小川真由美がけして、悪いというわけではなく、若尾文子にこそぴったしの役ではないだろうか?スパイ映画としての完成度に関しては、緊張感もあるし、完成度も高いとは思うが、キャスティングに何か違和感が残るのがマイナスである。最後に市川雷蔵にもう一度、話を戻すとあんなご服屋さんはいないって!どう見てもスパイとしか思えない。 【青観】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-07-06 16:05:29) 1.《ネタバレ》 もちろん雷蔵さま目当てで見た作品ですが、あんな記憶力を自分も身につけられたら!と一瞬真剣に考えました。クールな作品だったような。 【きなこ餅】さん 6点(2004-01-03 20:43:02)
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