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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
4.《ネタバレ》 78年。この年、アフガニスタンではイスラム原理主義者の武装蜂起が起こった。 共産政権に反旗を翻したテロリストたちは、瞬く間に全土を制圧しソ連との泥沼の戦争を繰り広げることになる。 80年代の終わりまで続くこの戦いが存在した時代の正義は「ソ連以外なら何でも良い」と言うことで世界中が即断した。してしまった。この甘さが、21世紀をとんでもないところに向かわせてしまうのだったが、このころの誰もがそれを知らない。 80年代、僕らがほんの子供だった時代に、日本では2人の少年が泥沼の戦いに興じた。彼らは互いに自分こそが正統であると主張し、その正しさに疑いを差し挟ませることをしなかった。 「おい、お前。俺こそがカンフーの達人、ジャッキーチェン様だ」 ボ、ボボーとインチキ臭い構えを取ると、彼に相対するもう一人のジャッキー様がボボッとさらにインチキ全開な珍妙スタイルを見せつける。 ものすごいゆっくりな攻防をお互いの特殊効果音で飾る。暗くなり始めると、 「今日はこれくらいだな、明日吠え面かかしてやるぜ」と石丸博也の口まねをして家に帰るのだった。 お互いが家に帰ると彼らが目にするニュースにはしっかりアフガニスタンの事が報道されていたのだが、もちろん全く目に入りはしなかった。 「こんなのジャッキーなら一発で解決だよな」 なんてセリフは一瞬で忘れてしまったりしたのだが、この後映画の世界ではジャッキーではなくランボーが解決してしまった。 容赦なく時が過ぎて二人は学校の帰り道、 「ランボー、スッゲエよな」 「やっぱ機関銃がタマンネエよな」二人はうなずいた。 そうやってカンフーマスターのジャッキーは少しずつ記憶から消えていき、スタローンやヴァンダムのようなアクションスターのワンオブゼムになっていった。 激動の時代に、のんきなカンフーマスターを演じていたジャッキーに憧れていた二人の少年はあの時代の不安定の脈動を後に知ることになったが、それと同時に偉大な達人を忘れていってしまった。 僕らは大切な何かを、永遠に忘れてしまいそうになる。それでも時々何かのきっかけで目にするマスターに、敬意を表してボボーと構えを取る。鏡の中のポーズは、あの頃となんにも変わらない珍妙なスタイルだ。あのともだちも、きっと時々自分の姿にがっかりしているに違いない。そんな友情がこの映画には詰まっている。 ほんとか? 【黒猫クック】さん [DVD(吹替)] 6点(2012-04-29 06:55:06) 3.《ネタバレ》 かつてはジャッキーの拳シリーズには相当ハマりましたね。この作品も例に漏れずです。これは特にコメディ色が強く、ある意味必死ともとれるスベりっぱなしのギャグ連発は今観たら何だか微笑ましくて楽しいですよ。その微笑が失笑になる可能性も特大ですけどね。余談ですが、他の方のレビューにある「あのシェー蹴りはあまり効果ないのでは?」というご指摘ですが、勿論実戦では全く使えませんが不意打ちでは絶大な威力を発揮します。かつて私が小学生の頃、試しに兄にやってみてもらいました。その結果蹴りは弁慶の泣き所に、パンチはおでこにクリティカルヒットしました。痛かったです。それ以上に痛かったのが「一本でもニンジン」です。 【デッカード】さん [地上波(字幕)] 6点(2008-03-27 03:37:15) 2.ばかばかしさが良かった(笑) 【ゲソ】さん 6点(2004-06-02 21:21:50) 1.《ネタバレ》 なんだかとっても懐かしい感じがしたわ。 それにしても、中国の人ってほんとよく体が動くわねー。 感心しちゃうわ。 ストーリー的にはどうってことないんだけど、っていうか恐ろしくワンパターンなんだけど、香港のカンフーものだとそれも許せちゃうのが不思議ね。 っていうか、むしろそのほうが安心感があっていいわ、アタシなんかにとっちゃ。 最近のジャッキー・チェン見てて、いつまでこのおっちょこちょい路線で行くつもりなのかしら?って密かに心配してたんだけど(←余計なお世話)、若い頃は彼のあの独特の愛嬌もそんなに無理なくてステキね。 フフ。 たまにはこういう映画もいいもんだわね。 【梅桃】さん [地上波(字幕)] 6点(2004-03-20 15:47:07)
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