みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
8.《ネタバレ》 シリーズ39作目。同年公開された『次郎物語』から付けられたタイトルなんだって。冒頭の夢が、中学時代に寅が家を飛び出した、回想と呼べるものでした。 秀吉みたいな小さい子が出てくると、満男が大きくなったなぁって実感が湧きます。寅のことを「俺買ってるんだ、割と」なんて、年上に対すると言うより同格な言い方。ヘタしたら母親のさくらのほうが寅のことを敬ってるかも? マドンナはてっきり秀吉の母のふでかと思いきや、たまたま旅館の隣に泊まった客。ひょんな事から「母さん」「父さん」と呼び合う自然な流れが微笑ましい。告白とかの恋愛のステップを飛び越えて、突然夫婦役として2人を着地させるのは、また面白いアイデア。 外堀は埋まって、寅と隆子も居心地良く夫婦ごっこをしてるけど、どうも寅が一歩引いた立ち位置で、冷めた気持ちで夫婦ごっこしてる雰囲気がつきまとう。あぁ、もう寅は燃えるような恋は出来ない歳なのかなぁ… 秀吉がまた、子役子役した演技派でなく、自己主張しないリアルな子供なのもいい塩梅。ただ別れ際が「おじちゃ~~ん!!」と泣き叫んで船を追い掛けるなんて、ちょっとベタかな。 でも最後、家を出る寅とさくらの会話「働くってことは」に、悩む満男が寅に問いかける「人間は何のために生きてるのか」と名言が続く。 二見ヶ浦でふでと秀吉を見つけて、とっさに隠れる寅。「俺達のような人間が、声をかけたら迷惑なんだよ」と。これが寅の、カタギになった人との付き合い方なんだな。33作目で登との別れが随分素っ気ない印象だったけど、あの時はついつい嬉しくて、自分を曲げて登の家まで行ってしまったんだな。って思えるようになったわ。 【K&K】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2024-01-24 22:21:18) 7.それにしても、関敬六の“ポンシュウ”という役名には笑った。 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2021-06-19 14:54:24) 6.《ネタバレ》 子連れ狼的なロードムービーの部分や、そこですれ違うマドンナとの切ない交錯(今回は、出会ってから別れまでが推定36時間前後という超ハードスケジュールだ)は、安定の定番として。その反面でちょっとぞくっとしたのは、子供が熱を出したときに一瞬物凄く面倒くさそうな顔をしたり、おねしょのときに露骨に引いていたりする寅の反応。寅は家庭人には到底なりえない、という断定が、改めて宣告されている。この裏での現実的部分の容赦なさが、作品に筋と節度を確保している。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-10-06 02:52:55) 5.《ネタバレ》 安定した寅さん物語だが、物語の終盤のそれぞれのセリフが良い。 「仏様は愚者がを愛する」とか「人間は何のために生きているのか」とか、趣きのある作品になっている。寅さんも自分の人生を分かっているようだし、シリーズをずっと観ている人にはなかなかの映画になっている。 【simple】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-10-10 22:06:45) 4.《ネタバレ》 ○今作はいつもに増して色々と動きの多い作品。そのためか退屈せず楽しめる。○旅の途中のアクシデントもグッドだが、肝心の再会するところが拍子抜け。○秋吉久美子もアクの強い印象だったが、割とあっさりした印象。 【TOSHI】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-08-16 21:08:25) 3.《ネタバレ》 今回はロードムービー風味。いつもと異なりいろんな所へ向かい新鮮。マドンナは秋吉久美子だがあっさりした展開。少ししか出ないけど五月みどりがビッタシ役に合ってて良かった。しかしもう少し寅さんと子供の関わりが濃かった方が、港での別れ際が効いたような気がしたな。嫁と子供との家庭を夢見る寅次郎。そうだよね~。愚者以前の源公に困り仏様に手を合わす御前様が可笑しかった。ラストの満男とのやりとりは名セリフ、本人は気付いてない様子だけど。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 6点(2013-01-12 23:27:34) 2.シリーズ第39作目となるこの作品のマドンナ、秋吉久美子と寅さんとの相性、果たしてどうなのかなあ?と観るまではかなり不安もあったけど、実際、観てみると思っていたより悪くはなかった記憶があります。作品全体としてはそんなに面白いとは思えなかったけど、悪くもなく、そりなりに楽しむことも出来た作品としての点数です。 【青観】さん [映画館(邦画)] 6点(2006-04-09 22:00:18) 1.秋吉久美子と寅さんの相性は正直どうかって心配だったけど、意外や意外、結構お似合いでした、このお二人。「お父ちゃん」「お母ちゃん」って呼び合うトコなんか特に。でも寅やの人々も含め、総体的なパワーが落ちてしまっているのは致し方ない事なのかな、ここまで来ると。前作「知床慕情」で盛り返した好調は維持してる水準。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-10-30 17:04:35)
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