みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
4.《ネタバレ》 戦争そっちのけで金塊を強奪するというのは面白いし、それがまた戦線を突き進んでいる英雄と勘違いされるあたりは皮肉が効いています。特にドナルド・サザーランドがいい味を出しているし、マカロニウェスタンのパロディ風なところもあって楽しめます。しかしその一方、戦争なので相手兵士をどんどん撃ち殺しているし、味方にも犠牲が出る。このあたりが水と油のように溶け合わず、不自然さを感じました。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-12-10 20:55:51) 3.《ネタバレ》 第2次大戦下のフランスを舞台に、精鋭部隊の決死の特殊作戦を描いた映画、と言う訳ではなくって、戦争そっちのけで銀行に眠る金塊の強奪作戦に走ってしまうのがまず、人を食ってます。今、こういう映画を作ると、「ああ、金儲け目当てで戦争する米国を揶揄してるのね」と、イデオロギー的に受け止められるところですが(もし本作にそういう意図があったんなら、大した先見性ですが)、本作の場合、そういうケチ臭い体制批判に走るんじゃなくって、もっと自由で大らかでバカバカしい、お伽噺みたいな方向ですね。ただしそうは言っても、彼らの快進撃に勘違いして舞い上がる将軍のエキセントリックな描写には、いかにも戦争というものをからかった風刺性が見られるし、また戦車を率いるドナルド・サザーランドが、飄々といい味出しつつ、敵軍に対しては、たとえ逃げ惑う相手だろうと殺戮しまくるあたり、ブラックなものがあります。一方、クリント・イーストウッドはこんな内容の映画でも苦虫噛み潰したような表情を見せ、これがユーモラスなんですけれども、同時にまた本作のかなり気合いの入った戦闘シーンにもこの表情が繋がって行ったり。と、なかなか一筋縄ではいかないクセのある作品ですが、中でもクセのあるのが終盤、うーむ、これはどうなんでしょう。マカロニのパロディはちょっと余計かな、という気もしちゃうし、戦わずに終わるなんていうアンチクライマックス、(よりによってイーストウッドが"Auf Wiedersehen"だなんてドイツ語を口走っちゃう画期的なシーンを見せてくれたにしても、あるいは彼らの姿が好戦的な将軍の姿と良い対照をなしているとしても、)やっぱりちょっと肩透かしだなあ、と。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-11-17 23:02:22) 2.《ネタバレ》 こんなに肩肘張らずに観られる戦争映画は珍しいですね。しかしあのドイツ人捕虜の言ってた金塊話がウソだったらどうしようとか全く考えていないイーストウッドが俺は好きです。それに乗っかる皆さんも好きです。仲間を連ねて戦車でやってくるサザーランドも、山分けを持ちかけたら素直に応じちゃう銀行のドイツ人もみんな憎めない! しっかし映画とはいえ、大きな障害なく金塊までたどり着けちゃってそのまま終わってしまうのもなんだかなーですが、こういう作品があってもいいですよね。上司はほぼ何もしてないのに英雄扱いだし、その部下はどさくさにまぎれて持ち逃げ。実際の戦争中にも、終戦間近に多かれ少なかれあったんじゃないかなあ??テリーサバラスって刑事コジャックですよね?結構カッコ良かったですw 【まさかずきゅーぶりっく】さん [地上波(吹替)] 6点(2008-08-25 00:14:04) 1. ブライアン・G・ハットンとイーストウッドが再び戦争映画でタッグを!!「荒鷲の要塞」みたいなヤツかと思いきや、何とも無茶苦茶な、ハチャメチャな、素っ頓狂な内容。何ともいいかげん且つ無責任な邦題と、真剣に観たら呆れるしか無い展開を笑って許せるかどうかに、この映画の存在価値は係っている。まぁ、この頃には既に「M★A★S★H」とか「アメリカ上陸作戦」とか戦争を風刺した映画が多かったしな。個人的には大して腹も立たないが、面白いかと言えば、↓御指摘にもあるように金塊を一体どうするよ?という疑問の晴れぬラストは釈然としないので…6点。 【へちょちょ】さん 6点(2003-02-02 11:16:46)
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