みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
46.《ネタバレ》 以前にも劇場やDVDなどで計3回は見ている映画なのだが、年末というこの時期に改めて久しぶりに(10年以上ぶりくらいに)見た。劇場で初めて見た時はかなり面白かった映画だったのだが、その後にDVDで見返してみるとイマイチだったという記憶があるので、果たしてどう感じるだろうと思っていたが、群像劇としての面白さはそれなりにあるものの、全体的になにかとっちらかったオールスター映画のような印象で、それぞれの登場人物に見せ場を作ろうとして逆に薄みになるというこの手の大作映画特有の落とし穴にはまっている感じ。三谷幸喜監督は舞台出身のためか、映画でも舞台となる場所を一か所に限定していることが多いが、本作は主軸となるストーリーがはっきりせず、せめて宿泊客の中にでもほかの登場人物たちを客観的に見る狂言回しのような存在がいればとも思ってしまうが、そういう存在も見当たらないために、ただのドタバタに終始している印象があり、一応、登場人物たちそれぞれの人生というものをテーマとしているようだが、それも何か取ってつけたような感があるのも少し残念だった。とはいえ、何も考えなければじゅうぶんに楽しめる映画だと思うし、(少なくとも「ギャラクシー街道」のようながっかり感はない。)冒頭にも書いたように劇中の時期に合わせて見たせいか新年を迎えるラストシーンに高揚感というか、リアルタイム感というのか、そういうのはあったし、(実際の大晦日の夜10時前頃から見始めるとちょうどいいかも。)数多い出演者の中でも「新撰組!」の出演者が多いのは、やっぱり時期的なもの(最終回放送後1年ちょっと後の公開)もあるのだろう。そのつながりでオダギリジョーと麻生久美子も出演しているのだが、本作では絡みはないものの「時効警察」を見た後になって見るとやっぱり桐山と三日月のコンビをつい思い出してしまった。(2021年12月30日更新) 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 6点(2022-12-29 22:04:43) 45.《ネタバレ》 「グランド・ホテル」形式の作品である以上「出演者が有名人だらけのオールスターキャスト」である事が要求される訳ですが、その点は間違いなくクリアしていましたね。 (あっ、オダギリジョーだ)(唐沢寿明だ)といった感じに、脇役も見知った顔ばかりなのだから、実に贅沢。 大晦日を舞台としている事も併せ、お祭り映画としての楽しさが伝わってきました。 ……ただ、自分としては主人公であるはずの副支配人のエピソードが好みではなかったりして、そこは残念。 とにかくもう、見栄を張って元妻に嘘を吐く姿が痛々しくて、観ているこっちが恥ずかしくなっちゃうんです。 映画の最後を締める「おかえりなさいませ」の一言にしても、妙に滑舌が悪いもんだから(いや、これは撮り直せよ)とツッコんじゃったくらい。 この時点で「好きな映画」とは言えなくなってしまった気がします。 でも、そこは群像劇の強み。 複数の登場人物、複数のエピソードが用意されているもんだから、その中から自分好みのものを探す事が出来るようになっており、有難かったですね。 自分の場合、香取慎吾演じる「夢を諦め、故郷に帰ろうとしている青年」の憲二君がそれに該当し、このキャラクターのお蔭で、最後まで退屈せずに観賞出来た気がします。 歌手を目指していたという設定の為、終盤で絶対唄う事になるんだろうなと思っていたら、やっぱりそうなるという「お約束」「ベタさ加減」も心地良い。 ホテルの壁が薄い事が伏線になっており、彼の歌を聴いて、隣室の客が自殺を思い止まる展開になる辺りも良かったです。 演歌歌手を演じる西田敏行も魅力的だったし、そんな彼に「プロにはなるな」「君程度の歌手は五万といる」と諭され、意気消沈するも、やっぱり夢を諦め切れずに再びギターを手にする憲二君という流れも(そう来なくっちゃ!)という感じ。 かつて手放したはずのラッキーアイテムが、結局は手元に戻ってくる流れなんかも、非常に綺麗に決まっていたと思います。 そして何より、周りの人物、かつて夢を叶えられなかった人々が「夢を諦めないで」とエールを送る形になっているのも、実に素晴らしい。 ここの件だけでも(観て良かったな……)と、しみじみ感じ入りました。 そんな人々の想いと、叶わなかった夢の数々を背負って、憲二君がラストに熱唱する姿を、是非観たかったのですが……結果的には、YOU演じるチェリーさんに見せ場を奪われた形でしたね。 この辺りは「群像劇であるがゆえに、色んな人物に見せ場を用意する必要がある」という事が、マイナスに作用してしまった気がします。 最後をチェリーさんで〆るなら、もっと事前に「歌に対する彼女の想い」を描いておくべきだったと思いますし、そういった積み重ねが足りていないから、ラストに彼女が唄ってもカタルシスが無い。 逆に「歌に対する想い」が濃密に描かれていた憲二君に関しては「もう充分に見せ場を与えたから」とばかりにクライマックスで唄ってくれないので、結果的に両者ともに浮かばれない形になっているんです。 いっそ最初はチェリーさんが単独で唄い、途中から憲二君がギターを弾きつつ参加して合唱する流れにしても良かったんじゃないかと思うんですが、どうなんでしょう。 どちらかといえば、もっと長尺のテレビドラマ向きの題材じゃないか、とも思えたので、そちらのバージョンをアレコレ妄想してみるのも楽しそうです。 【ゆき】さん [DVD(邦画)] 6点(2022-08-11 00:15:40) 44.《ネタバレ》 麻生さんが出演してる映画だし、なるだけ寛大な優しい気持ちで鑑賞したが、駄目なところは駄目だった。 多くの登場人物のいろいろなエピソードを絡めて、全てを結び付けようとする意図は理解もできるし、評価もできる。 しかし、そのエピソード自体に不自然で無理があるものがあってはね。 あえて羅列する手間は惜しむけど、最悪は伊東四郎の白塗り、今時顔真っ白な男がホテル内をさまよってみんなが驚くって、小学生でも笑わない。 それから香取の歌が酷かったなあ。下手とかそういうんじゃなくて、一人の人間を元気づかせ、一人の人間に自殺を思いとどまらせるって設定なんだけどねえ。 「ドンキホーテ、変な名前~」って歌われても面白くもなんともないんだけれど。 そういう設定だから、そう受け止めろってまさか三谷さんともあろう方が考えてるわけないだろうね。 で、あげくが全体のメッセージが「好きなように生きろ」って、 好きなように詐欺やったり、好きなように人殺したり、好きなように人を解雇したり、 そういう人が多すぎるから、世の中おかしくなってるってのが私見だけど。 また、ボロカス書いてしまったけど、テンポがよく退屈はしなかったし、クネクネダンスとか面白いエピソードも無いわけじゃなかったので5点。 それプラス麻生久美子さんで1点。その他篠原涼子、松たか子もなかなか生き生きとしてよかったので1点。 平成26年7月8日 7→6へ ※女 【rhforever】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-07-08 15:13:23)(良:1票) 43.《ネタバレ》 登場人物が多く、複数のエピソードが並行して進行する。 その複数のエピソードが交錯しながら、ラストに向かって収束していくのは、さすが三谷幸喜の脚本だ。 キャラが個性的で、小ネタは随所に入っていて、セリフもウィットに富んでいる。 新堂副支配人のトンチンカンな鹿のスピーチは見もの。 ただ、大人数のせいかストーリーを深めきれずに全体に散漫な印象になってしまった。 ラストはすべてのパーツがうまくいっての大円団となるわけだが、そうなるには当然のように予定調和が見られるのでそこに感動はない。 ライトコメディとして気楽に楽しめるけれど、後にはほとんど残らない映画。 あの時の雑談は楽しかったけど、さて何を話してたっけ?というのに近い感覚。 【飛鳥】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-06-14 23:20:23)(良:1票) 42.今日は目くじら立てず、ゆったりとした気持ちで見るぞ、とくつろいで鑑賞しました。戸田恵子、原田美枝子が良かったですね。YOUの歌が聴けて大変ハッピーに終わりました。彼女はスポットライトを浴びると輝きますね。でも、やっぱいオダギリジョーが得な役ですね。さあどうだ、と言わんばかりのゴッタ煮料理、ごちそうさまでした。 【ジャッカルの目】さん [地上波(邦画)] 6点(2011-01-22 03:43:11) 41.キャストが豪華だなぁ。YOUが可愛かった。 【ピンフ】さん [地上波(邦画)] 6点(2010-03-08 14:20:49) 40. 面白いと思いますが、ちょっと詰め込みすぎな感じでした。もう少し整理すればポイントアップするような気がします。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-01-22 21:09:24) 39.《ネタバレ》 いやいや、なかなか面白かったですよ~ まあ、確かに皆様仰せの通り出演者が無駄に豪華な気がしますが(笑) もうちょっとあれもこれもじゃなくて、絞ったストーリーとキャスティングをすればよかったのになぁ。。。 ま、気軽に観る分にはいいとオモイマス 【Kaname】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-01-01 13:34:54)(良:1票) 38.《ネタバレ》 本日、ブックオフで950円で購入して拝見させていただきました。 娯楽志向の高い作品です。Stag Directorは、ちょっとというか、かなり苦しく、政治家の愛人がホテルのメイドというのも、ちょっと苦しいですが、極端に破綻していないと思います。そうはいっても、それなりに満足できました♪ 【クゥイック】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-11-27 23:21:11) 37.《ネタバレ》 てっきり役所広司が大晦日のホテルで起きた大事件を颯爽と解決していく映画だと思ったら、何とも中途半端な群像劇に仕上がっており、主役と思われていた役所さんも格好悪いシーンばかりで見せ場なし。どちらかと言うと、「王様のレストラン」のホテル版を期待していただけに、これは期待はずれと言うか、公開時の評判が良かったせいで(宣伝に力が入っていたのも一因)、見事に騙された感じ。決して駄作とは言わないが、過去の三谷作品と比べても見劣りする。あまりに出演陣が豪華なので、みんなに見せ場を作ろうと張り切りすぎたのかもしれない。笑いのとり方も少々あざとくなってきた。 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-10-29 21:35:14) 36.もう一歩。な気がする。上から目線ですいません。 年末の夜のドタバタ群像劇。もっとやっちゃって欲しかったな。 【bokugatobu】さん [DVD(吹替)] 6点(2009-08-31 13:42:47) 35.決して「うまい!」と言えるシナリオではない。笑いと感動を期待したのだがそのどちらもなかった。 【椎名みかん】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-02-08 03:39:24) 34.まぎれもなくグランドホテルを意識したグランドホテル形式のコメディ。十分楽しめましたし、エピソードが多いのはいいのですが、やっぱし中心となるお話が欲しかったですね。音楽が貧弱なので盛り上がりに欠けるのもマイナスポイント。音楽が良ければウルッとくる場面がいっぱいあったのになあ。コメディが成功するには、やっぱしウルッとくる場面が絶対必要だと思います。 【ひよりん】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-11-24 21:18:09) 33.少し演出がクドい所はありましたが、楽しめた。 ただ、出演陣はもっと絞った方がよかった。 無駄に豪華すぎるのも減点対象に。 【ナラタージュ】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-06-13 13:00:18) 32.ひとりひとり引き立たせる練りに練った脚本に感心。しかし、笑いを取れるかというとクエッションマーク。劇場でも笑い声はあまり聞こえず。落語で言えば、「うまい」と言われるけど笑わせることが出来ないものを聞いた感じ。演劇の「間」と映画の「間」の違いをひしひし感じた。それでも三谷さん好きです。こんなに和を描く学者的脚本家もいなくては。 【チューン】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-03-24 09:51:09) 31.面白かったですよ。 【Yoshi】さん [地上波(邦画)] 6点(2008-03-15 19:13:57) 30.部分部分は面白いところもあるけど、映画としてのまとまりに欠けるっていうか、エンディングが弱い印象。暇つぶし程度には楽しめた。 【クレイバード】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-03-08 22:47:55) 29.そこそこ楽しめたが、テレビドラマで見る三谷脚本作品には程遠い出来。全員が主役と銘打って作られただけあって均等にドラマが配分されているが、無難にまとめられていてどこか面白みに欠ける。連ドラでは、脇役にも十分にスポットライトを当てる時間を取れるが、明らかに映画では尺が足りなかった。 【コック】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-03-05 22:55:44) 28.結構笑ってしまった。人数の少ない映画館で。悪くはないけど、いろんなエピソードをつめこみすぎて、結局なんだったっけ?って感じになっちゃう。 【くーちゃん】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-03-02 21:48:24) 27.《ネタバレ》 キャストは豪華。エピソードも盛り沢山で飽きさせません。キーアイテムを介しながら、絶妙に各物語が絡み合っていく見事な脚本。さすが三谷幸喜。旺盛なサービス精神には頭が下がります。ただ思ったほど満足感が無いから不思議。まず思い当たるのが役者の問題。序盤からお馴染の俳優陣がぞくぞく登場。人気者の顔を拝めるだけでも有難い。でもメインディッシュばかりなので、気後れしてしまう。「そんなに沢山食べられないよ」と思ってしまう。食す前から胸がいっぱい。だから意外と箸が進まない。たまに知らない役者さんを見かけると、ホッとしてしまう。某プロ野球球団の話ではないけれど、やはり配役にもバランスが欲しい。無色で味のない役者さんの大切さを知りました。“自分らしく生きる”というテーマに沿ったエピソードの数々。奇跡に頼らない落としどころは自分の好み。個人的には松たか子の強さにグッと来ました。でも盛り上がりに欠ける。クライマックスのパーティ会場で、“締め”が欲しいと思いました。オダギリが書いた垂れ幕は、今宵の出来事全てを象徴する文字。これを効果的に使うのも手だったかと。画に魅力が出てくれば、三谷映画は鬼に金棒だと思います。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-02-02 18:22:40)
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