みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
4.《ネタバレ》 使い古したファンタジーの世界観にベタな冒険譚。薄っぺらいし、安っぽい。ヴィジョンへすんなりと足を踏み入れたこと。また内なる自分との戦いがあることから、異界の物語は全てワタルの心の世界との解釈が妥当かもしれません。少年の心の成長をRPG風に描き出したと。仮にそうであっても芳しくない印象は変わりません。そこで、です。原作未読であることを逆手にとって、自分勝手な解釈を試みてみます。まず気になるのは、主人公がヴィジョンに来た目的です。彼の願いは、“お母さんを助けて”というもの。母想いの良い子です。でも何故“家族みんなで暮らしたい”ではないのでしょう。次にミツルについて。彼は一家心中で家族を失っています。その時“母親の知人の男性”も心中に巻き込まれたとのニュースが。知人の男性?つまり母親の愛人と推測されます。不倫が最悪の事態を引き起こした。家庭を壊した男に天罰が下ったのです。そして謎の少女。序盤から主人公の意識に語りかけます。ヒントを与え、彼の進む道を気遣います。その正体は大きな蛙。「あなたのために、こんなにもしてあげたのに」という台詞。この口調、耳にしたことはないでしょうか。それに何故“蛙”なのか。そういえば、蛙の飲み込んだ先がフィールドでした。蛙の特徴は変態するということ。おたまじゃくしが子供なら、カエルは親。そう、これらの事柄から導かれるのは、“謎の少女の正体はワタルの母親”。そして“ヴィジョンは彼女の心の世界”。母親が我が子を主人公にしたRPGを頭の中でやっている。離婚のショックと心の拠所が子供だけになったことが引き金です。真の主人公はワタルの母。そう考えても、結構納得がいく。父親が出て行った直後の母親のリアクションは、現実を受け止めていなかったように見えました。RPGの設定が少々古臭いのは、母親の子供時代に流行したゲームだから。ワタルが大した困難にぶつからないのは親の願い。父親が悪く描かれるのも合点がいく。世界を統治するのが女神である理由も。ただワタルの出した答えは、母を助けないというものでした。母にとっては予想外だったかもしれません。でも子供は親の期待を裏切って成長していくもの。そして過去より未来を目指すもの。大きく姿を変えた勇者の剣はまるで翼のよう。もう飛び立つ準備は出来ました。本作は、親が子離れをする“勇気”の物語だった。こう考えるとちょっと面白いのでは。 【目隠シスト】さん [地上波(邦画)] 6点(2007-05-07 17:56:13)(良:2票) 3.とりあえずメリットが邪魔(笑)【もりたろう】さんの意見に同意です。時間が足りなさ過ぎるんだね。 説明不足で何がなんだかサッパリ。しかも省略しすぎて映画にのめりこめなかった。 仲間との旅も歌で省略されちゃったし、そもそもあの世界がどういったものなのかよく分からないまま、キャラもよく描かれず話が進んでしまった。 声優・・・・・・・ゲド戦記のテルー役に新人の声優が使われるなんて話を聞いたとき大変だねぇなんて思いつつ、でも岡田准一も声優としては新人と変わらないだろうよ・・・なんて思った。 で、このブレイブストーリー。俳優と声優は全く違う仕事だという事が分からないのだろうか。 ちょっと酷い部分が多かったぞ。こ映画を観て声優様のありがたみを感じたよ。大体(これはお遊びなのだろうけど)宮部みゆきと何故か京極夏彦まで声優として参加しちゃってるじゃない。 エロカッコイイカッツ様に免じて6点(笑) 【ケ66軍曹】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-01-19 21:15:42) 2.《ネタバレ》 原作の方が500倍は面白いですね。当たり前ですが。 あの原作をたった2時間の尺に収めるほうが無理なので、そう考えればよくまとめたなぁ、という感じはします。 ただ、主題歌がバックで流れながら旅の様子が描かれるシーンがありますが、あの辺が結構大事なのに適当に描かれていたのが残念ですね。 あそこでいかにしてワタルとキ・キーマとミーナが仲を深めていって、どんな冒険があったのかが重要なので、そこをきちんと描かないと最後の女神の塔のシーンでの話がいまいちピンと来ない気がします。 他の方も書いてらっしゃいましたが、これは映画じゃなくて連続TVアニメにして丁寧に描いて欲しかったなぁって思います。 でもこの映画がダメダメかというとそうでもなくて、映画編のラストは原作と少し違うけれど、「おっ、そう来たか!やるな!」と微笑んだので、ラストシーンは良かったですよ。 主題歌もマッチしていてよかったですしね。 60点くらいの作品ですが、そこそこは楽しめると思います。 【みさえ】さん [映画館(邦画)] 6点(2006-08-08 20:37:44) 1.ふつうな感じです。主人公の家庭事情なんかは暗くて濃いけど、子供向けのRPGの映画化という感じ。 映画の内容とは直接関係ないのですが、このアニメ、一般層に向けて大々的に広告を打つアニメにしては絵柄がマニア(オタク)層向けじゃないですか? 私はオタクですが、この絵のアニメがミリオネアやメリットのCMになったりワンナイのコーナーになってるのを見ると恥ずかしくて居た堪れなかったです… 本職声優を使わないのもなんかジブリの後を追ってるみたいでヤですね。話題性優先。 【えむぁっ。】さん [映画館(邦画)] 6点(2006-07-11 02:34:51)
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