みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
27.「突拍子のない(適切表現か自信ないですが)ストーリー」だからこそ主人公の心情がそうなる、という意味はあって面白いんですけど、どうしても冷静になってしまう自分もいて、没入感が途切れてしまったのが映画体験として少し残念でした。 健気で賢い子供と、トラウマ級の迫力映像が見どころです。 【えりまきとかげ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2023-09-26 17:08:02) 26.導入部は(ありがちだけど)面白そう しかし話が進むほど感じるコレジャナイ感 宗教映画ですよね、これ 【あばれて万歳】さん [地上波(吹替)] 6点(2022-06-21 17:52:09) 25.《ネタバレ》 中盤くらいまでは凄く面白かったのに、後半になって話しがどんどん変な方向に。 『予言の数字』を使って、人を助けたり、人類滅亡を阻止したり、そーゆーオーソドックスな展開が好き。なすすべもなくそれを目の当たりにするだけってのは最初の1回で良い。夢も希望もない終わり方にがっかりです。まさかの宇宙人オチにもがっかりです。とても魅力的なミステリー仕立てのディザスタームービーになっていただけに、期待が膨らみすぎちゃいました。 ラストのアダムとイブを連想させる終わりかたは宗教色を感じさせて肌に合いません。 ダイアナという良き協力者であり関係者がやっと現れたと思ったら、割とヒステリー気味な人で事故死するし。なんとなく妻を亡くしたニコラス・ケイジと最後はくっついてめでたしめでたしになるのかと、勝手に妄想していたのでここもがっかり。 飛行機墜落。列車事故。どちらも他の映画ではお目にかかったことがないくらい攻めている映像だと思います。ちょっと不謹慎すぎやしないかというくらい犠牲者の様子を映し出しています。この映像だけでも一見の価値はあるかもしれません。 ですが後半のぶっとんだストーリー展開に、救いの無い結末。しかも現実感がなくなっちゃうので、面白みさえ感じません。正直映画としてはいまいちと言わざるをえない。前半から中盤にかけての衝撃的な事故映像とミステリアスなストーリー、そのプロセスを楽しむ映画です。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-08-31 11:00:03)(良:1票) 24.こういう作品は序盤のミステリー感を楽しむものだと思う。 そこはそれなりにはなっていたが、途中からちょっとダレたのは惜しい。最後の方はまあこんなことだろうという映画。奥行きはあまり無いが、SF好きにはいいんじゃないかと。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-05-02 11:42:59) 23.《ネタバレ》 けっこう面白かった。 でも、なんか救われない話。 最後のいくつかの場面は神秘的で美しいけど。 人類を再スタートさせるアダムとイヴはいいけど、 なぜ15歳程度の成年男女から選ばなかったのか?というところが少し疑問だった。 ま、どうでもいいけど。 しかしこれはアダムとイヴ願望ってやつですか? なんかうらやましい話ですね。 基本は未知を描いたSFですが、 オカルトやサスペンス、ファンタジーの要素もあります。 音楽のほうでも緊張感を煽るサイコのような曲があります。 CG映像はなかなか素晴らしく臨場感があります。 渋滞道路の何か起こりそうな緊迫感が良いです。 飛行機事故などの凄惨な場面が生々しいです。 地球滅亡パニックですが全世界を見渡すような描き方はしていません。 中盤から後半にかけて中だるみしたかもしれません。 父と子の手話の場面ですが、最後でその手話に込められた本当の意味を知ります。 ニコラス刑事のおもしろ画像ってみなさん知ってます? 頭の上に鳥がとまってるやつです。 あれ見てから、ニコラス刑事の頭の上には鳥がいるようにしか見えません。 この映画を見ててもそうでした。 (数字で運命づけられてく映画みたいだけど、そんな映画でいま自分のレビューがちょうど100人目ってのが心なしか嬉しい・・・) 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-06-07 18:34:04) 22.《ネタバレ》 なにかリアリティを感じない作風である。…どう言ったらいいのかわからないが、「マジで?」という驚きの無さというか。妻に死なれて息子を育てながら大学教師をしているわびしいインテリ男性、ということでそれなりにはいいのだが、やはりどうも、リアリティを感じない…大学教師というのはハリウッド映画の主人公としてはありがちなパターンなのだが、なんの役にせよ適材適所というものがあるよなあ。 ケイジはわびしいインテリには向いていないのよ。…今まで彼がぴったりしっくり来たと思った職業は、わびしい救命士です。意表をついて気象予報士というのは一回しか使えないネタだが良かった…あと、ニヒルな死の商人もまあまあ良かった。警官とか兵隊でもまあまあいいのだが、それよりは前科者のほうがぴったりしていたかな。 ケイジインテリには向いてない、うえにさらに、この作品ではケイジでは…というのはどんなCGを駆使したとて、ありがちな終末パターンのこの映画では(まあ、選ばれた子供以外は滅びるという点ではありがちではないのだが)最大の見せ場は父子の別れの場面なので、あそこのシーンで客を「どれだけ泣かせられるか」が勝負なのだと思う。 …私の場合は、「チョロ」くらいでした。ダメだこんなんじゃ。 あそこで滂沱の涙にならなければ、ここまで見てきた意味は全然ない。 …何がいけないのだろうと、考えますと、やはりここはケイジではダメなのではないかと。 インテリに見えないからということではなくて、父子の別れと来たらやはりトム・ハンクスだろうと。 あの重要なシーンに、ケイジはなんだか手抜き感が感じられましたけど。 …それはこの作品では意図的に「抑えた演出」がされていますので、ケイジは注文通りに演じたのでしょうが、「抑えた」中でも充分客を泣かせるというまでにはケイジは至っていない。 真剣にトム・ハンクスを呼びたくなりました。あのシーンでは。ちょっとダイエットして絞ってもらってボトックスと脂肪吸引でOK。 【パブロン中毒】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-06-26 20:18:06)(良:1票) 21.《ネタバレ》 こういうの、週刊連載マンガで高校生くらいに見てたら大好きなんだけどなあ。 話の広げ方にすごくワクワクするから、たとえ結末がどうあろうと、途中を楽しませてくれたことに感激する。 でも、これ映画だし、今の自分は大人だし。 この映画をもう1回見たいかっていうと、まったくそんな気はおこりそうもないからなあ。 あ、でも、嫌いじゃないよ。 最後、「オイオイオイ、あれだけ頑張ったお父さん、ウサギ以下かよ!」ってツッコミつつも、結構楽しく見終わったから。 【まかだ】さん [DVD(吹替)] 6点(2011-05-08 20:07:38)(笑:2票) 20.《ネタバレ》 アルマゲンドンとかそっち系かと思いきや、冒頭から漂うXファイル臭。やっぱりの宇宙人登場も、世界の終わりと家族愛に滅法弱い自分としては、やや評価を上げざるをえない。ただあまりに宗教臭いラストシーンはいらんかったかなあ。 【長谷川アーリオ・オーリオ】さん [DVD(吹替)] 6点(2010-12-13 17:34:54) 19.《ネタバレ》 結局主題は別の所にありましたってパターンですね。 ストーリーは置いておいて、作りが粗い。観ている者の感情がついてゆきにくいね。 そもそも主人公が数字に関連性を発見するまでがあまりにもあっさりとのめりこみ始める。 ここが科学者でトラウマを抱える者があっさりと感は否めません。 ドアを調べる時にも家に帰らんでも調べられるだろっ!!て思いますしね。 数字書いている息子を止めてまで行く必然性って??って思うし。 でも、ニコラス・ケイジは持ち味である普通のおっさん感はかなりものですね。 ここまで違和感無い一般人化できるのはすごい。 でもこの人(ニコラス)こそ、こういう主人公だけがクローズアップされるんじゃない映画には向いているんで、こういうのにでちゃうのは宿命と言えますね。 逆に言えば他の(主人公以外の要素があまりない)映画では厳しいと言えるのかも。 この普通感覚が人に共感をもたらすのはいい役者と言えると思います。 で。ストーリーですが。 結局全ての事は決まっているという結論から観れば、なにを大騒ぎして意味の無い事をという教訓めいたスピリチュアルになってますが、でも、 魂の存在はどうすんの?って気が。物理的に種の保存する意味も魂の話になればそれも意味があるのかないのかって気がします。 ある意味、ここまで終末であればもうどうでもいいしょ!!みんな悟って解脱ですって。 【森のpoohさん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-11-05 09:51:47) 18.《ネタバレ》 つまりあれは予知能力ではなくコミュニケーション能力で、方舟に乗る資格者を選抜するための試験だったってことだ。たぶんあの宇宙人はタイムマシンを開発していて、未来の地球の惨事をせっせとメモして放送していたのでしょう。でも、「その時」が訪れる50年も前から選抜を始めるのは人の寿命を考えると合理的ではない。あの声が聞こえることが条件になるのは来るべき新世界での生活に必要だったから? 50年も前から未来が分かっているのであれば、もう少し資格のハードルを下げて、早期から箱舟でピストン輸送しても良かったのでは・・・などなど。突っ込み始めるといくつかあるけれど、そこは宇宙人がやることとして納得できなくはない。未来予知ものと見せかけて、終末ものに転化させるプロットは新鮮でした。何より、エメリッヒの映画のようにぶっ壊したいだけ壊した後に、適当に生き残るようなぬるい作り方じゃなところに好感を持ちます。表現も、飛行機の墜落から現場に駆け寄り途方に暮れるニコラス・ケイジをワンカットで追いかけるシーンなどは相当に見応えがありましたね。私はオチに対して不満はありません。もう少し?を少なくして欲しかった、という意見です。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-10-31 13:40:47)(良:1票) 17.《ネタバレ》 (ネタバレあります。未見の方はご注意ください) 箱舟乗船の条件とは、何だったのでしょう。一つは“ささやき声”が聞こえる事。これは、ニコラスの息子を介し宇宙人が答えているので間違いない。問題はもう一つの要件、数字のメッセージの方です。「数字の意味を理解し、約束の日に約束の地へ来たまえ。」念入りにも宇宙人は、場所を示す小石まで該当者に手渡しています。少女の祖母(50年前にメッセージを受け取った少女)もその真意を理解していたから、かの地に住居していた。ですが、ニコラス息子と少女はこの要件を満たしていない事になります。2人は自力で約束の場所に辿り着けなかった。そう、そもそも設問が難し過ぎたのです。仮に意味を理解出来たとしても、指定場所に赴くにはそれ相当の知識と財力が必要です。子供にはハードルが高い。さぞや『アダムとイブ確保係(北米地区担当)』は焦ったことでしょう。自分の担当地区だけ合格者ゼロでは洒落にならない。宇宙人もノルマ達成に頭を悩ませているんです。そこで彼らは“拉致”という禁じ手に出たというワケ。ここが物語上の弱点でした。必死に問題を解き、かつ正解まで導きだしたのに、「合格者が出そうに無かったんで、クリアラインを下げちゃいました」では拍子抜けもいいところ。大詰めに来て、この基準変更はナシでしょうよ。頑張ったニコラス父ちゃんには、きっちり“使命”を果たさせてあげたかった。とはいえ、息子が人類代表に選ばれたのは喜ばしいこと。親父的には十分なハッピーエンドと言えそうです。個人的な好みを言えば、救いの間口は広く取って欲しかった。決定論も結構ですが、誤差や揺らぎも認めて欲しい。「約束の地に来た“聞こえる者”は無条件で乗船OK。その他も若干名なら乗せますよ」だったら良かったのに。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-10-04 19:56:59)(良:3票) 16.《ネタバレ》 圧倒的な映像と音響。これもひとつの予定調和って感じでスピーディに展開するストーリー。(ちと急ぎ過ぎ?) 娯楽作品(こういうテーマで娯楽に徹するのも考えものですけど…)として割り切ることが出来れば、満足の1本かも知れません。 ただ、じっくり考えてしまうと何だかなぁ… ストーリーの根幹を成している50年前の少女の予知能力。てか、宇宙人との交信能力。そして、現代の2人の子どもの交信能力。この、「予知」と「交信」を混ぜこぜにしてしまったのが最大の失敗。皆さん御指摘のとおり、未来を「知っている」宇宙人が、50年前にそれをひとりの少女(多分地球規模では何人もの人びと)に口述筆記させたことって意味がないでしょう?地球滅亡の原因が核戦争(そういうテーマは過去数々ありましたけど)だったら、それを教えることで人類に「気づき」のチャンスを与えられるけど、スーパーフレアじゃ土台阻止不能。自力で逃げさせるんだったら、終末を暗示するだけじゃなくて技術を伝播しなきゃ。流石に、その部分を省略してはいないだろうから、やっぱり説得力に欠けるとしか言いようがない。まぁ、途中から宗教観的台詞が何度か出て来て、そのあたりの不備を補完しているのでしょうけれど、そこまで観客の理解を求めるのは厳しいのでは? と言う訳で、ニコラスさん、最近作品に当たりハズレが激しいような、てかハズレが多いような気がします。熱演がもったいないです。そのあたりがあって5点献上は気が引けてしまい、悩んだ末の6点献上。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-06-21 02:40:01)(良:1票) 15.《ネタバレ》 前半のサスペンス展開には引き込まれたけど終盤へ近づくにつれて全ての元凶はSF的な要素だと分かってきて盛り下がってしまいました。意外なバッドエンドは衝撃。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-05-08 01:12:43) 14.とにかく内容以前に、最近の予告編製作事情というのは何とかならないのだろうか。「地球が静止する日」もそうだったが、本作も予告編でほとんどの見どころを見せてしまっていて、実際に本編を鑑賞した時の楽しみが半分以下になってしまっている。確かに飛行機事故や地下鉄脱線のシーンは大迫力なのだが、一度見てしまっている以上、驚きはやはり半減なのだ。映画の内容自体は「20世紀少年」のハリウッド版といったところで、前半の数字と事件の関連性は実にミステリチックでワクワクする。ありきたりな展開ではあるが、50年代のSFが持っていた躍動感を大いに味わえた。だが、やはり後半の失速感はいかんともしがたい。あまりにもあっけない結末に閉口してしまった人も少なくないだろう。 【ドラりん】さん [DVD(吹替)] 6点(2010-04-11 18:48:33) 13.ん~。なんとも後半がっかりな映画でした。多くのレビューと同意見です。謎解きから始まる出だしと、そこにニコラスケイジの力も加わった前半はおもしろく引き込まれるが、結局その謎の答えと結末があまりにもひねりの無いオカルトSFでがっかり。夢オチと同じレベルのがっかり。決して2度観たくはない映画ではあるが、それでもニコラスケイジが好きなのと、シリアスな内容の作品にしてはまあまあな雰囲気の映像だったのでこの点数。 【爽やか林檎】さん [インターネット(字幕)] 6点(2010-03-24 21:29:44)(良:1票) 12.《ネタバレ》 そこそこ楽しめた。つっこむほどではないにせよ、ディテールに?が多いのは仕方ないのかな。設定の良さと雰囲気を楽しむ作品と言うことなんだろう。それを芸達者のニコラスケイジの演技がグッと引き締める。 災害パニック映像は素晴らしい。宇宙人によるノアの箱船オチは少しガッカリした。結構時間が経つのが早く感じるくらい入り込んでいたし、数字の謎解きとか予知とか良かったんだけど。でも地球全部がやられるとなるとオチは限られくるのも仕方無しか。 【タッチッチ】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-02-18 19:08:23)(良:1票) 11.《ネタバレ》 まず3つの大惨事の映像について、運良く予告編を見てなかったため、単純なパニック映画大好きな者としては引き込まれました。 途中まではいささか大風呂敷を広げすぎで、これでニコラスをヒーローに仕立てて世界が救われるラストに持って行くには、この映画の予算(知らないけど宣伝の露出量から推察)と残り時間(上映時間だけは最初から分かっている)からして非常に困難なのではないかと観てる途中から思い始め、さらに黒服の男の雰囲気からして、オチが読めてしまいました。宇宙人オチは最低な処理ではありましたしたが、息子と生き別れ(生きじゃなくなるが)になる場面は、同じ年頃の息子を持つ父親としてはジョンに同情しました。 ニコラス・ケイジは何でもやりますね。 【ベッカー】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-01-19 17:41:52)(良:1票) 10.《ネタバレ》 う~ん、とても惜しい作品でしたね。 前半の数字の謎解きや、飛行機事故、電車事故まではすごく惹き込まれましたが、それからの展開がちょっとお急ぎモードだった気がします。 ラストのオチは、冒頭の謎のささやき声でなんとなく察しがついていたので、特に驚きませんでした。(子ども二人が、意外にも涼しい表情をしていたのが、なんか怖かったです) てかキャッチコピーが「地球消滅」だったので、てっきり2012のような災害ムービーを想像していましたが、全然違いましたね。 そう言った意味では見事に裏切ってくれたので、そこは評価したいです。 【抹茶御膳】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-01-13 13:45:28)(良:1票) 9.《ネタバレ》 おしいなぁ~!途中まで面白かったのに…。ラストがイマイチだったなぁ~。突っ込みどころも満載…。何であの子ども2人が選ばれたんだろ?それに、他にも選ばれた人がたくさんいたし、説明がなかったのでよく分からなかったなぁ。とんでもない物体が空から降りてきたのにはビックリ!宇宙人っぽい人は謎のままだし…。ジャンルはSFホサスペンス?まぁ、ラスト次第では8点になったかもしれなかったけど、イマイチだったので6点で。 【エムシュー】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-01-10 16:08:27)(良:1票) 8.《ネタバレ》 過去の50年間でありとあらゆる災害、戦争やテロ、事故などにより、数多くの人々の命が瞬く間に失われて来た。この映画はそれは総て定められた事象であり、偶然の確率などではないと言っている。だからこそ避けられない人類の滅亡も待ち受けている。しかしそれを知る全知全能の神たち(宇宙人たち?)は、新たなるアダムとイブを選ぶ。宗教性溢れた終末思想が露顕し過ぎてはいるものの、充分楽しめる。 アメリカ映画の現在が、終末世界からの回避ではなく、決定された終末世界からの新たなる芽吹きというほうに向かっているのが非常に興味深いところだ。要するに「一度すべてなかったことにする」ということだ。 総てには責任が付いて回り、我々人間がその責任を負い、皆で力を合わせて解決していかなければならない(特にアメリカが中心となって)、という映画を量産し続け、アメリカの強さを誇示し続けているようにも感じられたが、もはやそれは無理よと。こういう考え方になったのはやはり9.11があったからなのだろうか。一回リセットしなきゃもう無理だよと。だからこそ「一度すべてなかったことにする」。 恐ろしい映画と言えば恐ろしいわけで、一回のリセットに伴う犠牲が過去の50年間のありとあらゆる死者たちとも考えられるわけで、このあたりは実に曖昧に描かれているとも言える。 ニコラス・ケイジが最後、舟に乗らなかったのは、責任の部分であり、リセットされる新たな世界に過去の責任は無関係であり、すべてを断絶しなければならないという意思なわけだ。そういう意味では責任を果たしたということにもなるだろうし、親子の継承ともなるのだろう。 それにしてもニコラス・ケイジを久しぶりにスクリーンで見たが、この人は出ているだけで、何か納得させられる部分がある。この人の情けない表情とか、禿げてしまった頭皮が、人間味溢れていて、存在として説得力がある。 【すぺるま】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-09-13 21:06:12)
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