みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
7.《ネタバレ》 【違和感】①駆逐艦が眼前の敵潜水艦を攻撃せず、魚雷攻撃されたタンカーの救助を優先する。沈められちゃいますよ。②潜水艦がその救助の様子を浮上してわざわざ見学する理由を教えてくれ。③ラストで最後の魚雷を放った潜水艦が、逃げずにわざわざ敵艦前に浮上する。撃たれちゃいますよ。④特殊潜航艇回天をめぐっての命の尊さの分かり易過ぎる演出。回天は一隻で空母も撃沈できるほど強力な兵器なのですが。⑤タイミング良すぎる終戦の報。敵はもっと早く知っていた筈ですが。⑥艦長が若すぎる。⑦艦長が丁寧語でしゃべってる。軍人じゃない。⑧潜水艦と回天ではスクリュー音が違うので、偽装作戦は無理。⑨駆逐艦が命令を無視して潜水艦を追尾する。⑩回天の添乗員が艦長に拳銃を当てて、潜水艦を駆逐艦に突入させよと無茶な命令をする。そんなことしても距離が近すぎて相手の損傷は軽微。その前に砲艦攻撃される。⑪⑫ 【感想】戦争の無意味さと命の大切さをテーマにしているのですが、小学生でも分る、その分り易すぎる演出が欠点。心に響き、涙腺の緩くなる場面がなかった。主要メンバーのほとんどが生き残るので悲劇性も薄い。全員が戦争反対、命大切のヒューマニスト、絵空事、きれいごとすぎるわけです。人間の良い面も醜悪な面も浮彫りになるのが戦争。戦争を描くというのは極限の人間を描く事。結局、こざっぱりした戦争映画で終わっている感がある。軍事作戦などは見どころがあったので残念です。◆潜水艦での過酷な環境と生活、艦長に対する反抗、戦争による犠牲などをもっと見せた方が効果があったと思う。名作「Uボート」の衝撃的なラストと比較してしまうと不満が残る。カビだらけのパンとおいしそうなカレーの違いも注目。◆小道具に楽譜を使ったのは成功している。相手が鬼畜ではなく、音楽のわかる「人間」だと気づき、それが終戦を受け容れる契機となる。一方で楽譜は愛する人への大事なお守りであり、その縁で二人は結ばれる。楽譜に二重の意味を持たせています。しかし残念なことに肝心なメロディが凡庸で、感動できないきらいがあります。◆気になるのは、日本軍は捕虜になるはずですが、そのあたりの消息が一切ないこと。◆であの女、何で楽譜の題名をイタリア語にしたの?オペラじゃあるまいし。説明できるものあらば申し出よ。 【よしのぶ】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-03-03 00:26:33) 6.《ネタバレ》 私嫌いではないですこの作品。潜水艦の中の密閉間や閉塞感はあまり感じられなかったけど、特に強いメッセージ性もないと思うが、上手くまとまっているのでは。その当時こんなヒューマニズムを持った館長のような軍人が多くいたとは思えないが、少なからずいたのでは、いやきっといたはずだと信じたい。このような戦争映画があってもいいと思う。見終わった後の感じも悪くないですよ。もっともっと戦争は悲惨に違いないが、こういった逸話があっても不思議ではないし、戦争を知らない世代が戦争映画に取り組むこと自体に価値があると思いたい。 【カボキ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-03-18 12:47:25) 5. どうせなら「オーケストラの指揮者になって、変態ピアニストを育てたかった」くらいまで言えばよかったのにってのは、冗談です。塚、原作にあろうがなかろうが真面目に映画を作ってるんだったら指揮者云々はカットが変更すべきでしたね。 しかし、ローレライの時も感じましたが、どうして過去の人間を描写するのに、その当時の人間の物の考え方、感じ方を完全に無視して現代風の人物像にしてしまうんでしょうか?何も日本刀持って暴れる半狂乱の士官を出せとかは言いませんが、潜水艦の乗組員ほとんど全員に、全く日本帝国海軍的な要素を欠片も感じられませんでした。 脚本を書いた福井さんの資質・姿勢を問題にする以前に、そんな彼の作品がある程度受けいれられてしまう今の日本が残念です。やはり半世紀前の同じ国の国民が、どのような物の考え方、感じ方をしたか、知る必要があると思います。 アメリカ人の監督の方が分かってるなんて冗談にもなりません。 戦闘シーンそのものは面白かったので残念です。福井さんはどうも、思想とか歴史とかは苦手か、無知か、無関心みたいなので全く仮想の時代、国家、戦争を舞台にしてもらえれば、もう少し抵抗無く受け入れられたと思います。 北川景子はハンサムスーツの時も感じましたが、テレビドラマ等の派手な役柄よりも、こういう清楚な役柄の方があってると思います。 【rhforever】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-07-07 09:57:15) 4.戦中の潜水艦という狭く暑苦しい環境、戦争末期の絶望的な状況の割には、爽やかな映像になっている。主演の玉木宏のなせる技かw 「真夏のオリオン」の楽譜という小道具は面白いが、十分に使いこなせていない感じがした。エンディングがわかってしまい、もう少し驚きが欲しかった。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-06-15 23:43:22) 3.久々に映画館で映画を観ました。太平洋戦争末期の潜水艦モノで「ローレライ」と同じ原作者の作品です。かなり原作をアレンジしている印象。やはり、この時世に「戦争モノ」を造る場合、正面から切り込んでも商売にならないのでしょうか?(改めて硫黄島のすごさを実感した次第)前の方のレビューにもあるとおり、「大衆向け」で「訴えやすい普遍的なテーマ===愛」を前面に出ていると感じた。それはそれで良いのですが、全員・アメリカ兵を含め「性善説」に基づいて役作りがされているような感じが気になった。最後のシーンは「ありゃないだろーよ???」と思ったのですが、「ローレライ」同様、これは原作者の持ち味なんでしょう。その「ローレライ」の原作がとても面白かったのですが、この作品を含め、映画になるとどうしても「各々が戦争と対峙する」観念描写が薄れてしまいます。また、人間に主軸を置いた内容と解っていても、戦闘シーンの船の少なさが凄く寂しく映った。 【サーファローザ】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-06-17 22:10:58) 2.この作品の監督は、エッジの利いた映画を見なれている人よりも あまり映画を見にこない年配の人やお子さんを念頭に置いたらしい。 そして、学校の講堂で上映されるような作品にしたかったのだという。 本人が言っていたのだから間違いないだろう。 ならばこの映画は狙い通りだ。過ぎし日の給食の味がする。 これといった工夫もひねりもなく、戦争末期、最後の防衛ラインを死守しようとする日本の潜水艦と(かなり装備も悪く相手の艦を撃墜するなんてまれだったらしい) アメリカの駆逐艦の戦いを描いているのだが 乗り込み員も艦長も若く、重量感がない代わり 閉塞してはいるのにどこかから光がさしているようにも感じる、そんなちょっとさわやかな艦内である。 戦いの攻防そのものも正攻法に描かれ破たんはないが 小道具のハモニカとか、艦長と親友の妹のロマンスとか そういう大事なはずの枝葉が出てくると面倒臭くなってくる。脚本に工夫がなさ過ぎて、次にこういうだろうなと思ったら言ったか、みたいな会話で終始するのだ。 でも、講堂で上映する映画としてはこれでいいのか。 いまどきこれほど奇をてらわない戦争映画も珍しいけれど 冒頭と最後のつくりの弱さと北川景子のあり得ない演技を除けば これはこれでよかろうという気にもなる。 故人の犠牲の尊さとか、戦争の悲惨さとか必要性とか当時の人々の勇気と正義感とか そういう余計な重力がかなり軽かっただけでもまあセンスはいい。抑制って簡単なようで難しいからね。 見ていて今更驚くのは、本当にあんな狭い閉塞空間で、しかも艦長が弱冠25,6で(モデルがその年)少ない酸素で海底に潜みながら正気で戦った人々がいたという事実だ。今尊敬する人が周りにいないので誰か尊敬したいのだという人にはお勧めかな。 刺激がないので暇つぶしにはならないよ。 【あにさきすR】さん [試写会(邦画)] 6点(2009-06-10 14:48:35) 1.《ネタバレ》 小説「雷撃深度一九・五」にいろいろと脚本を加えて映画化。 第2次世界大戦末期の沖縄南東海域。日本海軍は、米海軍の燃料補給路を叩くためイ―77をはじめとする潜水艦を配備。米海軍駆逐艦パーシバル艦と対峙する・・という話。 なんか玉木君が「モッタイナイ」というフレーズでTVCF流してるんですが、それだけであらすじの方向性が見えちゃうような・・。あなたはノーベル平和賞のワンガリ・マータイさんですかぁ? 戦闘モノとするとちょっとユルい感じ。最後に敵の目の前に浮上して都合よく終戦って・・。 潜水艦映画は数多く名作を生みだしてきましたが、なんかそれに便乗したように類似亜流作品が増産されている気がします。「ローレライ」というへんてこ作品のスタッフなので、そう期待はしてなっかたんですけど。ケミストリの堂珍がなんとなく役者もいけるかな?というのは本人の経歴にプラスでしょうが^^; 【尻軽娘♪】さん [試写会(邦画)] 6点(2009-06-06 14:23:38)
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