みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
5.《ネタバレ》 バブルのころ、日本でのシャネルのもてはやされようは凄かった。 1950年代に発表されたツイードのシャネルスーツが今も好まれるわけですからやはり偉大なデザイナーであることは間違いない。 キルティングのバッグ、つま先が黒のツートンのパンプスもエレガントです。いいものは色あせないってことですよね。 若い時にシャネルの半生を描いた漫画の連載がファッション誌に掲載されていたのを読んでいたので、ココと呼ばれる所以やバルサンとカペルの愛人だったことも知ってましたが、映画で描かれるガブリエル・ココ・シャネルはとにかく可愛げがなくて笑った。 あの時代に男物仕立ての服を着て馬にまたがる、変人扱いでしょうけど人と違う、変わり者だからこそ成功したと言えると思います。 カペルの持ち物がシャネルの素材選び、デザインに影響を与えたともいえるので出会いは必然だったのかもね。 シャネルのような生き方は賛否あると思いますが、20世紀の偉大なデザイナーのひとりであり今も影響を与え続けていることは確かなことなのですごい人だなと敬服いたします、興味深い映画でした。 【envy】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-03-03 00:07:52) 4.シャネルの源流に触れることができたそこそこに面白い映画でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-08-12 21:58:21) 3.《ネタバレ》 シャネルが好きなので観ました。一大帝国を築いただけでなくて、本当に新しい、人とは違った感性を持っていた人なんだなぁと思いました。映画的には結構淡々としていた印象だけど、ラストのシャネルのドレスいっぱいのシーンだけで、満足です。 【ネフェルタリ】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-02-17 17:57:49) 2.ココの映画ってなつかしい。 シャネルの青春時代は2人の男性との関係がメインで、本当のところは当人たちしかわからないので映画によって描き方はちがってきます。 ココを屋敷に居ついた情婦の一人として適当にあしらいながらボーイというライバルが現れると求婚までする気のいいエティエンヌ、ココの才気を見抜くことで彼女の心をとらえる一方で抜け目なく有利な結婚もするしたたかさも持つボーイ・カペル。 どちらが本当に彼女を愛していたかはわかりませんが、選んだ相手がはかなくも、なのが運命の皮肉。 オドレイ・トトゥのココが可愛げがないのは女流監督なのもありそうで、媚びないのを女性の美徳として居候の弱い立場をカバーしようとしてるのでしょうが、やりすぎると逆効果、女から見てもちょっとね。 若い女の子だとツンとしていても絵になるけれど、30代のオドレイには少し苦しい気もしました。 女性が理想とする女性と男性が魅力的に思う女性はちがって、これもどちらがいいとはいえませんが、男性の方が女性の魅力をわかっている気はします。 舞踏会で一人だけ黒いシンプルなドレスで踊るのも「私は他の女(ひと)とはちがうの」。そう思っているはずのココも、女であることにとらわれている目立ちたがりやさんのよう。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-02-11 18:00:05) 1.《ネタバレ》 シャネルの生き様や彼女のファッションに関しては、ほとんど前知識なし。フランス語はよく分からないが、“アヴァン”は“前”という意味があるようであり、“シャネルになる前のココ”というタイトルになるようだ。自分はデザイナーとしてのシャネルに関心があったので、一人の女性としてのココ・シャネルにはそれほど関心がなく、大きな感銘を受けるほどのものはなかった。 あまり面白みはない作品ではあるが、オドレイ・トトゥの表情が非常に印象的に描かれている。冒頭から憂鬱そうな表情を浮かべている。「退屈だと老けてみえる」というようなセリフがあったと思うが、まさにその通りである。裕福なバルザンの家に転がり込んでも、浮かない表情はそのままだった。しかし、“ボーイ”カペルとの2日間の小旅行ではその表情が一変している。生気のない表情から生き生きした若々しい表情へと変化している。“ボーイ”カペルとの別れや死で再びその表情も曇ってしまうが、最後のコレクション時の表情もまた印象的なものとなっている。“ボーイ”カペルと過ごした際の幸せそうな表情とは異なるものの、新たな生きがいを見つけたようなこれまで見せたことのない不思議な表情を浮かべている。オドレイ・トトゥの表情を見ているだけで、色々なことが伝わってくるような気がした。表情だけで内面を描き出すという演技は評価したいところだ。 本作は「愛している」「愛していない」、「結婚する」「別れる」というような単純な二面で割り切れるようには描かれていないのも特徴。人間の感情などは複雑極まりないものだ。映画においてはその複雑性を描くことは本来難しいものだが、本作においてはそれがきちんと描かれているようには感じられた。女性監督だからか、繊細なあやふやさがいい効果として発揮されている。 また、実際はよく分からないが、本作の中のココ・シャネルは「結婚」や「家庭」について嫌悪するのとともに大きな憧れを抱いていたようにも思われる。 苦しむ母親の姿を見て育ったものの、冒頭の孤児院において父親を待っている姿を振るかえると、いっそうそう感じざるを得ない。 “ボーイ”カペルとの結婚を心から望んでいたと思われるうえに、彼が生きていれば、彼女の人生も大きく変わったかもしれないとも感じられた。 そういう屈折した想いが深く描かれていれば、観客はより感情移入しやすい映画になったのではないか。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-10-17 23:10:41)
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