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イット・フォローズ

It Follows
2014年【米】 上映時間:100分
ホラーサスペンスミステリー
[イットフォローズ]
新規登録(2016-01-09)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2022-11-28)【TOSHI】さん
公開開始日(2016-01-08)


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監督デヴィッド・ロバート・ミッチェル
キャストマイカ・モンロー(女優)ジェイ・ハイト
ダニエル・ゾヴァット(男優)グレッグ・ハニガン
白石涼子ジェイ・ハイト(日本語吹き替え版)
河西健吾ポール(日本語吹き替え版)
福山潤グレッグ・ハニガン(日本語吹き替え版)
脚本デヴィッド・ロバート・ミッチェル
撮影マイク・ジオラキス
製作デヴィッド・ロバート・ミッチェル
配給ポニーキャニオン
あらすじ
ジェイは彼氏と初めて結ばれた直後、豹変した彼に睡眠薬を嗅がされ拉致されてしまう。廃墟で目を覚ましたジェイは彼から衝撃的な事実を聞かされる。それは「何か恐ろしいものを移された」ということ。時に男、時に女、親しい者の姿をしていることもある「それ」は、ゆっくり歩いて近づいてくる。そして「それ」に捕まると死ぬという。姿は移された者にしか見えず、移した相手が死んだら、また自分に戻ってくるという「それ」。死にたくなければ、他の者に「それ」を移せばいいと彼は言うが……。果たしてジェイは「それ」から逃げ切ることが出来るのだろうか。

目隠シスト】さん(2016-10-29)
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【クチコミ・感想(6点検索)】

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10.《ネタバレ》 最近よく見かける“若者系ホラー”の一種かと思ったら全然違いました。のちに『アンダー・ザ・シルバーレイク』を撮るデヴィッド・ロバート・ミッチェルが監督および脚本を書いただけあって、デヴィッド・リンチ風の不条理ホラーでした。 監督は否定しているらしいけど、セックスすることによって相手にうつせる怪奇現象となると、大多数の観客は性病・エイズの類のメタファーだと感じるでしょうね、実際わたくしもそうでした。盛りのついた大学生ぐらいの年齢層のコミュニティならば「“やつ”につけられている」と気づく前に次々とうつって行って、また最初の一人に戻ってきたりして(笑)。たしかにリンチ的な世界線なんだけど、それでも「なんか辻褄合ってないなあ」と感じさせられる部分も見受けられます。最初にジェイにうつすのはヒューなんだけど、なんでこの男はこの怪現象の大まかな仕組みを知っているのだろう、またわざわざジェイをこん睡させて椅子に縛り付けてまでご親切に教えてあげたのかは雑過ぎるところかなと感じます。わざわざ偽名を使って家まで借りてジェイに接近したのに、大して遠くもない場所に住んでいることがあっさりバレてしまうのも、なんか間抜けな脚本。いっそのこと最後まで正体不明で、以後登場しなかった方が面白かったんじゃないかな。舞台となる町は湖畔でジェイの家には大きなビニールプールがありラストは室内プールで展開される、どうもこの監督は“大きな水たまり”になぜか拘っていて、こういうところがリンチ感が強いところです。まあそれが何故なのかは結局理解不能ですけど、こういうところも似ている。 自分がこの映画でいちばんゾッとしたシーン:ジェイがヒューの仮寓で家探しをしているとき鏡に映った自分にびっくりする。「なんだ鏡か」とホッとして画面左に移動してフェイドアウトするのだが、鏡に映る彼女は右に移動してゆく。一瞬のことなんだけどその後のストーリーになんの繋がりもなくて、もちろん撮影のミスでもない。これに気づいた人は少ないかもしれないけど、こんな撮り方をする監督、こいつはヤベー奴なのかもしれない… S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-10-25 23:25:28)

9.《ネタバレ》 一見イージーな回避方法が用意されている様に見えますが、前途は多難です。移した相手が殺されればまた戻ってきてしまうのですから、悟られずに移し、ルールを言い含め、そして何より相手にこの訳の分からない話を信じさせなければなりません。そこまで骨を折ったとしても、そいつの手際が悪かったり、割切りの出来ない善人だったりしたら(暫くはナントカなるかも知れませんが)いずれアウト、元の木阿弥です。中々に予後不良、かつ足掻く余地が残されているという意味でもタチの悪い恐るべき呪いですね。

基本的には本作はこの優れた設定そのものの怖さに頼ったホラーで、まず恐怖描写自体はどれも意外なホドに安上がりに見えます。また、じわじわと歩いて追い詰めてくる怪物を暗示させるかの様な不穏ながら非常に緩慢なテンポにしても、通常の分かり易いホラーに比べれば率直にやや玄人向けとゆーか。イマイチ盛り上がり所や展開面のアイデアを欠くよーにも思われるお話自体の出来も含めて、やや好みの割れそうな作品だと感じますし、私自身の好みからしても正直若干ストライクゾーン外れ気味ですね(もうちょっと「キレ」というものが欲しいですかね)。

ただ、統一感のある静かで陰湿で「真綿で首」な質感は、率直にこれも中々オツだな、とも思いました。特に音楽が素晴らしかったですね。作曲家は今作がお初の映画音楽、かつまだかなり若い人のよーで、今後も期待できるかも知れません。

もう一点だけ、全編通して登場人物の銃の扱い方がテキトーすぎませんか?平気で人の居る方に向けて撃ちまくるわ、中盤で庭でフツーに試射してるのとかも思わず危ねェッ!と声が出ましたよ。個人的にはそっちの方がよっぽど恐怖でしたわ。 Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 6点(2021-01-10 05:13:10)

8.「それ」の設定は面白いし怖さの演出も秀逸です。びっくり系脅かしを多用しないのも好み。この辺に限ればホラー好きな方にはお勧めできるかも。
だけど登場人物の行動に合理性が無さすぎてシナリオが不自然になっている所が大きなマイナス点です。しっかりシナリオを組み立てられていたら名作にも成り得ただろうに。勿体ない。 alianさん [インターネット(字幕)] 6点(2020-08-04 02:03:13)

7.概念的な死生観そのものを「それ」と表現して、確かにそこに存在するのに正体が明らかにならない「恐怖」のメタファーとして描き出したホラー映画であることは理解できる。
しかし、ハイティーンの主人公の目線を主眼として、こんこんと紡ぎ出されたそのテーマ性が、ストーリーの中で最終的に腑に落ちず、靄々としたままエンディングロールを見送ることになってしまった。

“新しい視点”のホラー映画だと思うし、面白くない訳ではないけれど、恐怖映画が苦手なため評判の良さを耳にしながら後回しにしつつ、いたずらに期待感を膨らませ過ぎてしまったことが良くなかったと思う。
やはりこういう映画は、空いた時間にたまたま入った映画館や、眠れない夜にふと見始めた深夜放送で観た時に、最良の映画体験となるものだと思う。

思うに、この映画は主人公らの“お年頃”同様に、ティーン・エイジャー向けの、いやティーン・エイジャーのためのホラー映画なのではないか。
確実に意識的にだろうが、この映画のストーリー上に「大人」が直接的に絡むことが殆ど皆無であることからも、それは明らかだ。
この映画で描き出される「恐怖」の根幹にあるものは、「性」即ち「セックス」との距離感と、意味合いが、より強い年頃の若者たちの中に渦巻く不安定さや曖昧さに直結するものなのだと思う。

セックスという行為に触れることで露わになる自分自身の“生物感”と“不確定要素”。
それは人間としての経験が浅く、故にその行為そのものに対して憧れや畏怖、不安などといった様々な感情が渦巻く若者だからこそ鋭敏に感じ取れてしまう「恐れ」なのではないか。
このホラー映画における「それ」とは、まさにその得体の知れない曖昧な「恐れ」のことだったのではないだろうか。と、思う。

だからこそ、とうの昔に大人になり(別にセックスに精通しているとは言わなけれど)、少なからず何かしらの経験を重ねて、子どもまで生まれてしまった自分には、この映画で表現される恐怖の正体について理解めいたことはできるものの、実体感を感じることが出来なかったのだと思う。
したがって、「それ」という表現から滲み出る曖昧さ自体に対して靄々した感情が拭えず、物語上の整合性の欠如や、論理性の脆さが、雑音として響いてしまった。

しかし、この映画が新しい視点とアイデアを礎にしつつ、或る世代における普遍的な「畏怖」を具現化したチャレンジングなホラー映画であることは間違いない。“或る視点”の映画として、長く評価される作品だとも思う。 鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 6点(2018-10-17 09:14:46)

6.《ネタバレ》 それは歩いてやってくる。多分普通の速度で。。。
決して米版の貞子のように目前に瞬間移動などしない。。。
そして壁は通り抜けられない。。。
ゆっくりと、そして確実に追いついてくる。逃げる方は休むことが許されない、究極の鬼ごっこ。。。
じゃ、窓とかないどこか(何か)に閉じ込めてしまって、そこから出れないように封印(施錠)しちゃえばいいんじゃない。
深く考えずに作品に入り込めれば、そこそこ楽しめる良作です。 リニアさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-08-11 15:20:47)

5.《ネタバレ》 一時期話題の映画でしたが、結局やや期待外れの映画でした。

映像の美しさや雰囲気、音楽の使い方は下品なB級ホラー映画とは一線を画すもので評価されるのもわかるんですが、冷静にストーリーの内容、登場人物達の対応を考えると「えー?」と思う事が続出するからです。

中盤の海辺、じっさいにそれが皆の前に出現し、周りの人からは見えないまでも「見えないだけで物理的にはいくらでも触れる」事が分かった時点で、その後の対応策はいろいろ考えられたと思うんですよ。
たとえばカラースプレー常備なんて誰でも思いつだろうしあの状況じゃ普通いろいろ対策しますよね。でもしない。
そしてわけのわからないプール作戦。
何それ?相手が電気で死ぬとか根拠あんの??てか最低限プールに色つけとくだろ。
なんだなんだこいつらの危機感の無さは??頭悪すぎるのか??
とまぁイライラするわけです。
そのあたり完全に普通のB級ホラー映画のレベル。
あの状況で真摯さがないってのはどうなんだ。

あとラストシーン前、彼が彼女とやったあと街をドライブしてるときに娼婦っぽい人のそばを通ってますよね。(明確に娼婦をうつしてますよね)
あそこで娼婦とやって他に移して(娼婦なら次の男にすぐ回すだろうし)とりあえず問題を回避してる作戦だったと思うんですが…世の中のレビュ-なんかをみてもそういう解釈はありません。
とりあえず対策としてはそういう人とやって次へ次へと移しちゃうもんじゃないの?
回してとりあえず逃げられたからこそ、ラストシーンで、それっぽいのが映ってても無視してた…と思ったんですが。
そういう解釈をしてる感想とかを見てないんですよね。
自分の感覚が普通じゃないの??

あと、ヒロインがさして美人じゃないしスタイルも並ってのもね…
それがリアリティだといえばそうなんですが、やっぱこういう映画のヒロインは美人がいいと思うんですよ、うん。

とまぁ期待して観た分、いろいろ残念なところが目立つ映画でありました。
あ、屋根の上の裸のおっさんはとても好きなシーンです。あれは絵的に怖すぎる(笑)

多分、昔のリンチの映画とか好きな人は好きなんじゃないかなぁ… あばれて万歳さん [インターネット(字幕)] 6点(2018-08-08 13:23:06)

4.すげー怖い映画だと、超期待して見始めたけど、意外と演出が湿っぽくて驚いた。
もっとストレートに恐怖をあおって、カラっとした演出を想像してた。
でも、久々に怖い映画を見た気がする。 センブリーヌさん [インターネット(字幕)] 6点(2018-02-16 02:25:32)

3.独特な編集のリズム、旋回するカメラワーク。海辺のシーンでカットが変わる事に徐々に近づいてくる恐怖は、「それ」を目視出来ない他者の視線は危険回避には役に立たないという証明にもなっていて良かった。
全体的に「それ」の見せ方に気を使い工夫しているように思えた。 ちゃじじさん [DVD(字幕)] 6点(2017-02-18 19:55:31)

2.《ネタバレ》 ゆっくり歩いてくるというのが逆にじわじわ感があって怖いですね。それなりに楽しめました。主人公以外にも「それ」の存在がわかって何とか倒そうとするシーンがある意味面白かったです。まぁホラー映画なのでハッピーエンドとならないのは当たり前ですが、なんとか「それ」が倒されて、すっきりしたい気分です。 珈琲時間さん [DVD(字幕)] 6点(2017-01-28 08:29:33)

1.《ネタバレ》 終始、独特なカメラワークで一貫しており、本作のスタイル確立に一役買っております。
セックスすることで変なものが取り憑いて、他の人にセックスして移さないと自分が助からないという展開は
何やら禁欲的なメッセージを感じずには入られませんが、ジェイを助けるために自分が名乗り出る男友達とか、
これは新しいタイプの恋愛映画なのかな?とも思ったり。
ホラーとしてみると正直そんなに強くはないんだけど、独自性のある作品であったことは事実です。 あろえりーなさん [DVD(字幕)] 6点(2016-07-26 14:39:37)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 29人
平均点数 5.97点
000.00% line
100.00% line
213.45% line
300.00% line
4517.24% line
526.90% line
61034.48% line
7724.14% line
8413.79% line
900.00% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 Review0人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

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