みんなのシネマレビュー

人魚の眠る家

2018年【日】 上映時間:120分
ドラマミステリー小説の映画化
[ニンギョノネムルイエ]
新規登録(2018-09-16)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2021-10-01)【イニシャルK】さん
公開開始日(2018-11-16)


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監督堤幸彦
キャスト篠原涼子(女優)播磨薫子
西島秀俊(男優)播磨和昌
坂口健太郎(男優)星野祐也
川栄李奈(女優)川嶋真緒
山口紗弥加(女優)美晴
田中哲司(男優)進藤
田中泯(男優)播磨多津朗
松坂慶子(女優)千鶴子
原作東野圭吾「人魚の眠る家」(幻冬舎文庫)
脚本篠崎絵里子
主題歌絢香「あいことば」
撮影相馬大輔
製作木下直哉
石原隆〔製作〕
松竹(「人魚の眠る家」製作委員会)
フジテレビ(「人魚の眠る家」製作委員会)
木下グループ(「人魚の眠る家」製作委員会)
電通(「人魚の眠る家」製作委員会)
企画松竹
プロデューサー臼井裕詞(エグゼクティブプロデューサー)
配給松竹
美術磯見俊裕
衣装宮本まさ江
編集洲崎千恵子
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【クチコミ・感想(6点検索)】

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7.《ネタバレ》 原作読後の鑑賞です。映画では母とマッドサイエンティストの狂気が悪目立ちしてる。もちろん原作の方もそのように読者をリードしている部分もあるが、考えるべきは家族が(特に子供などが突然に)脳死という状態に陥った時の事。事故で突然動けなくなった我が子が死んだか死んでないのか、それは脳死判定を行えばほぼ確定される状況なのに、その「判定テスト」は、臓器提供を表明しないと実行されないというルール。逆説でしか「死」を受け入れない日本の法律がおかしいのではないかという問題提起を、本作は前提レベルでスルーし、家族の話と狂気の部分をクローズアップして描いている。まあそれはそれでよい。そのレベルでのストーリーテリングで描こうというのならそれでもまあ良い。少しでも脳死を考える材料にはなっているから。
動かない幼子を中心に、登場人物はそれぞれの立場でものを言う。「あの子は生きている。まだ死んでなんかない」「自分の体を使って生活した方が生きる喜びを感じる」「延命措置は虚しい行為なのではないか」「技術の進歩にも超えてはならない一線がある」どれも間違ってない。個人の意見だ。
でもこんなに難しい問題を、個人が選ぶ権利として当事者に丸投げしている法律がやっぱり一番の問題。そしてこんな曖昧な法律の下、今後技術の進歩と倫理観はどう折り合いを付けていくのか。法律、政治、医学や技術開発が調和を取って、例えば政治では止められない人口減少の問題なども考えなくてはならない時代なのだろうと、原作を読んだときはそんな事まで考えてしまった。映画の方は、役者の演技はそれぞれとても良く、だからこそ単に悲しく切ない物語に留まってしまったように思う。 ちゃかさん [インターネット(邦画)] 6点(2024-06-28 14:04:20)

6.読了後鑑賞。テーマが重すぎる・・・。 TERUさん [インターネット(邦画)] 6点(2023-01-25 21:24:03)

5.期待しないで観たら、けっこう感動しました。西島秀俊はまさにはまり役、はまり役過ぎていつローストビーフを作り出すかとドキドキもんでした。子役はすごく上手いし、脚本もそれなりにうまく話をまとめていました。ただ、音楽が流れだすとダレてしまって、音楽どうにかならない?と思ってしまいました。観音開きの冷蔵庫にプラス1点。 ブッキングパパさん [インターネット(邦画)] 6点(2021-08-16 19:28:06)

4.《ネタバレ》 難しいテーマを扱っています。正解は人それぞれなんでしょうけど、もう少しテクノロジーが進歩したとして、それでも神の領域なのでしょうか。意識や感情がないと死なのかな…。 いっちぃさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-03-01 16:11:27)

3.《ネタバレ》 子を亡くした親の苦しみは、想像を絶するもの。ですから本件に関わる者全てが思考を停止させたのも無理からぬ事と感じます。しかし、皆が現実と向き合う作業を放棄した結果、母親は暴走しました。引きこもりやニートも類似した構図から発生します。現実逃避は命を繋ぎ止める緊急避難の意味もありますので、一概に否定するつもりはありませんが、出来るだけ早く現実に戻ることが肝要です。逃避している間に費やされる時間とお金は甚大ですから。その観点からすると、この家族が現実逃避を選択出来たのは、時間やお金に余裕があったからに他なりません(勿論、引きこもりも同じです)。そして恐るべきは、現実逃避は個人の専売特許ではないということ。私たちが住む国もまた、現実逃避が得意なようで。本件『人の死の定義』は、社会の根幹に関わる重要案件。本来、各人に判断を委ねる類いの事柄ではありません。医師が言うように「選択できる」と言えば耳障りは良いですが、実際は国が責任を放棄しているに同義です。クライマックスの母親の逆ギレは、自己矛盾でありつつも正論です。国の姿勢が中途半端であるがゆえに、この家族は苦しんだとも言えます。どんな案件でも議論は大切。でも最後には結論を出さなければ意味がありません。もう結論から逃げ回る余裕は、この国には無いはずなのですが。すみません。悪い癖で映画感想の本筋から反れました。結局私が何を言いたいかというと、本作のメインテーマは“脳死の是非”ではなく、“現実逃避は恐ろしい”だという事です。 目隠シストさん [インターネット(邦画)] 6点(2020-01-10 19:26:53)(良:1票)

2.《ネタバレ》 重い、、、題材が、、、、
ま、東野作品だから、そうだよね。

母親が異常 みたいに見せているが、娘が連れてきたかった場所を探していた ということでそんなことはなかったと思わせられたか?
弟の入学式に連れていくのはかなり異常だが、、、
自分があの両親と同じ立場だった時、娘に色々してあげようと思わないか?と聞かれるとなんとも言えない。
行き過ぎると狂気の世界となる。母親と、研究者だ。
周りからの助言も届きはしない。
そんな母親と研究者を救ったのは、娘が起き上がって話す夢。
娘の脳死判定により救われる命がある。
でも長期間脳死でも回復を望む家族に気持ちもわかる。
ただただ、苦しい。
誰の行動も間違ってはいない。(母親は行き過ぎたが)

ずっしりと、気分が重くなる映画でした、、、 あきちゃさん [DVD(邦画)] 6点(2019-10-07 14:41:34)

1.《ネタバレ》 切ない、切ない、切ない、切なすぎる。もしも自分が瑞穂ちゃんの親だったらって考えると、どうしようもなく切なくてやりきれない。それに日本の法律が、脳死判定=臓器移植だなんて全然知らなかった。最新技術により身体を動かせることで、生きているという錯覚、いや、生き返る、目を覚ますんじゃないかというまやかしを信じ込ませてしまう。それによって家族や身内の中に言いようのない隔たりが生じてしまう。もう見ていて辛いったらありゃしない。ただ途中から母親の行き過ぎた愛情が、なんかホラーに感じてしまって、ゾッとしたのも事実。ほんと、母の愛って偉大ですね。

時間経過、季節の移り変わりを花で見せる演出は、この作品に非常にマッチしていて、美しくも儚い印象を与えている。

篠原涼子の演技はもはや神レベル。セリフのない時でさえも彼女から発せられるメッセージは、ひしひしと伝わって来る。ほんとうに良い役者さんだ。特に今回のような役はまさにハマり役でしょう。あと脳死してしまう瑞穂ちゃん役の稲垣来泉ちゃん。も~ね~ずるい!ずるいよ~。あんなに可愛かったら感情移入しまくっちゃうやん。まじで奇跡を起こして欲しいって願っちゃいました。電気信号を直接脳に送ってればひょっとして・・・とかって生真面目に鑑賞中、ずーっと考えちゃってましたよ。それだけ彼女の笑顔に心を揺さぶられたってことでしょ。

本当に良い映画でした。でも辛いから二度は観ないかも(泣) Dream kerokeroさん [DVD(邦画)] 6点(2019-09-21 08:15:54)

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【点数情報】

Review人数 18人
平均点数 6.00点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
415.56% line
5527.78% line
6738.89% line
7316.67% line
8211.11% line
900.00% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 6.00点 Review1人

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