みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
9.いわゆる「津山三十人殺し」事件を犯人側から描いて、ちょっと青春ドラマ風に若者の鬱屈を描いたりもしてるのですが、だからといって主人公の追い詰められていく過程が説得力を持ってしっかり描かれている訳でもなく、主人公の異常性を描く訳でもなく(一部アヤシげな呟きをさせるとは言え、主人公は最後まで正気を保っている)、クライマックスの殺戮が、やや唐突に感じられます。 それに、同じく松竹映画である「八つ墓村」が、あのオドロオドロしさでもってこの殺戮を描いた後でもあり、比べてしまうと、どうもインパクトが弱くなっちゃう。 銃撃とともに血しぶき飛び散る描写などは、製作陣の意気込みを感じさせますが。 女優たちの濡れ場競演、ってのがもう一つの見所、ただしポルノ枠ではないことを意識したのか、男優がフンドシ穿いたまま、という不自然なものになってます。 それにしても池波志乃のハダカは、迫力満点ですな。もはやこれは、大艦巨砲主義とでもいいますか。そういう女性たちの、ムラの因習を伴ったような生命力に対し、古尾谷雅人の、線の細さ。石橋蓮司との小競り合いも、あまり迫力が無い。 もともと、勝てないのよね。 【鱗歌】さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-07-03 11:13:19)(良:1票) 8.《ネタバレ》 ビデオリリースされた当初に観た記憶では、出てくる女優がみんな脱いでいた感じでしたが、観直してみると五月みどり・池波志乃・田中美佐子の三人だけだったんです。三人の中でボリュームが不足している田中がいちばん脱ぎっぷりがイイ、彼女わかい頃は頑張ってたんですね。でもヒロイン扱いの田中はもちろん惨劇の前に村から出て行った五月もけっきょく殺されず、ひとり池波だけが壮烈な殺され方をされ、これって女優としては悲惨な扱いなのか美味しい役どころだったのか微妙です。異端児プロデューサーとして名をはせる前の燻っていた時期だったので、古尾谷雅人のキャラには自分の心境が重ねられている、と奥山和由は語っています。その古尾谷が演じる継男には精一杯感情移入できるように撮ってはいますが、古尾谷の狂気をはらんだような演技はそれを許してくれません。劇中二か所の「皆さま方…」とカメラ目線で古尾谷が語り掛ける場面にはメタ構成の意図があったのかもしれませんけど、継男の狂気が最大限で伝わってきます。とくに最後の「皆さま方よ、サヨナラでございますよ」は、古尾谷雅人の悲しい最期を予言しているみたいでなんかゾッとします。彼の代表作は、やはり本作だったと言わざるを得ないでしょう。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-12-06 00:44:14)(良:1票) 7.田中美佐子や五月みどり、池波志乃と好きな女優が出ていてヌードまで見れる。 しかも、子供の頃のアイドルだったコメットさんまで出ている。 3人とも期待を裏切らないイメージどおりの役柄だったが、主人公は金持ちで共感できない。 人間的に成長するチャンスだったかもしれないのに、なまじ金があったばかりに銃など買い込んでこんな結末になってしまった。 「金持ちが天国に入るのは駱駝が針の穴を通るより難しい」とイエスも言っている。 【amicky】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-01-27 19:12:57) 6.《ネタバレ》 本当は8~9点はつけたいような題材の作品なんだけど、主人公の描写が浅すぎてストーリーに入り込めない。期待していたラストの三十人殺しのシーンも思ったより抑え目で微妙。カメラ目線で「皆様方よ、今にみておれでございますよ。(首を絞めて)エッエッエッ。」はやり過ぎ。 もっと三十人殺しの作戦を練るシーンや、銃器を購入するため借金をするシーン、結核を治すため試行錯誤するシーン、阿部定事件への興味、自殺前に書いた遺書など、主人公の苦悩や奮闘を史実に基づいて細かく描いてほしかった。 そして音楽がバリバリの80年代風で作品の雰囲気をぶち壊しているのも痛い。 【eureka】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-11-06 12:57:51) 5.田中登のエロと奥村和由のバイオレンス。クライマックスの怒涛のバイオレンスの見た目の派手さはなるほど奥村で、なかなかに盛り上げてはくれる。しかしそこにいくまでの因習に満ちた閉塞感と同居するエロスにこそこの映画の醍醐味がある。もちろん田中登の仕事である。この田舎に住む女たちはいわゆるメスである。男はオスであったり家長であったり兵隊であったりするが女はメスだ。戦中であること、田舎であること、そして監督が田中登であることで女はメスでしかなくなり、閉鎖的因習に塗れた歪んだ世界を増徴させてゆく。この時代の、戦争へ行くということ。行けないということ。そして「死」。それらが歪んだ世界にいる男の中であるものを作り上げてゆく。決行に当たっての緻密な準備はまるで『タクシー・ドライバー』のデ・ニーロだ。いや、この描写に限らず歪んだ社会とそこからの孤立、そして凶行への流れまで同じではないか。しかしニューヨークにあまりにはまるジャズに対し、こちらは・・・なんなんだ、この80年代の臭いプンプンの音楽は。 【R&A】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2009-04-22 15:36:47)(良:1票) 4.《ネタバレ》 エロいことしか頭に無い男が肺病が原因で皆に相手にされなくなり、「今に見ておれでございますよ」と大復讐。はっきり言って共感できる部分がまるでない。育ててくれたばあちゃんを殺してまでやるようなことか?村を離れて療養してまともな職に就くというのがまっとうな生き方ではないか。銃をあんなに買い集めるお金があるのなら、治療費に使え。というのが正直な感想だが、田中美佐子の初々しい裸体と「減りゃせんもん」の台詞にヤラれました。トビー門口の情け無用のスプラッター描写も凄い。『スキャナーズ』ばりの頭部大爆破に、女の陰部をも撃ち抜く徹底したハードさ。 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-03-21 18:43:58) 3.うらやま・・・とんでもない野郎だ!しかしこの映画、ピンク映画とサスペンスのどっちなんだろう?ともあれ、古尾谷雅人のご冥福をお祈りします。 【H.S】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-18 22:47:13) 2.大多数の例に漏れず(そんなに観てない?)、不純な動機(田中美佐子)で観ました。お腹一杯です。いや、悪くないですよ、映画自体。 【マックロウ】さん 6点(2004-06-08 15:30:26) 1.↓【三景】さんのおっしゃるように,これがもとで「八墓村」がその後なんでしょうね。動機が不埒な私なんぞ,何かの機会に見た田中美佐子の入浴シーン(確か・・・)を目当てに,滅多に見ない邦画を見に行ったのですからもう大変(笑)。五月みどりはいつものこととして,私も大場久美子を見て複雑な心境でした。あれ?これって何の映画でしたっけ・・・? 【koshi】さん 6点(2002-02-16 17:09:52)
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