みんなのシネマレビュー |
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
7.《ネタバレ》 “Zazie dans le métro”邦題まま。聖闘士星矢にハマっていた時に『雷鳴のザジ』って漫画を読んだから、こんな小さな女の子が主役のコメディだったことに驚いたわ。それもトムとジェリーのようなドタバタコメディ。 ザジの目線で'60年のパリの街を観光するのが楽しい。さすがパリ、当時からオシャレの最先端。今の時代でもBSで放送されるくらいだし、この映画の影響って大きかったんだろうな。 一番大きな影響って“小さくて生意気な女の子が大人相手にイタズラをする”ってキャラ設定だったりして。おかっぱ頭にオレンジのシャツが特徴的なザジ。映画を観ていて思ったのがザジの既視感。おかっぱの女の子。あぁクレラップのCMだ。ザジに赤い服着せたらクレラップちゃんだ。影響?受けてないっす。なんて言わせないぞ。ちびまる子ちゃんは前髪ギザギザだし、ワカメちゃんはもみあげが跳ね返ってる。ザジの影響受けてる後継者はきっとチコちゃんだろう。 ただコメディ部分は良く解らないってのが正直な感想。当時はウケたのかなぁ?ドリフみたいなのは解る。おじさんとの追いかけっこからカーチェイスまで。かなり気合が入ってるのは伝わる。 けど、人の位置が瞬時に変わってるの…とか、婦人の頭ぶん殴ってカバン盗む泥棒に一切触れないの…とか、ザジに話し掛けるおじさんと古着屋のオヤジが同じ人だったり…とか、靴屋が一瞬黒人になったり…とか、それってどういう種類の笑いを狙ってたんだろう?不条理ギャグでいいの? 最後の大乱闘なんか意味不明。ザジほとんど寝てるし。でもなんか、最後の「歳取ったわぁ」って決め台詞と、のどかな音楽が、レトロな映画を味わった、ちょっとした満足感を与えてくれたよ。 【K&K】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2023-03-25 23:04:00) 6.なんか育ちのいい子が、無理にイタズラッ子ぶってる、っていうような感じ。フランス映画って、戦前の人情喜劇の伝統がドンとあるわけで、でもなぜかアメリカ的なスラプスティックにも憧れを持っている(ルネ・クレールはうまくスラプスティックを使えたが)。ああいうのやってみたいなあ、と憧れ続け、しかし残念ながら「育ち」の違いはなかなか乗り越えられない。出だしのタクシーにぎゅうぎゅう詰めになってるあたりは、なかなかいいかなとも思ったんだけど、だんだん醸されてくるフランス風軽妙さと、トムとジェリー的アメリカマンガのタッチとのズレが気になり出す。はしゃぎっぷりに神経質なものが加わってしまう気がする。自作のパロディふうにブラームスを流したりするのも、なんかちょっとこの映画のトーンとは違うんじゃないの、というか、本来そっちの洒落っ気のほうが地なんじゃないか、とか。でもフランス風人情喜劇を(当時の)現代に再現するとなると、こうならざるを得なかったのか、という時代の苦さでもあるのかも知れない。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-07-17 10:06:36) 5.《ネタバレ》 なんというか、ギャグやコメディのアニメ-ションを実写化したかのような不思議な作品でした。とにかく、ハイテンション(ドタバタ?)でカラフルでポップでシュールな世界が繰り広げられます。 本当に「花の都」と呼ぶに相応しいパリを堪能できる作品です。 【TM】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-11-11 22:52:52) 4.《ネタバレ》 妙な清々しさを覚えるほど捉えどころが無い怪作。とても『死刑台のエレベーター』や『さよなら子供たち』と同監督作品とは思えぬシッチャカメッチャカぶりで、終いには思考停止に陥る。まともな登場人物は皆無に近いが、中でも美しいザジの叔母の鉄仮面のまま移動するのが面白かった。 【丹羽飄逸】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-06-10 20:28:24) 3.所々観ているのが疲れる箇所があったが、全体を通してみると結構良い後味が残りました。 1960年という年代にちょっとびっくりしました。もっと新しい作品に感じた。 【ねこかもめ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-11-20 12:42:04) 2.ジャンルや年齢を問わず、これほど女性を素敵に描く監督はそういない。ザジのこまっしゃくれた感じといい、クールな割りに一切ツッコミをしない美しい叔母といい、見事に生きている。しかし残念なことに、コメディのセンスはあまり無い監督だと思う。さんざんドタバタした後に笑った記憶と言えば、マイペースな叔母さんと炎のジャグラー白クマくらい。 【ラーション】さん 6点(2004-03-21 22:49:42) 1.お洒落なナンセンスコメディーですね。ちょっとマルクス兄弟のノリに似てるかな。舞台出身のマルクス兄弟が「体を張ったギャグ」だったのに対し、こっちは映画的手法(編集とか)を使って監督がイタズラを楽しんでる感じ。最初と最後の電車からの線路のシーン(と流れてる音楽)が好きです。 【ぐるぐる】さん 6点(2004-02-01 19:50:36)(良:1票)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS