みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
4.《ネタバレ》 50年代後半の時代性がよく反映されている。まだ家庭における父親の権限の大きさ(家長制の名残)が感じられる。 佐分利の親父は娘や妻に強権的で矛盾だらけのキャラクター。それを指摘されると「人間は矛盾だらけなものだ」と開き直る始末。 只、騒動の原因は娘の恋人がいきなり娘の親父の会社を訪問し、娘と結婚させてくれと願い出る無茶な展開から始まる。 いやいや、仕事中に、アポイント無しで、しかも恋人に内緒で、こんな暴挙はありえないでしょ?こんな非常識な行動をされたら、さすがにこの男大丈夫か?と思うよね。男前やから許される問題ではない(笑) そんな強権的な佐分利の親父も、友人や知り合いの娘の恋愛問題を通じて、結婚は親の意思ではなく本人通しの意思が大切なことに少しずつ気づいていく。 作品中、佐分利の親父と部下の近ちゃんのバーでのエピソードが一番笑える。サラリーマンの辛さはいつの時代も一緒です。 あと、親父の同級生3人と割烹店のおかみのやり取りは、そのまんま後の作品「秋日和」につながっているのは面白い。 余談ですが、山本富士子と私の母親が女学校の同級生で、母親の若い頃はこんな時代やったのかと感慨深いものがありました。 【とれびやん】さん [インターネット(邦画)] 6点(2023-08-20 18:12:57) 3.佐分利信、田中絹代のお二人の貫禄が見事なのでまだ50前だったのが意外。男女問わず口癖のように発する「ちょいと」、ラジオしかない居間、ハイボールのあるバー、家長たらんとする父親、清く正しいお付き合いのカップル、みんな1958年を感じさせるが、価値観が変っても子供の時の「子の心親知らず」と親になっての「親の心子知らず」みたいな親子の葛藤の本質は変らないのだろう。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-12-10 00:17:12) 2.詩吟、ほんまに長かったわ・・・。 【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-05-15 21:29:21) 1.年頃の娘をもった父親の、複雑な心情を描いたドラマ。 小津監督お得意の父娘もので、ストーリーの安定感は抜群だし、キャストも凄い豪華、 安心して観ていられる。主人公の佐分利信は確かに頑固そうなイメージはあるが、 かなりの鉄仮面でボソボソしゃべるので、時々刑事のように見えて、最初はちょっと戸惑った。 奥さん役の田中絹代は今回は控えめ。娘役の有馬稲子や桑野みゆきが若くてきれいだった。 演出面に関しては言うことなし。相変わらずの小津節を存分に見せてくれる作品。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-09-30 04:22:52)
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