みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
6.《ネタバレ》 なるべく期待しないようにして見たけど、なかなかよかった。若者たちが車に乗って、遠くの町を目指す・・・ロードムービーと言えばベタだけど、目的や散りばめられたエピソード、キャラクター設定などで飽きさせることなく、最後まで楽しめた。 キャストも皆よかった。市原、リリイ・シュシュから2~3年しか経っていないとは思えない男っぷり。中島、セリフも多くなく、演技の下手さを感じさせず巧く作っている。蒼井、やはりリリイ・シュシュの市原との共演が感慨深い。柄本、でてたんだあ、それだけで嬉しい。5点かなあと迷った末に6点献上。 【フラミンゴ】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-07-26 21:04:04) 5.《ネタバレ》 おもしろかったです。全体が独特の雰囲気に包まれています。登場人物が言ったり行動したりすることはとてものほほんとしてて平和っぽいんですが、内容はけっこう危険なもので、この変な雰囲気は現代の日本っぽくて、ぜんぜん演技っぽくなくて、よくできた映画だと思いました。おもしろいのは、主人公が言うことは僕らが普段冗談で言っているようなことなのに、それを実際に実現してしまう、しかも現実にやるならそういう風にやるだろうなっていうやり方で。そこもぜんぜんわざとらしくなくて、見てていいハラハラ感がありました。そんなこと絶対うまくいかないだろ!って思ってても、本当に現実的に行動して、最後には目的を達成させてしまう。失敗したり無理やり成功させたら、どーでもいい駄作だけど、そうじゃなくて楽しかったです。でも言動はバカな若者って感じなので、10歳~20歳の男性が友達と見るといいと思います。他の年代の人にはよくわからなく感じてしまうかも……。自分も友達2人と見て、「おもろかったなー!」と言い合っていました。でも、そこそこおもしろいけど、パッとしないです。現実的に物事を解決していくだけに、内容が素朴になってしまって、おもしろかったけど、刺激も少ないな、みたいな。やることは泥棒、恐喝に強盗とえぐいことなんですけどね。質屋に強盗に行くシーンはとてもよかった。人間ドラマっぽくて、やっぱり本当にこうなることもあるかも、と思える、心温まるシーンだった。俳優もよかったんじゃないですか?ヒロインやツッコミ役の運転手もよかったけど、やっぱり主人公がすごいカリスマ出してて映画の空気を作り出してた。いっぱい書いたけど、物語の内容はぶっ飛んでるけど、実際の行動はごく現実的にしてて、そこが見所!6点ですけどね。他にこういう映画はなかなかないと思います。現代日本の若者映画。あと、レンタルしたときにパッケージであらすじみたけど、あれはダメだ……物語全部ネタバレしてる。見ててストーリーわかってしまった。「偶然にも最悪な少年」のタイトルもよくわからない、原作があるのかな? 【ラジカル】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-01-19 04:21:36) 4.《ネタバレ》 現代の“壊れた”若者を、市原と中島美嘉が好演しています。2人に共通しているのは、「生」への執着が感じられないこと。生きている者が嫌う「死」=死者に対して、恐怖を抱いていない。傷つけられることを恐れていないから、平気で他人を傷つけることが出来る。通常このケースでは、経験不足からくる未熟さが原因になっている場合が多いと思います。死が身近に存在しない、そして痛みを知らないから無感覚でいられる。若者にこういう症状が見られるのも頷ける。しかし市原の場合は違う。彼は深く傷ついています。傷つき過ぎたが故に感覚が麻痺している。彼の心が壊れたのは、壊した人がいたから(だから、彼を壊した世間が悪だとは思いませんが)。しかし希望はあります。旅の間、2人は見違えるように活き活きとしていました。旅に目的があったから。そして自分を受け入れてくれる人がそこに居たから。壊すのも人なら、治すのも人なのだと思います。ただアクが強い映画なので、好き嫌いはハッキリ別れそう。自分もスキかと聴かれると正直答えに迷いますが、青春映画として、ロードムービーとして悪い映画ではないと思いました。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-01-14 19:56:35) 3.うーん、正直言って良く分かんない。ヒップホップやらシャブの売人やら少年犯罪やら、と「イマドキ」を狙った感じはあるけど・・・んー、でも行き当たりばったりで、「ウザい、キモい、ありえない」といった言葉で他者を拒絶する現代の若者(念の為に書くけど、そうじゃない若い人だっていっぱいいるのは分かってますよ。あくまで大ざっぱな傾向、という意味です。いや、僕も若い頃オトナが「新人類」って言葉で若者をひとくくりにしようとする事に対してスッゲーむかついてたクチなので)の姿は反映されてるんじゃないかなー、と30代のオジサンは思いました。あと、「クソみたいな世の中だから、冗談みたいに生きてやるんだーいアッハッハァ!」って感じの主人公の男の子の姿には、ちょびっと共感できなくもない。 【ぐるぐる】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-05-18 19:39:26) 2.台本は好き。でもなんていうか、脇役達が…豪華なんだけど、ぜんぜん面白くない。せっかく頑張っている市原&中島を薄めている。特に、大滝秀治の質屋のシーンは退屈。高橋克典つまんねぇ。ともさかりえめだってねえ。高校生世代の役者だけでまとめれば、リリィシュシュのすべてを越える傑作になっただろう。「市原隼人の代表作は?」と聞かれたらリリィシュシュのすべてとこたえます。 【no_the_war】さん 6点(2004-07-08 17:02:51) 1.CM界の鬼才グ・スーヨンによる「ぶっ飛んだ」映画。 民族差別、万引き、恐喝、近親相姦、強盗、自殺、ヤクなど、問題を散りばめながら、そのどれかに特化する事無く、よく分からないままストーリーは進んでいく。場面の詳しい説明のないまま、次々と話が展開していくので、「で、どうなったの?」と、やや消化不良な感じがするのだけれど、テンポがよく最後までクスクス笑いながら観る事ができた。ただ、「好き嫌い」の激しい映画だと思う。 エンドロールを見ると、どこに出ていたの?というくらい豪華な出演者。岡田義徳、袴田吉彦、佐藤江梨子、前田愛、永瀬正敏、ともさかりえ、高橋克則・・。贅沢ですねぇ。 テンポ良くぶっ飛ばすのが個人的には面白かったのだけれど、ラストのオチがイマイチ。重くもなく、爽快でもないので、物語は記憶に残らない。「マヨ・ケチャ」、「飛び蹴り」、「デカパイ」くらいしか覚えてないよ。 市原隼人も中島美嘉もなんとなく好きになれない。この映画の主演男優賞は、「偶然にも最悪な少年」タロー(池内博之)だろう。 【ムレネコ】さん 6点(2003-11-22 00:23:21)
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