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【クチコミ・感想(6点検索)】
4.《ネタバレ》 カオスの権化の様な大伝奇物語もいよいよ終盤、というか原作は中里介山の死去により決着がつかないストーリーの大漂流のうちに未完、それを映画としてどのように閉めるのかに興味が湧きます。 前二作に続いて相変わらずの怒涛の様に進行するストーリー、でも今作では新規の登場キャラがあまり多くないのでまだ判りやすいかなと思いました。駒井能登守=東千代之介の暗殺を謀る大悪役の神尾主膳=山形勲に雇われ机龍之介=片岡千恵蔵、その機会を狙って待機中でも入手した名刀を試したくて辻斬りに励む、ほんとこの人ビョーキです。今回も神尾主膳の悪辣ぶりはキレまくっていて清々しいほどでしたが、駒井能登守謀殺に失敗して失脚してからは全く出番が無くなってしまいます。この三部作ではいろいろなキャラが登場するのですが、どの人物も中途半端にストーリーから消えてゆくのはどうなのかなと思います。逆にこの物語は宇津木兵馬=中村錦之助の成長物語の要素が強かったのかなと思いますし、ラストではあれほど憎んでいた龍之介を因縁から救ってやらねばという親鸞聖人みたいな心境にまで達しますが、その手段はやはり斬ることだとなるところは、さすがブレません。対する時代劇史上で最悪級の怪物キャラ机龍之介ですが、暇になれば辻斬りが趣味の様なサイコパスキャラもブレなかったですね。そんな龍之介も終盤では黄泉の国の幻影に苦しんだり捨てた我が子への思いに苦しめられたり、因果応報が襲ってくる仏教的な描写が目立ちます。この三部作では肝心の龍之介のキャラの掘り込みが浅く、観る者にはこの男を理解するのは困難なわけですが、それがかえって龍之介の怪物性が濃くなる効果が出ちゃったのかなと思いました。 未完の原作なのでラストは当然オリジナルなわけですが、もうこれしかない、という幕の閉め方でした。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2024-04-06 22:51:16)
3.このシリーズ全体的に言えることは話の展開が早すぎる気がしてなりません。それでも俳優の演技はみんな素晴らしいからそれなりに楽しめるものの何か物足りなさが残ります。個人的に同じ内田吐夢監督による時代劇のシリーズものなら断然「宮本武蔵」シリーズの方が面白いし、好きです。作品の内容とは別にして、それにしてもこの作品の中でも丘さとみは可愛い! 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-18 12:21:40)
2.《ネタバレ》 死神よりも冷酷、永遠の闇を生きる机龍之介。凄まじいラストシーンでは狂気と悲劇が入り交じり、崩壊する橋からはどこかカタルシスさえ感じられ、複雑に入り交じった感動を覚える。見終わって思えば壮大な物語だった。こういう、時間の流れを感じる映画が好きだ。 【紅蓮天国】さん 6点(2004-08-30 03:03:04)
1.冒頭に前2作までのダイジェストがあるんだけど、5分ぐらいで大体説明しきれるのが凄い。3部通してみると錦之助の成長振りがわかる。1作目ではかわいい感じだったけど、3作目まで来ると凛々しいというか。千恵蔵の変わらない渋さ、非道さというのも凄いが。そんな千恵蔵も最後は苦業により落ちていく。オープニングの背景やラストの絵といいかなり宗教的な感じする。全編の印象としては掴みづらくそんなにおもしろくなかった。 【バカ王子】さん 6点(2004-07-17 23:52:39)
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【点数情報】
Review人数 |
9人 |
平均点数 |
6.11点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 1 | 11.11% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 4 | 44.44% |
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7 | 3 | 33.33% |
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8 | 1 | 11.11% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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