みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
5.日本の原風景、という言葉が浮かぶ時代を象徴する映画。 ドラマチックな展開は無いが、こいうった作品を感じるのがつまり、どうにも日本人、だろうか。 【simple】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-11-30 21:50:35) 4.《ネタバレ》 あえて最後の船の仕事をたっぷり見せてくれたのが良かった。彼ら夫婦の仕事を見ながら、その気持ちを思い切なくなる。 本当に大変で危険な仕事で、船を傾けて石を降ろす絵は見ごたえがあるほどだ。そんな仕事だからこそ男の葛藤は理解できる。 女の資格取得の回想シーンも良い。あのベタさが良いんです。 高度成長、時代の変化を背景にしていますが、これはいつの時代にも通ずるもの。普遍的な郷愁や寂寥感を味あわせてくれる映画に感謝したくなります。 【さわき】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-04-17 17:28:25) 3.あえて抑揚がなく作ってあるところが成功していると言いたいが、この一家が何ひとつ前向きになることなく時代に流されていく過程を見るようであまり楽しめなかった。 その点、この映画では端役ともいえる渥美清が妙に生き生きとしているのが寅さんぽくて良かった。 あ、出演者の広島弁はかなりこなれてて良かった。でも哀しい映画だな。 【mhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-30 22:27:37) 2.《ネタバレ》 渥美清の演じる魚屋が「船長」と「労働者」の違いについて語る件が印象深いですね。 労働者よりも仕事がキツく、給料も安いと言われてしまうような、石船の船長という仕事。 それでもなお「叶うならば、ずっと船長のままでいたい」と願い続けていた主人公の姿に、切ない気持ちにさせられました。 途中、上述の魚屋が風邪を引いてしまい、ゴホゴホと咳込んでいる姿を目にした際には「もしや、彼が入院なり病死なりしてしまう展開じゃなかろうな……」と身構えてしまいましたが、そんな事も無く、最後まで明るく人懐っこい姿で映画に彩を添えてくれて、一安心。 主人公である夫は「船長」その妻は「機関長」という呼称も、何やら子供時代の遊びのような、不思議な楽しさがあり、彼らが石船の仕事に愛着を持っている理由も、分かるような気がしましたね。 冒頭の、船で大量の石を運び、それを海中に流し込むという一連の作業も、何だかアトラクションめいた趣きがあり、視覚的にも満足。 家族で力を合わせる姿を見ていると、それが単なる「仕事」の一言では片付けられない、互いの絆を強める為の儀式であるようにも思えてきました。 結局、この映画の一家は「都会の造船所で働く為」「大好きな船を捨てて、大好きな島からも去らなければいけない」という、辛い決断を下す事になります。 それでも、必要以上に陰鬱にはならず、どこか明るい空気すら漂っているのは「家族が生きていく為」という目的意識が、しっかりと描かれているからなのでしょうね。 ちょっと「田舎」や「船仕事」を美化し過ぎているというか、ともすれば「都会」や「工場作業」に否定的な印象を与えてしまう作りなのは気になるところですが、本作の場合は、そういった視点で描くのが正解だったのだろうな、と思えました。 【ゆき】さん [DVD(邦画)] 6点(2016-08-04 16:05:28) 1.山田洋次監督作品ではお馴染みの常連たちが活躍し、それを観ているだけでも楽しめてしまう。 高度成長期を生き、良くも悪くも時代の波に飲み込まれた家族の生活を、丁寧に描いており、好感が持てる。 そして、渥美清がかなり活躍していて、完全に主役を食う勢い! それにしても、井川比佐志はやっぱり主演を張るには地味すぎる。 もちろん、その地味なキャラがはまっている役柄ではあるのだが、穏やか過ぎる物語の進行と相乗効果をなし、正直、少し退屈する内容ではあった。 山田洋次監督作品の中では、突出した作品ではない。 しかしながら、山田洋次ワールドをじっくりと楽しめる作品ではある。 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2009-11-07 20:45:17)
【点数情報】
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