みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
6.「橋のない川」に登場してくる島崎藤村の「破戒」だが、原作の小説はいざ知らず、この映画で描く部落差別問題はピンとこない。ことば(台詞)の上では苦悩が語られてはいるが、映画としては実感がわかないのだ。したがって、丑松が告白する場面も唐突ささえ感じる。このあたりが「橋のない川」の部落差別と異なるところだろうか。文芸作品としての価値は認められるものの、同和問題提起の映画には向かないということだろうか。 この映画でデビューした藤村志保は、演じた志保と作者藤村の両方を取って芸名をつけたのだそうだ。新人らしい初々しさが感じられる。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-09-04 09:50:20) 5.《ネタバレ》 原作は大好きで、読むと必ず泣いてしまう感動的な話ではあるが、この作品については、それほどぐっとくるものはなかった。市川雷蔵の顔が、すこし優男に過ぎるのが気になったし、ベースが暗くて内省的なストーリーだけに少し長く感じた。もっと生徒との交流を多く描いても良かったのではと思う。告白のシーンはすごい迫力で、思わず涙したが、やはり原作のほうが数倍優れているので、原作を読んだ上でこの映画をあえて見る必要は無いだろう。 【枕流】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-08-25 00:58:47) 4.《ネタバレ》 市川崑と市川雷蔵による、“W市川”作品。 原作は私自身も、とある縁のある島崎藤村で、ヒロインに藤村志保という、“W藤村”作品。 というわけで、W市川藤村作品(どうでもよい)。 被差別部落問題を正面から扱った作品で、重苦しいのがネックだが、社会派的作品として、社会に対する役割は十分に果たしていると言える作品である。 三國連太郎と市川雷蔵のツーショットを観られるのも、本作の見所の一つだ。 ドラマとして観ると、楽しめる内容ではない。 それよりむしろ、まだ被差別部落問題が色濃く残存していた時代に、その問題を少しでも解消していこうという監督の熱意が感じられるのが良い。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-07-04 18:38:05) 3.宮川一夫の撮影と市川崑の構図が素晴らしいが、内容的にはやや劣るか。情感を前面に出し過ぎる演技が悪いのか、原作が悪いのか。 【みんな嫌い】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-03-23 17:54:03) 2.《ネタバレ》 最後の方に岸田今日子が言ってた事が真理かなーと思う。夫をなくしてもなおああいう事が言えるってのが、人間の大きさであり、目先の事に拘らずずっと前を見れる女性のスゴさだろうと思う。頭の中に逆差別という言葉がちらつき、感動とまではいかなかったが、見ごたえがある映画だと思う。今ではお化け要員だったりする岸田今日子だが、 なかなかのものでした。 【オニール大佐】さん [インターネット(字幕)] 6点(2008-11-06 20:42:23) 1.部落問題、差別に対するテーマなど、深く追求した市川崑監督による力作だと思うものの、何か観終わった後のやるせなさ、後味の悪さが少し引っ掛っていまひとつ好きにはなれない。市川雷蔵が涙、涙で訴えかけるシーンなど胸に染みるものがあるし、そんな市川雷蔵の親友を演じた長門裕之も好演!宮川一夫撮影監督の美しいカメラワークといい、心に残るけど、もう一度、観たいとは思わない。 【青観】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2006-07-08 22:31:33)
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