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【クチコミ・感想(6点検索)】
1.『田舎の日曜日』が個人の老年期を描いたのに対し、こちらは「一家の老年期」だわな。一組の夫婦の結婚によって、家族が一つ誕生する。子どもができて子育てのてんやわんや、やがて青年期から壮年期、やがて子どもは外に別の家庭を作り、その家族は老年期に入っていく。その老年期の家族の荘厳を描いた作品。病院から自宅療養に戻ってきた家長を、みなでさりげなく日常を演じて淡々と過ごすその緊張。普段どおりであらねばならぬ、という義務が、父親本人も含めて静かな緊張としてこの家を包んでいる。与えられた最後の時間を、取り乱さないようにと無言で戒めあって、冬の近づきを待ち受けている。老いは単なる衰弱ではなく、それに対抗しようとする気品や誇りが張りつめている状態なんだ、と言っている。病気のために半分引退していたダーク・ボガートが、久しぶりにスクリーンに帰ってきたってのが売りだった、でも衰えが進んじゃってたな(この主人公とまったく同じ)。『ベニスに死す』の彼が見事に黄昏を演じてるんだ、という理屈を経て初めて感動できる、って遠回りな感じ。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-02-06 09:24:16)
マーク説明 |
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★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
2人 |
平均点数 |
7.00点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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6 | 1 | 50.00% |
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7 | 0 | 0.00% |
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8 | 1 | 50.00% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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