みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
2.太平洋戦争末期の日本、本作と同じような話は至る所であったと思います..そして、同じ時代背景 シチュエーションの類似映画が、過去にいくつも創られてきました..本作の特徴としては、極端に少ない登場人物、病院の屋上以外すべて悦子の自宅だけで繰り広げられる舞台演劇のようなドラマ..物語は悦子の縁談にまつわる、なんとも切ない恋愛ストーリー..過剰な演出はなく、等身大で微笑ましく思えるくらいの登場人物達..淡々と進むスタイルは、小津安二郎系と言ってもいい作品..良作です..(少しマイナスだったのは、冒頭の屋上シーンの長さ..半分でよかった..それから、邦題が頂けない..) 【コナンが一番】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-08-02 12:45:09) 1.セット中心の撮影と長回しによって、あえて戯曲を忠実になぞる試みである。 それによって、メインとなる見合いシーンはほぼ実時間に近いのだろう。 時刻に関する会話や時計音の演出もあって、ぎこちなくも切実な一瞬一瞬の 「時間」が印象づけられる。 冒頭約10分間にわたる現代パートのロケシーンを配置して映画を回想形式にしたのも、 夕刻の光の推移と共に、約60年間という二人の戦後の時間を意識させるための ものだろうか。 舞台を限定し、松岡俊介の手紙の件りなど伝聞スタイルを活用すること。 紙屋邸前の石段のセットや、襖奥での会話といったオフ空間をよく利用していること。 それら観客の想像力に訴える手法は効果的で『永遠の0』の山崎貴なども 見習ったらどうかと思うが、これは単に舞台劇演出の援用でもある。 ならば肝心な原田知世の慟哭シーンこそ、襖の奥の悲痛な哭き声だけを 聴かせなければならなかったのではないか。舞台では間違いなくそうしたはずだ。 このシーン、映画の多角的な視点が逆に仇になってしまっている。 【ユーカラ】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-08-31 22:27:14)
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