みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
3.《ネタバレ》 映画は映画、本は本。いつもそうは思っているのだが、やはり本の方を読んでしまっていると驚きや意外さというものは半減してしまうことが多い。これは当たり前なのだが、やはり本がおもしろかったりするとどうしても映画も観てみたくなるのは人情では無いだろうか。 で、この話もそうだったのかというと必ずしもそうではなく。本の方はびっくりするほどおもしろかったと言うほどでは無く、微妙な味わいだったと私は感じた。要注意であるが、私は感じた、と言うだけであって万人が微妙だったと感じるかどうかは微妙である。これの前に同じ作家の「砂漠」という小説を読んでいて、これが大層おもしろかったからである。始めにこちらのチルドレンを読んでいれば大層おもしろかった可能性は高い。 そういう訳で、映像化されたらとんでもなく面白くなってしまうかもしれない期待をしつつDVDを借りてきた訳だが、非常にこぢんまりとまとまっていて凄く面白い二時間ドラマくらいの感じかなと思ったら、実際にそうだったらしい。 静かに演じる俳優たちが、実に味わい深くて見終わるのが何となく惜しいと思わせる感覚は原作作家の味わいそのままで、何となくウキウキしてしまった。 【黒猫クック】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-05-07 20:44:18) 2.伊坂幸太郎の原作の世界観をどれほど踏襲できているのかは、原作未読のためはっきりしない。 おそらくは、もっと物語の本質を際立たせる文体の巧さが味わえるのだろうと想像する。 しかし同時に、伊坂幸太郎流の、子供と大人の狭間の少年たちを描いたドラマ性は、この作品からも充分に伝わってきた。 テレビ映画らしく特筆するほどのインパクトは無いが、面白いドラマだったとは思う。 ただし一方で、もう少しこの原作者らしいミステリアスを孕んでいるものと期待してしまった部分もあり、そういう部分での“薄さ”は正直物足りなかった。 先輩家裁調査官の“とんでも”ぶりの裏に隠された真意など期待させる部分があっただけに、案外すんなりと爽やかに終わったなーという印象を持った。 まあ、だからと言ってその顛末が作品として悪かったというわけではないのだけれど。 機会があれば原作も読んでみたいと思う。 たぶん原作を読んでしまうと、この映画作品の評価は下がってしまいそうだが。 【鉄腕麗人】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-06-17 16:45:09) 1.一年位前に原作を読んだが、確か原作は5つの短編で時間が前後していたはず。今回の話の中で銀行強盗と高校生の誘拐の話はあったし覚えているけどそれ以外の部分は原作からとったのだろうか。まああっさりした感じは原作の雰囲気が出ていてそれなりによかったと思う。 【HK】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-06-22 19:43:56)
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