みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
18.《ネタバレ》 まあ、おそらくCGてんこ盛りなだけの大勘違い時代劇なんだろうな・・・とあまり期待せずに見始めたのですが、意外に面白い。天然系を飄々と演じられる江口洋介と、画面にいるだけで静かな迫力を滲ませる大沢たかおが上手く機能しています。半蔵や家康や三成の不気味な存在感もいい感じですし、史実などはおよそ考えていない美術や衣装のデザインも潔い。脚本は随所で地雷を踏みまくっていますが(五右衛門と才蔵が野原で語り合うシーンなんか、まるまるいらなかったのでは)、全体に台詞少なめの構成なので助かっています。●なんだけど、なぜ最後にグダグダになってしまったかというと、クライマックスの置き方を完全に間違えているからですね。才蔵を五右衛門の対立軸として置く以上、メインは当然処刑場面であるべきですし、最後は広末を救出して終わり、でしょう。家康や半蔵にしても、その後あれこれ出てきてしまったことによって、かえって存在感が薄れています。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-12-31 00:49:53)(良:1票) 17.《ネタバレ》 ちょっとナメきってました。所詮はオタク系のゲーム脳に侵食されたキャラ売り映画だと思ったんです(自分もゲームとか好きなのに大分失礼な言い方ですね)。 ところが、その映像美やら色彩美といったら、、、とても舐められたものではありません。絢爛豪華。 「ザ・セル」の日本版といったら誉めすぎでしょうが(あっちの方はもっと寓意的なものや詩的な表現があるから美術的にも上という意味です)、日本の誇るゲーム美術を生かして、観客の目を充分に楽しませる映像作品としては完璧です。 FF‐Xの影響を良い感じに受けた作品で、それと類似した映像世界観がしばしばみられます。 ただ、やはりゲームCGやアニメ文化からの影響の中で作られた印象があり、10代向けに作られているようなので、自分も10代のころに観たらもっと興奮したり、カッコイイと思えたでしょう。 いや、カッコイイんですよ!(自分の感性が幼いからか?)だけどそのカッコ良さがらせ方が10代指定のものなんです。 自分は楽しめるけど、もしこの映画をじいちゃんに見せたらどんな反応するであろうか? ふとそんなことを考えた。 浮世離れしすぎた映像世界が、あんまり社会人向けではないかも、、、 現代版浮世絵みたいな感じかもしれないけど、 たとえ美しいと感じても、この美しさをあまり自分の心のコアの部分にまで持っていくことがためらわれる。 でも茶々の美しさは別物です。 茶々が超可愛いです。優れたデザインの着物と相まって美人の妖精のようです。彼女の大人姿も子役姿も凄く好いです。 まるでゲームのヒロインの実写版といった感じです。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-04-03 02:34:46)(良:1票) 16.《ネタバレ》 映画というよりもゲーム。最近のCGバリバリのゲームがどんなだかは分からないけれど、そういうレベルのゲームに比べれば、クソゲーの部類なんでしょう。それでもそこそこ楽しめるよ。大沢たかおさんはかっこ良かった。 【いっちぃ】さん [地上波(邦画)] 6点(2010-12-12 12:45:27) 15.まぁ、思ったより悪くはなかったかな。 画面はワチャワチャして観にくいけど、まぁ慣れてしまえば気にならなかった。 才蔵が五右衛門に成り代わり死んでいくところまでは、意外(?)と面白かったんですが、それ以降が蛇足でしたね。 あそこで終わった方が綺麗な終わり方だったんじゃ・・・と思いましたが、どうなんでしょうか。 【バニーボーイ】さん [地上波(邦画)] 6点(2010-12-07 23:40:03) 14.《ネタバレ》 この作品は時代劇という名の「映像作品」ですね。 決して「映画」では無い気がします。 監督のバックボーンからしたら狙いはそこかなと思えますし、事実素晴らしい映像を魅せてくれてます。 これにストーリーがしっかり組み合わされば素晴らしい「映画」になっていたのではと思います。 勿体無い。 江口と大沢の友情は不要だったかなと思うし、豪華な出演陣を配した史人(有名人)も多すぎたと思います。 ラストもゴリに刺されてしまいますがびっくりさせなくていいです。 もっとスリムに石川五右衛門を魅せてくれたらよかったなと思います。 そしてそして・・・僕らの鶴田真由があんなちょい役だったとは・・・(涙) 映像も出演陣も豪華過ぎるくらい豪華。 それによってストーリーが散漫になってしまった勿体無い映像作品だと思います。 【ゆたさん】さん [地上波(邦画)] 6点(2010-12-07 11:35:53) 13.この監督は前作で、映像表現である映画に台詞で説明させる、というダサイ事やってましたが、今作は緩和されていて良かった。史実を描くつもりはなく、設定説明の省略に実在人物を用いる手法は深作監督もやっていた。五右衛門が煮えたぎった油(釜ゆで刑は熱湯ではない)に入れられ処刑された時、息子も放りこまれたのは事実(無視されがちな史実)内容はベタである。ゲームである。ゲームとしてプレイすれば大感激の嵐だろう。映像美も超一級だもの。この監督の欠点は「個人の絶望」と「世界の狂気」を同一のように描いているところだと思う。だから人物象が薄いのだ。まさか一人の人間が世界を変えられる、みたいに思ってんじゃないだろうな?(共和制の否定にでもなりかねん)ヌルイぞ、甘いぞ、若造だぞ。深作監督は戦中を生き抜き、世界と人が絶望と狂気に陥る様を体験している。やはりこの差は大きい。好みの問題かもしれんが、この欠点が無くならない限り、私にとってキリヤ監督は映画監督ではない。ゲームクリエイターである。 【果月】さん [地上波(邦画)] 6点(2010-12-06 09:32:48) 12.《ネタバレ》 GOEMONの訴えに深く心を動かされた徳川家康は、この十数年後、お茶々と彼女の息子を大阪城で殺して争いの種をなくし(塚、秀吉に子供しこむ暇あったんかいな?)、さらに彼の子孫は日本を外国から閉ざすことによって300年の平和を築いたのであった。(とすると、その幕府を倒そうとして権力争いをする薩摩、長州、坂本龍馬は悪ですね、GOEMON的世界観からいうと) 塚、権力者自身は自分の権力がゆらぐ権力争いも、他に入れ替わることも絶対望まないんだから、「お前らがつぎつぎ権力争いして入れ替わっていくから戦が起こるんだ!」って言われても「いや、俺にいわれても」って当惑するしかないと思われW。 結構楽しんで見てたんで、最後に関が原に向かって駆け出した時には、こいつ何をするつもりかと唖然としてしまいました。 世の中にいろいろな頭の悪さがありますが、自分が知らないことが一杯あるのを放っておいて、勝手な思い込みでメッセージにまでしてしまうこの紀里谷さんの頭の悪さは一種独特ですね。W ただ、映像監督としての彼の才能は素晴らしい。もう最初の大阪城、大阪の町の風景、 それに何と言っても安土城、そして信長の姿。信長フリークとしていろんな信長を見てきましたけど、これほど六天魔王を完璧にイメージ化できたのは他に見たことがありあません。 それから、キャシャーンの時も思ったけどこの人は、女性を綺麗に撮ることに関しても天才ですね。rhforeverと名乗りながら、むしろ憎しみの対象にすらなることがあったこの数年ですが、本当に久しぶりに広末を見て昔の熱い思いが蘇るくらい綺麗にとってくれました。 キャシャーンの時も思ったけど、本当に紀里谷さんは少なくとも脚本だけは誰か他の人に任したら素晴らしい映画が作れる人だと思います。 広末の美しさ、信長、安土城、その他のCGで充分、7点、8点つけれる映画なんですが、 天下に名高い美女、そのイメージ通りの茶々の子役が………という、信じられないミスキャストで-1点です。(一度だけならそういう失敗も分かるんですけど、何故リトルDJと同じ失敗が繰り返されたのか理解できません。) 平成29年1月15日追記 自分世の中でお金が一番大事であり、お金は幸福の十分条件ではないにせよ必要条件だとかたく信じて生きてきた人間なんですけど、紀里谷さん見るとあまりお金がありすぎるのも良し悪しだなって思わざるを得ません。 本当に非常識で何にもわかってないのに(そりゃ中学校2年で中退wですからね、しょうがない点もありますが、しかし義務教育をなんだと思ってるんだろう、家業が家業だけに法律に対してすごく柔軟ですねw)、おそらく元妻以外の誰もお金の威光に負けて指摘してあげない、だから自尊感情がとことん肥大して、これだけ大々的に自分の無知、非常識加減を晒してしまう、なんか気の毒で。 断捨離実行中の自分的には、どれだけ広末が綺麗でも、あるいはどれだけ信長がかっこよくても、こんな馬っ鹿みたいな映画のために自分の部屋のスペースを割くのは我慢できませんね。さて明日ブックオフでいくらつけてくれるかな、Blu-ray。アマゾンで買い取ってもらえないのが泣ける。 【rhforever】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-07-16 12:12:29) 11.途中まではそこそこ楽しんでいたが、後半になってくると冗長にしか感じなかった。 大沢たかおは良い味出してたな。 【タックスマン4】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-06-07 14:01:51) 10.《ネタバレ》 梟の城にCGをふんだんに使い派手にした映画と言う印象でした。 映像美についてはもはや文句のつけようはありません。 気になるのは最後、五右衛門に関が原の合戦にまで関わらせる必要があったかということ。 秀吉暗殺までで終わらせていたほうがストーリーとしてすっきりしていたように思います。 忍の本分とは闇に乗じて敵の城に忍び込み、暗殺・諜報などすることですが 敵陣を中央突破して大将の首を取れてしまうならそもそも兵隊の存在など不要のように思います。 戦に加わった動機もよくわかりません。 【郭嘉】さん [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 6点(2010-06-07 12:43:01) 9.《ネタバレ》 一つ一つを切り取っても様になる綺麗なCGでした。奥田瑛二の秀吉は微妙でしたがキャストも豪華でよかったです。次回作は是非ハッピーエンドの作品を期待したいです。 【osamurai】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-12-20 21:37:47) 8.作品の冒頭でKIRIYA PICTURESと出てがっかりしてしまいましたが、この作品は良かったです。「CASSHERN」と同じ監督だとはとても思えません!! 【映画】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-10-25 13:37:48) 7.《ネタバレ》 予想以上に面白かったです。有名な登場人物達にそれぞれに味があるし、物語もなかなか面白いし、映像も新鮮(キャシャーン未見ですが)。 ただ、後半ちょっとだれてしまいました。秀吉をあれだけ悪党として描いてたのに、秀吉をやっつけてもなかなか終わらず、意味不明なまでに超人ゴエモン大暴走。最後の最後でやたら仰々しくなってしまって、冷めてしまいました。 あと、ゴリがちょっと暑苦しかった。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-10-24 20:59:40) 6.《ネタバレ》 CGも悪くなく、キャストも豪華。世界観や人物設定も好きでした。途中まではとても良かったのに・・・。才蔵の最後のシーンでさめてしまった。赤ちゃんまで投げ入れるところは実際の五右衛門の最後を元にしているのか?そう考えないと違和感の残るシーンでした。最初の設定で大嘘をついているんだから、最後までエンターテイメントとして仕上げてくれたら良かったのになぁ。 【ラグ】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-10-12 23:47:31) 5.《ネタバレ》 予告編の江口洋介を見て、あまりのハマリ具合に興味をそそられた作品。キャシャーンのときと比べると格段の出来だと思います。ただしアクションシーンはちょっとやり過ぎ感アリ。CGのところと実際に演じている部分のギャップが大きすぎ。もう少しCGの躍動を抑えた方がより自然に見れたのではないでしょうか。また、CGによる背景も、もう一歩と言ったところ。やはり作り物感が多大に感じられたことが残念。それでもあのキャスティングは見事。大沢たかおの死に際のセリフなんて鳥肌もんでした。次回作に是非期待したいと思います。 【Endorphine】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2009-10-12 20:58:22) 4.《ネタバレ》 キリヤについては好印象をもっており、今回も「よく頑張ったな」とは思ったが、お世辞にも「面白かった」とは素直に思えなかった。キリヤワールドを堪能することができてよかったとは思うが、「CASSHERN」ほどの衝撃は感じられない。 “万人向けのエンターテイメント作品”と“メッセージ性ある作品”との両立を目指そうと努力したが、監督の狙い通りには仕上がらなかったというところか。 歴史の改造については、むしろ好意的に感じる。ここまで思い切って脚色を加えることができるのは流石であり、原作や歴史の改造という部分にかけては才能を感じる。 CGアクションについては、かなりの粗さ、安っぽさ、ムチャクチャさがあるが、予算の制約等を考えれば、精緻なものを求めるのは酷な話である。むしろその粗さを利用して、大胆に仕上げており、なかなかの才能を感じる。 メッセージ性に関しては、前作に近い反戦的なものを描きこんでいる。あまり深くは考えなかったが、「争いのない平和な世の中を望むのならば、無関心でいるべきではない」ということだろうか。徳川家康に最後に斬り込んでいった姿からは、そのように感じられた。あれが、GOEMONの戦いであり、運命であり、責務だったのだろう。 豊臣秀吉に関しては、奥田が好演しており、尽きることのない欲求に飢える人間の浅ましさが感じられるようになっているが、“秀吉”以外の無駄に多数登場するキャラクターのほとんどを活かし切れてはいないのが勿体ない。 特に“佐助”がもったいなかったという印象が強い。監督の狙いは痛いほど理解できる。“効果”を相当に発揮できるキャラクターになるはずだったが、完全に空回りしてしまっている。“佐助”の描き方がパーフェクトに仕上がれば、本作のデキも変わっただろう。 本作においては、織田信長を理想化し、秀吉を邪悪化している。戦争を好む秀吉の姿は“争いのない平和”との対比と捉えることはできるが、信長の“理想”があまり見えてこなかった。信長が目指した“平和な世界”をもうちょっと描きこめば、信長と秀吉がいい対比関係になり、観客も理解しやすかったのではないか。 長所も短所もあり、ジャッジしにくい作品であるが、やはりキリヤという映画監督は今の日本においては貴重な存在だ。美的センスには優れており、チャレンジスピリットやパッションにも溢れている。次回作も期待したいところだ。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-06-06 13:12:58)(良:1票) 3.戦国時代だろうがこの監督さんには関係ない。このセンスはある意味貴重かも。人物相関図も年表も滅茶苦茶ですけど、映画は歴史の授業ではないので別に気にしません。何より前作があまりにも訳分かんなかったんで、この作品の出来に、驚く限りです。 【Yoshi】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-05-12 00:30:20) 2.《ネタバレ》 大沢たかおがフェイドアウトするまでは文句なく満点なのですが、 その後の五右衛門があまりにも超人的になりすぎて緊張感0で 面白くなかったです。 キャシャーンなら許せるけど 普通の人間の五右衛門が三国無双かよとツッコミたくなるぐらいに 敵をなぎ倒していくのは興醒めしますね。 まあ、この監督の作品は嫌いじゃないんで次回作も期待しています。 【映画大好きっ子】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-05-02 01:39:00) 1.《ネタバレ》 CMなどを見るにつけ、どうも某○ASSHERNの焼き直しにしか見えなかったものの、実際に鑑賞してみるとなかなか面白い。王道な展開ではあるし、歴史の裏設定については誰もが一度は妄想したような代物ですが、それでも前作のような独りよがりではない方向に軌道を修正して再スタートしている事は素晴らしいと思います。ただ、最後の最後でやはり暴走しだしたのが残念。信長の鎧を纏って戦地を駆けていたのはもう五右衛門ではなく紀里谷監督でした。 【njld】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-05-01 18:38:56)(笑:1票)
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