みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
8.《ネタバレ》 決して面白くない話ではないし、民間人を守ることを最優先した大場大尉は軍人として立派だと思います。(民間人を置き去りにして逃げた関東軍や巻き添えにした沖縄の陸軍と比べるとひとしお) ただ、「奇跡」とか「フォックス」という言葉から連想される内容ではなかったので、少し期待外れだったことはいなめません。 あと、日本側は、発想、行動、実にリアルだったんですけど、アメリカ側の方が、特に司令官が交代してからゆるいというか、異常に美化されてて。収容所に収容されてる民間人が残存兵と接触して薬品を渡すのを黙認するとか、大場大尉の「見事な」作戦や、あるいは両軍の「ぬるい」接触の中での行き違いで結構犠牲者を出してるにも拘わらず、日本軍に対して個人的な敵愾心を示す米兵がまったく現れないとか。 いくらアメリカ人原作とはいえ、あまりにも気をつかって不自然な感じが 【rhforever】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-04-15 11:26:59) 7. 他の方も指摘していますが、「奇跡」という言葉はちょっと表現としては適切でないような気がします。「きれいごと」に過ぎるというのももっともな意見のような気がしました。 【海牛大夫】さん [地上波(邦画)] 6点(2012-08-05 23:15:47) 6.《ネタバレ》 フォックスを演じた竹之内は、感情を抑えたところが役に合ってとても良かった。場面場面での演出も丁寧です。なぜ投降しないか?自分にはそれがひっかかった。もっと掘り下げて欲しかったかな。 【ラグ】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-02-19 01:44:49) 5.《ネタバレ》 史実をベースにしているとのことだが、史実自体は一本の映画にするにはいささか盛り上がりにかけていた印象。日米のキャスト・スタッフにより、両サイドの視点からの進行は新鮮ともいえるが、要は補給もなく、民間人をかかえサイパンの山中で1年半持ちこたえた軍人たちの話、であり、ストーリーに広がりを持たせづらかったと思う。しかしキャストは炎天下、サイパンに残された日本軍を体当たりで演じており、小汚い衣装やメイクなど裏方もいい仕事をしている。敬礼や作法もしっかり考証されているのは高評価。特に竹之内豊は終盤、頬がこけ、別人に見えるほど減量し、役者魂を感じた。それゆえに最後の投降シーンは最大の見せ場だったとも言えるが、実際にあんなに元気に歌いながら行進したのだろうか。しかも軍服もなぜか急に小奇麗になっており、逆に醒めてしまった。 【田吾作】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-09-26 12:29:12) 4.《ネタバレ》 内容がないよう・・・相方も怒り心頭でした・・残念。 【ゆみっきぃ♪】さん [映画館(邦画)] 6点(2011-09-24 20:29:50) 3.《ネタバレ》 大場大尉が頭のいい作戦将校だったのは判った。だが、民間人を置き去りにして、あくまで戦闘行為こそが軍人の本分と考えていたのが、空爆を見て戻って民間人を守るに至った感情の推移がイマイチ分かりにくい。というか、あの時一瞬にして宗旨替えをしたように見える。 あと、面白いっちゃあ、面白いんだけど唐沢の特殊部隊っぽいやつ、日本の軍隊としては型破りすぎて、マンガのようにリアリティに欠ける。大場大尉との関係もあやふや。でも、唐沢自身はよく頑張ったと思う。 将棋の話。あのアメリカの将校は、「日本の将棋は、チェスなどと違って、取った相手方の駒を、こちら側の戦力として使う。だから、「取られる」事を嫌う」と説明するが、この部分が分かりにくい。ましてや上官には絶対に伝わっていないと思う。 多分、アメリカ人は捕虜になった時点で、個人的に「ゲームセット」なんだろう。日本人はその後の生き様を考えてしまう。と言う事だと思うんだが。 その辺の所を、ストーリーに反映していれば、もっと良かったと思う。もっと「捕虜は虐殺されるのか」「虜囚はホントに辱めなのか」とか苦悩してほしい。せっかく、ドアを開けるように出入りしている、収容所の実態もあるのだし。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-08-28 02:13:21) 2.《ネタバレ》 公開時、ちょっと気になっていた映画でしたが、ようやく二番館にて鑑賞。玉砕の島サイパンを日本とアメリカ、軍隊と民間人、様々な視点から描いた戦場の人間ドラマです。 山中に逃れていた民間人に多大な犠牲がでた事を機に、大場大尉に「一人でも多くの敵を倒す」ことから「一人でも多くの命を助ける」という新たな使命感のようなものが生まれるくだりが印象深い。ならば直ちに投降すればその後の犠牲は防げた。しかし当時の日本人にとってそれはそんな簡単な問題ではない。それは投降せよという上官の命令を欲した大場の苦しい胸中からも分かります。 生きて捕虜にならず死ぬまで徹底抗戦という日本軍人としての使命感と、一人でも多くの命を救いたいという、相反する思いの間で苦悩する大場大尉と、民間人の思いと米軍の思いが均等に描かれるので大場大尉の物語としては時間不足の感はあるし、生き残った兵隊と民間人のジャングルの潜伏生活はもっと悲惨なものではなかったかという思いもあります。 本作の大場大尉からは軍人としての凄みは感じないし、当時の日本軍にあった特攻や玉砕や自決といった人命軽視の行動に走る事も無い。もっと戦闘シーンを増やせばもっと凄みがある軍人大場大尉になったのかも知れません。それよりも立場や価値観が異なる大場大尉、民間人、米軍それぞれの一人でも多くの命を救いたいという行動が描かれる。度々登場した、大場大尉、民間人、米軍のそれぞれが関わって命を救われた赤ちゃんの姿からは命の重みが確かに伝わってきます。 【とらや】さん [映画館(邦画)] 6点(2011-07-29 19:22:01) 1.この映画を観て、思っていた内容と違う!と思う人は多いのではないでしょうか。 なぜかと言えば、日本軍側と、アメリカ軍側の描写を同時並行して描いているからです。 争いについての心情が全く正反対の彼らですので「どちらに感情移入すればいいの?」と戸惑う人も多いと思います。 げんに自分は頑固に意思を貫く日本軍側よりも、アメリカ軍側のクリス大尉や仲裁をする「元木さん(阿部サダヲ)」に感情移入してしまい、主人公であるはずの大場大尉にはなかなか共感を得れませんでした。 戦争における人間をヒロイックに描くのではなく、エゴイスティックな者のドラマなのだと思います。 「誇り高き日本人」の姿を観たかった人には、ちょっと肩すかしかもしれません。 【ヒナタカ】さん [映画館(邦画)] 6点(2011-02-21 20:01:52)
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