みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
24.《ネタバレ》 封切り時は、それなりに面白いと思えたが、今みるとしんどい。特に個人的に親の喪主をやった経験からすると、あの映画に描かれていること以上にいろいろと起こる。あんなもんじゃない。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 6点(2019-01-24 16:55:20) 23.《ネタバレ》 病院の定期検診にて健康のお墨付きを貰い、その祝いとばかりに贅沢をして「ロースハム」「アボカド」「鰻」を食す。 主人公の父親は、そんな幸せな瞬間を味わった後に最期を迎えた訳で、この導入部からして、何だか本作の内容が窺えるような気がしましたね。 確かに怖いものやら悲しいものやら色々と含まれているのだけど、根本的には「楽しい」「面白い」「幸せ」といった、前向きな要素の数々で構成されている感じ。 それにしてもまぁ、主人公が不倫相手の女性と、互いに喪服のまま性行為に耽るシーンには、度胆を抜かれました。 妻役が宮本信子である点も含めて、この主人公は明らかに監督の伊丹十三そのものだろうに「えっ? そんな事しちゃって大丈夫なの?」と、観ているコチラがドキドキしてしまったくらい。 勿論、やっている事は単なる不貞行為なのだから、嫌悪感を抱いていてもおかしくないシーンだったのですが、衝撃が大きかったゆえか、余り拒否反応は出て来なくて、不思議な感覚でしたね。 下品かつ失礼な表現で申し訳ないのですが「女優さんのお尻、あんまり綺麗じゃないなぁ……」という考えが、薄ぼんやりと浮かんできて、その後は気が付けば画面に釘付けになっていました。 夫の不倫なんて全部承知の上よと言わんばかりの表情で、妻が丸太式のブランコを漕いでいる姿なんかも、実に印象深い。 何やら恐ろしげな演出だったのですが、何となく自分には「夫の情けない行いを止める事が出来ない女の弱さ、滑稽さ」のようなものを感じてしまい、怖い顔をしているはずの彼女が、哀れに思えたりもしましたね。 そんな場面を経ているにも拘らず、終盤にて「大丈夫よ、貴方」「貴方、何時だって上手くいくんだから」と夫を励ましてくれたりもするのだから(良い嫁さんだなぁ)と、しみじみ感心。 ここの台詞は「初監督作品」への不安を抱えた伊丹監督自身に対しての言葉でもあるのでしょうね。 不倫問題が悲劇的な結末に繋がらなかった事にはホッとする一方で、放ったらかしな扱いには、居心地の悪さも覚えたのですが、きっとこのシーンにおける妻の優しい態度こそが「それでも貴方を愛して、夫婦として支え続けてあげる」というメッセージ、彼女なりの「許し」の証なのでは……と、推測する次第。 ちょっと男にとって都合が良過ぎる考えですが、どうも伊丹映画におけるヒロイン=宮本信子って、こういう「アンタにとって都合の良い女でいてあげるよ」的な優しさを漂わせているもんだから、ついつい、それに甘えたくなってしまいます。 火葬場にて、職員の人から「死体が生き返ったりしないか心配になる」「赤ちゃんの死体は骨まで燃やし尽くさないよう、弱めの火で、静かに焼いてやらないといけない」という話を聞かされる件なんて、さながら社会科見学のよう。 作法なども含め、恐らくは監督としても意図的に「お葬式の教材ビデオ」めいた側面を持たせているとは思うのですが、自分としては少し苦手に感じたというか(そういうのは、ちゃんと他で勉強するよ)なんて気持ちに襲われたりもして、残念でしたね。 同監督の作品なら「ミンボーの女」における「ヤクザのあしらい方講座」などは、同じ教材ビデオのようでも、ちゃんと観ている限りでも痛快で面白かったのですが、デビュー作である本作に関しては、そういった娯楽的観点のようなものが、まだ充分に育まれていないように思えました。 そんな中でも、香典が風に舞って、人々が慌てて拾い集める事になるシーンのユーモラスさ。 最後の最後に、故人の妻が感動的な挨拶をして、綺麗に締める辺りの手腕などは、流石といった感じ。 自分の場合は、事前に伊丹監督の後年の作を観賞済みであった為、どうしてもそれらと比較し「未熟さ」「稚拙さ」の方を感じ取ってしまったみたいですが、もしも、この映画が「伊丹映画初体験」であったなら (デビュー作で、これだけのモノを撮るだなんて、凄い!) と、もっと興奮し、感動出来たかも知れませんね。 非常に惜しまれる映画でありました。 【ゆき】さん [DVD(邦画)] 6点(2016-10-07 05:34:42) 22.《ネタバレ》 あいさつせずに済んで助かったなあ~ほんと。 【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-06-13 22:16:18) 21.《ネタバレ》 あーあるある。 と言うとネタバレになる。もの凄い仕掛けだと思う。 【黒猫クック】さん [地上波(邦画)] 6点(2013-04-30 04:09:25) 20.非常に演出、脚本ともに意欲的な映画。葬式という一連のイベントを、複雑な人間関係を瞬間瞬間に垣間見せながら描ききる。なんともいえない人間くささと不条理な雰囲気は後の伊丹作品を思わせる。 【Balrog】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-10-01 23:59:08) 19.《ネタバレ》 葬式を出した経験がある人なら、「そうそう、そうなんだよ」と共感できる点が多かったと思います。いかにもありそうなエピソードを、無理に笑いに走らず、淡々と描いたところが良かったです。そういう意味で高瀬春奈は余計でした。 【ramo】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-03-04 22:10:22) 18.当時は斬新だったと思うんですよ。私も子供ながら面白かったという記憶があります。 昔も今も変わらぬお葬式のしきたり。でも、昨日「山田洋二が選んだ100本」という番組で放送されたのを観て…邦画が洋画に追い越せない決定的な面、それは邦画のほとんどが鮮度が落ちやすいということです。観賞して疲れが残りました。でも、棺桶の置く向きをひたすら悩んでいるオジンと木陰でのエッチは刺激が残ってました。 【クロエ】さん [地上波(邦画)] 6点(2011-12-05 20:52:05) 17.外国人がこの作品を観ても、どこが面白いのかわからないと思うけど、 日本の葬式に関わったことがある人なら、つい見入ってしまうに違いない。 知っていそうで知らない葬式のノウハウ、不思議な決まり事。 そこに集まった人達から垣間見える性格や人間性。とにかく目のつけ所が素晴らしい。 一見暗くなりがちな内容にコメディー色を加え、演出も最後まで飽きさせない工夫が窺える。 配役もアイドル俳優が出演しておらず、いわゆる"役者"と呼べるような人ばかりなので 安心して鑑賞できるはず。総体的に、監督のセンスの良さを感じさせてくれる作品。 ちなみに個人的に一番印象に残っている場面は、葬式のシーンより高瀬春奈の脇毛だった。 【MAHITO】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2011-09-24 07:23:01)(良:1票) 16.《ネタバレ》 独特の視点と洞察力で描く伊丹十三監督の記念すべき第1作。「葬式」という人生の中でも最も暗い一場面を、ドタバタ喜劇として描くところが斬新。かといって面白いかどうかは微妙なところ。主人公の付き人が葬式の裏舞台をモノクロフィルムに撮って、「G線上のアリア」をバックに映し出されるシーンは、ほのぼのしていてとてもお気に入りである。 【きーとん】さん [地上波(邦画)] 6点(2010-09-18 16:39:15) 15.《ネタバレ》 お葬式を良くも悪くもユーモアたっぷりで描いた作品かな。滅多にないお葬式を知るにはいいかもしれませんが、愛人とのHシーンが目立ち過ぎかな…( ̄~ ̄;) 【うさぎ大福】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-07-04 22:15:34) 14.面白かった。決して高い評価ではないけれど、海外のスペクタクル映画などに出演した経験もある伊丹十三のほのぼのとしたホーム・ドラマで一度は見てみるといい作品。宮元信子は専業主婦から俳優稼業に復帰したばかりだと思いますが、後年のキャリア・ウーマン・シリーズとは異なって演技が固い感じがするけれど、それも悪くはないです。 【かわまり】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2007-04-04 05:28:59) 13.これはこれは、お葬式。実はお葬式というのは滅多に集まらない親戚同士が集まり、ドンちゃん騒ぎができるから意外と悪くない。みたいなメッセージを感じたような気がします。悲しい出来事を明るく描く。しかし、あの汚いオケツを見せられたらやる気も失せます。致し方ない評価です。 【ボビー】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-06-19 00:03:20)(笑:1票) 12.伊丹十三監督作品を観るのはこれが初めてだったんですけど、何つうか、「ねちょっ」とした作風ですね(笑)。この作品が公開当時大ヒットしたってのも、今からすると良く分からないんだけど、独特の日本人の捉え方(大滝秀治演ずる、嫌~な親戚の叔父さんとか、空気の読めない通夜の客の描き方など)が新しかったのかな。ひょっとして、伊丹監督がそういう視点を持ち得たのって、若い頃ハリウッドで俳優やってて、「外から日本を見る目」があったのかなーと、ちょっと思いました。それと高瀬春奈のお尻の件ですが、僕はも少しピンと張ってる方が好みです。 【ぐるぐる】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-06-16 20:28:28) 11.《ネタバレ》 観る前からあまり乗り気ではなかったのですが…、何せタイトルが「お葬式」って暗すぎる!内容は杞憂していた通り如何にも日本人らしいジメジメしたブラックコメディで、最初はギャグも薄ら寒いとしか思えなかったのですが、観ていく内にだんだんそのナンセンスがこの映画の魅力だと分かってきて後半以降は逆に心地良く感じられました。特に中盤のサイレントシーンとお通夜の客を必死に帰そうとするシーンが好きです。突如挿入される山崎努と高瀬春奈の絡みは気色悪い以外の何者でもありませんでしたが…。唯一嬉しい誤算は住職役の笠智衆の登場でしょうか。御前様、柴又から出張して来たのですか?まあいつか自分も身内の葬式を出す時の為に、予備知識として観ておいて損は無い一本じゃないでしょうか。 【かんたーた】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-12-29 14:33:55) 10.伊丹十三監督デビュー作のこの作品、狙いは非常に面白いし、発想もユニークなのにいまひとつの印象しか残らないのは何故でしょう?俳優陣の演技も脚本も悪くないのに、シニカルな部分とそうでない部分のバランスが悪く感じられる。もう少しでかなりの傑作になっていたと思うだげに残念でならない。それでもそれなりに楽しめたので6点です。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-09-18 09:49:15) 9.未着手のジャンルに挑んだ点では興味を惹きました。 俳優人の個性的な演技も良かったです。 しかし、如何せんこういう事あるある系の話で繋いでいるので1度見てしまうとおしまいな気がします。かなり実験的要素の大きい作品。当時話題としては大成功を収めましたが、この事がかえってこの奇抜で未着手なジャンルを選ぶ手法をパターンで繰り返してしまうきっかけとなったと思います。良かったのか悪かったのか...。 【森のpoohさん】さん 6点(2005-02-07 20:03:25) 8.葬式を映画にしてしまう事、細かいところの着眼点はすごいですが、エロシーンはいかがなものかと。エロシーンのインパクトが強くて、笑えるシーンが死んじゃってます。 【けっけ(硝子の心を持つ少年)】さん 6点(2004-05-13 01:55:41) 7.このあたりから伊丹の快進撃が始まるんですね。葬式で一本映画を撮っちゃうなんてすごい発想です。 【ロイ・ニアリー】さん 6点(2003-12-12 11:38:48) 6.伊丹監督の作品は、結構勉強になる。 【ロカホリ】さん 6点(2003-10-19 13:59:38) 5.お葬式が主題の映画って珍しいですよね?(韓国のを1本見た、「祝祭」だっけ??)どちらが先か分からないけど、発想が新鮮なところを買います。人の「死」という厳粛なシーンなのに、やたら事務的にコトが進んでいく、という風になっているのをシニカルに見せたかったんでしょう。 【キリコ】さん 6点(2003-05-18 17:57:39)
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